2011年05月24日

那智の大瀧の前

216d5c69.jpg5月22日

谷村新司「ココロの学校」コンサートのために三重県にある熊野那智大社まで。

早朝に羽田から南紀白浜まで飛行機移動である。南紀白浜は昨年末にTBSの番組収録で行ったので、何となく様子は分かっている。空港から走ること約3時間、ようやく目的地の熊野那智大社近くの大瀧に到着する。山の中である、そして雨もパラついている。ようやく雨が上がったところだとか。辺りの湿度は相当高い。おまけに滝を背中に演奏するのでそりゃあ条件としてはあまりよろしくない。ま、そこは数々の修羅場をくぐり抜けてきたtassiなので、この程度のことでは驚かない。

今回はヴァイオリンの土屋さんと二人でのサポート。参拝客のいる中での公開リハーサルなのであっさりと済ませるかと思いきや、念入りにチェックを始め3曲を除いてほぼ通すこととなる。昨日とは大違いだ。リハーサルを終えてみると、譜面が湿気でシナシナになり、ドッシリと手に感じるほどの重さになった。これは楽器にも良くない。持って来たギターは「LOWDEN O-38」、野外向きの楽器じゃないよね。それよりヴァイオリンの方が大変だ。ギターに比べ桁が二つは違うからね。

リハーサルは雨よけのテントの中で行われたが、本番は天気が回復したという理由でテントは外された。当然モニターの聞こえ方が違ってくる。全ての音が遠い。思わず演奏する手にも力が入ってしまう。そして湿気は相変わらずだ。だんだんと弦は死にかけ、吸湿のせいか楽器の鳴りも芳しくない。元々鳴らないCOLE CLARKだったら良かったのになあ。

まあそれでもコンサート自体はとても良く、大自然の森の中そして滝をバックにしての演奏はなかなか有意義な経験であった。


CASIO EX-FH100


fukasawaman409 at 00:12│Comments(0)TrackBack(0)work 

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