2010年05月09日
無駄なコスト計算

自宅にて午後から来週の撮影打ち合わせ。その後特注ロングネック・ウクレレの弦を届けるために、練馬の夢弦堂ギター工房まで。
ウクレレはほぼ90パーセント完成しており、あとは弦の選択と細かい調整だけが残っている。手元にある「シーガーエース/釣り糸」を夢弦堂に持ち込み何度かトライしたところ、一番テンション感がピッタリ来る組み合わせを見つける。
シーガーエースに限らず釣り糸の太さ(号)への疑問がフツフツと沸いてくる。8号の次が9号ではなく10号というのはいったいどういうワケだ。ミリでいうと8号(0.470mm)、10号(0.520mm)となるのだが、弦として欲しいのは0.5mm位の太さなのだ。きっと9号がそれに相当するのだろうと上州屋に問い合わせてみると、「9号?そんなのは存在しませんよ(あんたトーシロだね)」と当然のごとく言われてしまった。まあ釣り糸を楽器の弦に使おうなんていう人はほとんどいないから、しょうがないのかもしれないね。
釣り糸は一巻き60メートルという単位で売られている。ウクレレに70センチ使うとして、釣り糸一巻きで85本取れる。ウクレレ弦に使うと考えて単価計算をしてみた。すると1セットあたり「100円」を切る価格になるではないか。これじゃあ楽器店でセットのウクレレ弦なんか買えないなあ。
しかしウクレレの弦なんてそう頻繁には交換しない。良くて年に一回だろうか。釣り糸を使えば85年分の弦が手に入るわけだ。孫の代まで使えるってことだが、交換しなければムダになってしまう。いったい安いんだか高いんだか....
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm