2018年10月

2018年10月25日

あこがれの高層マンション

cd52d6c6.jpg8月21日

夕方から作曲家末廣健一郎氏のプライベート・スタジオでアニメの劇伴録音。tassiはアイリッシュ・ブズーキ、リュート、バラライカでダビング作業。

初めて行くスタジオの時は、一応事前にGoogla Mapで調べることにしている。ナニナニ、これはいつもtassiが裏道として使っている、路沿いのマンションではないか。ってことで無事到着すると、既にアシスタントの方の出迎えがあった。マンションの高層階まで台車を転がし、着いたところはロケーションの素晴らしい部屋だった。夜はここでワインなどを飲みたいものだ。全然仕事モードにならない。

と言ってても始まらないのでスイッチを切り替える。本日はほぼ書き譜の譜面で音の指定があるが、楽器の運指上無理があるところは相談の上、部分録りさせてもらうことにした。アナログマルチテープ時代では考えられないねえ。

リュート曲は16〜17世紀の時代を想起させるそれらしい曲で、とても印象に残った。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA


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2018年10月22日

エフェクティブ・リュート

d1b7d653.jpg8月20日

午後S.CITY ANNEXにてアニメの劇伴録音。音楽は林ゆうき氏。tassiはバンジョー、マンドリン、リュートでダビング作業。

アイリッシュハープの方と入れ替えにtassiのダビングが始まる。ということはアイリッシュっぽい曲がアルってことか….?思い返しても記憶が定かではない。

リュートはミステリータッチの曲で使われ、アコーディオンとの掛け合いでフィルインするという内容だ。なのであまりリュートっぽくはないと思う。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2018年10月18日

日本での使い方

0ea5ac58.jpg8月18日

午後からS.INNにてレコーディング1曲、編曲は若草恵氏。tassiはポルトガル・ギターで参加。

いわゆる歌謡曲の中でポルトガル・ギターが登場するのはそれほど多くはないと思う。もちろんファドを演奏するのではないが、哀愁のある音色が曲調にマッチするということなのだろう。

本日もその例に漏れず、イントロ、間奏、エンディングでその音色を披露できたと思う。まさかポルトガル本国で、こんな使い方をされているとは思いもよらぬ事だろう。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA


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2018年10月14日

まったく記憶にありまへん

7750a04a.jpg8月15日

午前中にSONYにてCM録音。音楽は酒井義久氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

スタジオに到着するとプロデュ−サーから「今日は10分で終わるからね」とのアリガタイお言葉を頂く。レコーディングが始まると、本当にアッという間に終わってしまった。一瞬の出来事だったので何を弾いたのか、未だに思い出せない。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2018年10月10日

もう満載で何も載りません

d534dea2.jpg8月14日

午後ラボレコーダーズにてCM録音。音楽は平沢敦士氏。tassiはアコギ、アイリッシュ・ブズーキ、マンドリンでダビング作業。

tassiはその昔マンドリンはフラット、ブズーキはギリシャしか持っていなかった。しかしいろいろと要求される事が多くなり、ラウンド・マンドリンやアイリッシュ・ブズーキを手に入れるに至った。ラウンド・マンドリンはベルギーの首都ブリュッセルの楽器屋で偶然見つけて買ってきた。

アイリッシュ・ブズーキはイギリスの製作家に直接連絡を取って手に入れた。当時はインターネットの黎明期だったので連絡はメールではなく、何と!ファックスでやりとりしていたのだ。あれから20年以上が経つ。今では信じられないなあ。

夜S.CITY ANNEXにてアニメの劇伴録音。音楽は若林タカツグ氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、マンドリン、ドブロ、サズ、エレキシタールでダビング作業。

今回は楽器が多く、車も満載状態である。これだけの数があるとチューニングも一苦労だ。20分は掛かるだろう。なのであらかじめ自宅でチューニングしておく。この日は曲数が多く、どう考えても時間内には終わりそうにない。なので優先順位を決めてそれにしたがってテキパキと作業を進めることとなった。何曲かは録りこぼしたがまあこれは仕方ないだろう。

レコーディングを終え外に出ると、東京タワーの夜景がとても綺麗だった。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA


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2018年10月06日

ナポリ・マンドリン

0e2358e7.jpg8月7日

夕方VICTORにてレコーディング2曲。編曲は羽毛田丈史氏。tassiはガット、マンドリンでダビング作業。

ほんの一週間前にも同じスタジオで羽毛田氏のレコーディングだった。連続するというのは最近では珍しいことである。本日はヴォーカルグループの新しいアルバムの中の2曲「帰れソレントへ」と「アマポーラ」に参加だ。

イタリアものと来ればもちろんマンドリンはラウンドに限る。tassiのラウンド・マンドリンはナポリ製だから、なおさら好都合ってことだね。


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2018年10月03日

ヘルシンキよもう一度

8ea5949a.jpg8月1日

昼からVICTORにて映画の劇伴録音。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはガット、バンドリン、マンドリンでダビング作業。

ストリングスの皆さんと入れ替えでtassiのダビングとなる。スタジオから出てきたメンバーとすれ違ってビックリ。藤堂君と森本君がいるではないか。昨日同様さだメンバーに遭遇するとは、偶然とはいえ嬉しいものだ。

映画の劇伴と聞いていたので、さぞかし大量の譜面が用意されているのだろうと思ったら、何と2曲だけであった。それも劇伴らしくない尺の長い曲だった。まずガットで全体にリズムを刻む。刻むといってもつま弾くわけだが。さらにバンドリンでリズムに色を添える。最後にラウンド・マンドリンで部分的にフレーズをちりばめるという段取りだ。

カンテレの弦を探しにヘルシンキを旅したのはいつだったか….。4月下旬だったが北欧は寒く、そのくせ日差しが刺すように強かった記憶が残っている。結局カンテレの弦は見つからず、残念な結果に終わってしまったが、キリッとした空気の中に身を置けたことは収穫だった。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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