2011年12月
2011年12月31日
67が死んだ
12月29日
暮れも押し迫って29日の夕方、SOUND CITYにてドラマ「早海さんと呼ばれる日」の劇伴録音。音楽は仲西匡氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。
本日曲数はそれほど多くなく年の瀬にはありがたい。まずGIBSON SJでガッツリとストローク。次にMerrill OM28でメロディーを弾く。それぞれ楽器の特質を生かしたチョイスだ。これが逆だと成り立たない、まあ厳密にいえばのハナシだが。
最後にガットギターのバッキングとメロディーという、いつもやるようなギターバージョンのレコーディング。まずはバッキングからだ。メロディーの音域が低いで、メロディーにぶつからないように考えながらアルベジオの音を選ぶ。
バッキングトラックが完成した後、次にメロディーをダビングする。気持ちを込めニュアンスを出しながら弾くわけだが、なかなか一発では決まらない。こういう事が初見でバッチリ出来るようになるにはあと何年かかるんだろうか....。
てなことを考えていたら突然U67の調子が悪くなり、いろいろ対処したあげく別のU67にマイクチェンジとなる。当然音色が変わるので、メロディーは最初からやり直しだ。tassiとしてはもう一回チャレンジできるのでありがたいが、スタジオスタッフは平身低頭だった。
今年のスタジオワークは今日が最後だ。大晦日は大阪でカウントダウンコンサート。年が明けたら東京に戻ることとなる。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
暮れも押し迫って29日の夕方、SOUND CITYにてドラマ「早海さんと呼ばれる日」の劇伴録音。音楽は仲西匡氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。
本日曲数はそれほど多くなく年の瀬にはありがたい。まずGIBSON SJでガッツリとストローク。次にMerrill OM28でメロディーを弾く。それぞれ楽器の特質を生かしたチョイスだ。これが逆だと成り立たない、まあ厳密にいえばのハナシだが。
最後にガットギターのバッキングとメロディーという、いつもやるようなギターバージョンのレコーディング。まずはバッキングからだ。メロディーの音域が低いで、メロディーにぶつからないように考えながらアルベジオの音を選ぶ。
バッキングトラックが完成した後、次にメロディーをダビングする。気持ちを込めニュアンスを出しながら弾くわけだが、なかなか一発では決まらない。こういう事が初見でバッチリ出来るようになるにはあと何年かかるんだろうか....。
てなことを考えていたら突然U67の調子が悪くなり、いろいろ対処したあげく別のU67にマイクチェンジとなる。当然音色が変わるので、メロディーは最初からやり直しだ。tassiとしてはもう一回チャレンジできるのでありがたいが、スタジオスタッフは平身低頭だった。
今年のスタジオワークは今日が最後だ。大晦日は大阪でカウントダウンコンサート。年が明けたら東京に戻ることとなる。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2011年12月30日
2011年12月27日
行ってみたいなカンテレの故郷
12月26日
午後から最近いろいろと噂の飛び交っている一口坂stにてドラマ「最高の人生の終わり方」の劇伴録音。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、バンドリン、アイリッシュブズーキでダビング作業。
tassiの前に録音しているストリングの時間が延びたため、ひたすら待つことになる。昼飯、休憩、譜面のあたりなどを一通りやりようやく出番が来る。ショーロ風サウンドやアメリカンな曲など羽毛田氏独特のサウンドをひたすらプレイでサポートする。終わってみれば次のスタジオに間に合うかどうかの微妙な時刻。
自宅へとって返し次のセッションで使うカンテレを積み込み、年末で大渋滞の六本木のど真ん中にあるサンライズスタジオまでひた走る。やくざ風な白のベントレーの前に一時停車、そして楽器を搬入する。なんでこんなところにスタジオを作ったの....と言わんばかりの場所だ。年末の酔っぱらい、ホスト系や呼び込みの兄ちゃん、ケバイ姉ちゃんたちのいる中での楽器搬入は明らかに場違いだなあ。
音楽は吉川慶氏。一曲目はいつものようにカンテレ曲。深呼吸をして指先に神経を集中しタッチに全身全霊を傾ける。そうはいってもタッチのコントロールは難しい。カンテレの魅力を分かっている作曲家ってそういない、うれしいね。
CANON EOS 5D Mark 2 / EF70-200mm F4 IS USM
午後から最近いろいろと噂の飛び交っている一口坂stにてドラマ「最高の人生の終わり方」の劇伴録音。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、バンドリン、アイリッシュブズーキでダビング作業。
tassiの前に録音しているストリングの時間が延びたため、ひたすら待つことになる。昼飯、休憩、譜面のあたりなどを一通りやりようやく出番が来る。ショーロ風サウンドやアメリカンな曲など羽毛田氏独特のサウンドをひたすらプレイでサポートする。終わってみれば次のスタジオに間に合うかどうかの微妙な時刻。
自宅へとって返し次のセッションで使うカンテレを積み込み、年末で大渋滞の六本木のど真ん中にあるサンライズスタジオまでひた走る。やくざ風な白のベントレーの前に一時停車、そして楽器を搬入する。なんでこんなところにスタジオを作ったの....と言わんばかりの場所だ。年末の酔っぱらい、ホスト系や呼び込みの兄ちゃん、ケバイ姉ちゃんたちのいる中での楽器搬入は明らかに場違いだなあ。
音楽は吉川慶氏。一曲目はいつものようにカンテレ曲。深呼吸をして指先に神経を集中しタッチに全身全霊を傾ける。そうはいってもタッチのコントロールは難しい。カンテレの魅力を分かっている作曲家ってそういない、うれしいね。
CANON EOS 5D Mark 2 / EF70-200mm F4 IS USM
2011年12月20日
本当の業種
12月11日
午後からSOUND INNにてレコーディング2曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはBOUZOUKI , IRISH BOUZOUKI , SAZ , TZOURASで参加。
とりあえず最大限変わった楽器を持ってきてとのことだったので、車に満載状態で自宅を出発する。ルームミラー越しに後ろを見ることができないほどだ。スタジオに着いても台車一回では運べず、何度も駐車場を往復する。
いつものように作戦会議で楽器の配置を細かく決め、(この作業を最初にやらないと段取りが悪く、時間がかかってしまうのだ)さっそくレコーディングに入る。本日は時間がタイトで時間内に終わらないと大変なことになる。というのはtassiの後はストリングスのダビングがあるからだ。大人数のストリングスの皆さんを待たせるわけにはいかないので、テキパキと録音はすすむ。
何とか時間内に終わったが、この楽器の数なのでセッティング同様バラシも時間がかかる。そしてまた車まで運ぶわけだ。この仕事は運搬8割演奏2割ってとこか……
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
午後からSOUND INNにてレコーディング2曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはBOUZOUKI , IRISH BOUZOUKI , SAZ , TZOURASで参加。
とりあえず最大限変わった楽器を持ってきてとのことだったので、車に満載状態で自宅を出発する。ルームミラー越しに後ろを見ることができないほどだ。スタジオに着いても台車一回では運べず、何度も駐車場を往復する。
いつものように作戦会議で楽器の配置を細かく決め、(この作業を最初にやらないと段取りが悪く、時間がかかってしまうのだ)さっそくレコーディングに入る。本日は時間がタイトで時間内に終わらないと大変なことになる。というのはtassiの後はストリングスのダビングがあるからだ。大人数のストリングスの皆さんを待たせるわけにはいかないので、テキパキと録音はすすむ。
何とか時間内に終わったが、この楽器の数なのでセッティング同様バラシも時間がかかる。そしてまた車まで運ぶわけだ。この仕事は運搬8割演奏2割ってとこか……
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2011年12月19日
2011年12月09日
2011年12月06日
ハンガリアンチター
11月27日
夕方、代々木WONDERにて芝居「GULF」の劇伴録音。音楽は依田謙一氏。tassiはアコギ、ガット、そしてレコーディングでは初めて使用するハンガリアンチターでダビング作業。
まずはハンガリアンチター曲をレコーディングする。そもそも依田氏がこの楽器を知っていることが驚きである。tassiがなぜこの楽器を持っているかというと、2001年に旧東ヨーロッパを旅した時に、ハンガリーの首都ブダペストの楽器店で偶然見つけたので買ってきたからだ。
ギターのような竿モノ弦楽器は抱えて構えるが、この「チター」と言うくらいだから横に寝かせて弾くスタイルだ。強いていえばアパラチアンダルシマに近いだろうか。
テンポ180近い速い曲で当初台の上に置いて弾いていたが、速すぎてさすがに腕の動きが持たなくなってきた。そんなワケで最終的にギターのように小脇に抱え手首のスナップを効かせ、レコーディングは無事終了となった。
ハンガリアンチター、弾くのはちょっと難しいが独特のサウンドなので、これからも機会があれば積極的に試してみようと思う。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
夕方、代々木WONDERにて芝居「GULF」の劇伴録音。音楽は依田謙一氏。tassiはアコギ、ガット、そしてレコーディングでは初めて使用するハンガリアンチターでダビング作業。
まずはハンガリアンチター曲をレコーディングする。そもそも依田氏がこの楽器を知っていることが驚きである。tassiがなぜこの楽器を持っているかというと、2001年に旧東ヨーロッパを旅した時に、ハンガリーの首都ブダペストの楽器店で偶然見つけたので買ってきたからだ。
ギターのような竿モノ弦楽器は抱えて構えるが、この「チター」と言うくらいだから横に寝かせて弾くスタイルだ。強いていえばアパラチアンダルシマに近いだろうか。
テンポ180近い速い曲で当初台の上に置いて弾いていたが、速すぎてさすがに腕の動きが持たなくなってきた。そんなワケで最終的にギターのように小脇に抱え手首のスナップを効かせ、レコーディングは無事終了となった。
ハンガリアンチター、弾くのはちょっと難しいが独特のサウンドなので、これからも機会があれば積極的に試してみようと思う。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2011年12月02日
フィンガーノイズの許容値
11月18日
午後からS.CITYにてCM録音。音楽は麻吉文氏。tassiはアコギでダビング作業。フィンガーノイズに細心の注意を払いながら丁寧にアルペジオ。もうこれ以上は打ち込みでやるか、指の指紋を消す以外に方法はない。
夕方からVICTORにてレコーディング2曲。編曲は岩本正樹氏。♭が6個もついているので、眼を白黒させながらブズーキとマンドリンでダビング作業。演歌系の人の曲はキーがむずかしいね。
夜は昨日のやり直し分でエレファントニカへ。大森氏所有のガットで一度試すがいろいろ事情があり、結局自分のガットを車から降ろしそれで本番を録る。やはり自分の楽器の方がシックリくるかな。
RICOH GXR / A12 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
午後からS.CITYにてCM録音。音楽は麻吉文氏。tassiはアコギでダビング作業。フィンガーノイズに細心の注意を払いながら丁寧にアルペジオ。もうこれ以上は打ち込みでやるか、指の指紋を消す以外に方法はない。
夕方からVICTORにてレコーディング2曲。編曲は岩本正樹氏。♭が6個もついているので、眼を白黒させながらブズーキとマンドリンでダビング作業。演歌系の人の曲はキーがむずかしいね。
夜は昨日のやり直し分でエレファントニカへ。大森氏所有のガットで一度試すがいろいろ事情があり、結局自分のガットを車から降ろしそれで本番を録る。やはり自分の楽器の方がシックリくるかな。
RICOH GXR / A12 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4