2006年12月11日
AKG THE TUBE のサウンドを再確認

正午から青山ビクター301stにて、来春NHKで放送予定のアニメ「風の少女エミリー」の劇伴を録る。作曲は宮川彬良氏。
tassiはアコギ、ガットで参加。ストリングスや管楽器が入る大編成で、休憩を挟んで7時間ほどの長丁場のセッションだった。宮川氏の指示はいつも音楽的で前向き。凄腕のミュージシャンたちの演奏もさらに磨きがかかり、より音楽的にすばらしいモノになっていく様を見ているのは、参加者とはいえある種感動的だ。
ちょっとオンマイク気味だったが、「AKG THE TUBE」のサウンドもなかなかヨカッタ。普段は余り使わないマイクだが、本日はエンジニアの三浦氏がゼヒということでの登場となった。ガツ〜ンと弾くようなアコギのストロークよりも、ガットのメロ弾きのような繊細なサウンドに良い印象を持った。
その後代々木にあるワンダーステーションで、セルビア映画「Charleston & Vendetta」の劇伴録音。作曲は梅林茂氏。早めに着くとビクターでも一緒だったトロンボーンの中川英二郎氏、そしてパーカッションの梯郁夫氏とピアノの山田武彦氏がなにやら危ないセッションの真っ最中。
1時間ほどの待ち時間の後tassiの出番。多重録音でOUD , BOUZOUKI , PORTUGAL GUITARを重ねる。規定の曲は1曲だけだったが、追加で先ほどの危ないセッション曲にも参加せよとの命が下り、譜面ナシ状態でガットギターの無国籍インチキなスパニッシュ風。こういうのはたいていテイクワンが良いとされているので、細かいところには目をつぶってもらいOKをいただく。
OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm