2008年01月21日
Agfa XRG 100

スキャナーによるフィルムの取り込みは手間がかかるが、また新たな発見の場でもある。フィルムによる味わいの深さを実感することとなった。
フィルムメーカーの「Agfa」が倒産して数年経つが、未だに人気が絶えないそうだ。というより、もう無くなってしまうのであるうちに買い占めておけ、という人が増えているのかもしれない。かく言うtassiも「Agfa ULTRA 100」をまとめ買いした一人だ。
スキャニングして分かったのは、1992年の時は「Agfa XRG 100」というフィルムで撮っていたことだ。それほど写真に興味もなく、お手軽なコンパクトカメラ1つぶら下げての旅だったので、当然フィルムなんかにこだわることなく、たぶんヨドバシあたりで安くまとめ買いしたんだろう。ナンでそんなフィルム持っていくんだ、フジにすればいいのに。そんなカメラマンの友人のひとことが今も思い出される。
せっかくの旅行だから、もう少し高いフィルムにしておけば良かったかな。その時はそんな風に少し気になってはいたが、今回取り込みを終わってみて、結論として「Agfa」で大正解だった。記憶色というかちょっと彩度の高いこの発色は、再び旅への意欲を駆り立ててくれる。
そろそろ冷蔵庫の中に眠っている「Agfa ULTRA 100」を出してきて、カメラに詰めてみようか。
Agfa XRG 100 / EPSON GT-X900