2017年11月

2017年11月22日

あさじゅう

c78c6616.jpg10月22日

早朝からサウンド・インにてレコーディング1曲。編曲は若草恵氏。tassiはアコギで参加。

音楽業界における早朝というのは、一般社会とはかなりかけ離れている。ふつう早朝と聞くと5時や6時を想像するだろうが、実はなんのことはない午前10時なのだ。業界用語では「朝十/あさじゅう」と呼ばれる。単に朝十時を短くしただけのことだが。明け方までのセッションがあったりするから、朝10時というのはこの業界では早朝の部類に入るのだろう。

セッティングを含めると9時にはスタジオに入っていなければならない。ということは8時頃に家を出るわけだ。世の中はまだ朝の渋滞中で、おまけに通学路は時間で通れない。つまり裏道が使えないので余計に時間が掛かるのだ。

9時にスタジオに着くと既にエレキギターの角田氏はもうセッティング済みだ。機材が多いから当然なんだろうが、それにしてもいったい何時に家を出てきたのだろう……。当然まだ譜面は届いていない。しばらくするとbが7つも付いているマスターリズム譜がやってきた。ざっと見渡すと書き譜のフレーズはないようだ。迷わず4カポEmでプレイした。


SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA


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2017年11月16日

チューニングは家でやってこい

1347aa4c.jpg10月14日

夜VICTORにて劇伴録音。音楽は浜口史郎氏。tassiはアコギ、ガット、ドブロ、ブズーキ、マンドリンでダビング作業。

本日は久しぶりに楽器の種類が多い日だ。あらかじめ劇伴録音そしてダビングと分かっているので、事前に楽器のチューニングは自宅で事前に済ませていく。というのは個別ダビング方式だと前のプレーヤーがまだスタジオの中で演奏中のことがある。なので早く着いてもセッティングはおろかチューニングすら出来ないからだ。スタジオにセッティングしてからのチューニングは、楽器が多いとそれだけで時間がかってしまうからねえ。本日はタイミング良くスタジオに入れたのでチューニングの時間が短縮でき、早めに録音に取りかかることが出来た。

譜面を見ると指定の楽器以外は「GUITAR」としか書いていない。それでも民族系のエッセンスが欲しいということで、3度ヌキのバッキングにはアイリッシュ・ブズーキを提案し見事に採用された。また音域の離れたコンビネーションはアコギとマンドリンとの組み合わせで完成させた。ただ念のために持ってきたデルベッキオ(Del Vecchio)のリゾネーターは残念ながら採用されず、当初の指定通りDOBROでスライドプレイ。


SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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