2011年06月05日
つらい立場

午後からSOUND ARTSにてレコーディング1曲。編曲は澤近泰輔氏。tassiはBOUZOUKI、TZOURAS、OUDでダビング作業。
編曲というのはクライアントの要望に加え、自分の持っているイメージに沿って音を積み重ねていく作業である。これが新曲の場合なら白紙のキャンバスに絵の具を載せていけばよい。しかしカバー、それも過去に大ヒットした曲をリアレンジするというのは、編曲者としてどんな気持ちなんだろう。
すでに描かれた絵の具をまず全て剥がしデッサンの状態に戻し、そこから肉付けしていくことになる。いやでもオリジナルと比較されるわけだから、その苦労は察する以上のものがあると思う。
旧友でもある澤近氏のアレンジに少しでも力を貸せないかと、特徴のある民族楽器を選んでイントロに華を添えた、つもりである。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm