2010年07月10日
ATM450

このところいろいろとチェックしているテクニカのマイクだが、「ATM450」という廉価なモデル、これがナカナカどうしてイイのだ。レコーディングで使おうとすると、もっと他にも選択肢が沢山あるが、ライヴでの用途を考えると結構使えるかも。
ライヴの場合他の楽器のカブリがあるから、どうしてもオンマイクにならざるを得ない。通常オンマイクで録ると低域が強調される結果となる。普通はEQで低域をカットすることになるのだが、この「ATM450」はギターにかなり近づけても低域がブーミーにならず、まさにライヴのためのマイクと言ってもイイだろう。ただセッティングがNEUMANN KM56のようなスタイルなので、AKG C451やNEUMANN KM84に慣れた人にはちょっと戸惑うかもしれない。
さて肝心なサウンドだが、色気はないがスッキリしていて気持ちよい。テクニカのマイク全体的に言えることだが、色付けがないナチュラルなサウンドそのものである。そこが人によってはモノ足らないと感じるところなのかもしれないが。細身だしライヴ用に一本用意しておきたいマイクだなあ。もちろん14日の石川鷹彦ライヴにも良い仕事をしてもらうつもりである。
CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM