2011年04月05日

リュートのために爪を切る

834cbabe.jpg4月2日

午後高樹町近くの制作会社にてCM録音。tassiはアコギでダビング作業。

前日夜中に電話があり、そういうことでひとつと言われ二つ返事で引き受ける。人格を変えアコギのアルペジオをダブルで録る。録音自体は10分程度で終わってしまった。

その後銀座に移動しONKIOにて井上靖原作映画の劇伴録音。音楽は富貴晴美氏。tassiはリュート、ガット、マンドリンでダビング作業。

本日はリュートがメインなので爪を短く切ってレコーディングに臨む。短く切るといっても本当にスッパリ切ってしまうとギターが弾けなくなるから、ギリギリのところまで譲歩しての参戦だ。それでも爪が微妙に当たるので気になるところではある。

書かれた譜面は音域も広く一回で弾くのは無理と判断し、伴奏とメロディーを別録りにするのはどうかと提案する。tassiがいつもギターバージョンを録っているような手法だ。本来リュートはクラシック・ギターのように一本で曲を弾く楽器だが、それは伝統的なリュート曲なら可能である。劇伴録音ともなると作曲家の意図やもろもろの事情があるので、弾き手の都合で変更できないことが多い。

キーの違う曲があったり音域が広かったりで、結局リュート2本体勢でそれぞれチューニングを変え何とか録音を終えた。今月の難関がまず一つクリアできた。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

fukasawaman409 at 00:50│Comments(0)TrackBack(0)work 

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