2007年09月24日
Merrill OM28

大阪から戻り、幸運なことに自宅近くのサウンド・アライブにてレコーディング。前回同様「辛島美登里」さんのレコーディングで、編曲はやはり佐藤準氏。tassiはアコギとF.マンドリンで参加だ。
今回アコギはGIBSON SJとMerrill OM28の二本立て。他の楽器もいくつか持っていきたいが、どうしても限りがあるので諦めることになる。スタジオワークは時間との戦いだから、限られた時間内でベストを尽くさねばならない。楽器の音色決定作業にそれほど時間を割けないというのが現実である。バブルの頃はドラムの音決めだけに何時間も費やしたと聞くが、今やそんなことは夢のまた夢であろう。
そういった理由からtassiは、マイクを普通にセッティングし、スーッとフェーダーを上げた時に「そのままで使える音」に録れる楽器しかスタジオには持っていかない。いくらナマ音がゴージャスで気持ちよくても、録り音が使えなければ(悪いという意味ではないよ)道具として成り立たないのである。時間さえ許すならマイクアレンジや機材の選択で、理想の音造りはいかようにもなるが、そういうトライは自分の作品を作る時に残しておこうと考えている。
アライブの後西麻布にあるOnAir麻布AstにてCM録音。音楽は中川俊郎氏。ここではMerrill OM28を2回ダビング。繊細で倍音豊かなサウンドを求められたので、GIBSON SJではちょっと役不足だったのだ。
ここのところちょっとオーバーワーク気味。時刻表を眺めながら自由に旅することを夢見る毎日かな。
CONTAX RX Distagon 28mm