2010年11月
2010年11月30日
2010年11月28日
「フォークマン・ブラザーズ」を思い出す
![96998b81.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/9/6/96998b81-s.jpg?32ebaf4d)
昼一でMITにてレコーディング1曲。編曲は堀井勝美氏。ホントに久しぶりに来るなあこのスタジオ。その昔「フォークマン・ブラザーズ」のレコーディングもここだったね。などと関係者と話し盛り上がる。tassiはアコギでダビング作業。
事前に堀井氏が打ち込んだギターと共存する形でプレイすることとなる。打ち込みギターと一緒に演奏する場合、あまりタイトになっても面白味に欠ける。また逆にニュアンスありすぎだとズレて聞こえるので、そこいらへんのさじ加減がポイントとなる。
ちょっと時間が空き、その後SOUND CITYにてレコーディング2曲。編曲は若草恵氏。tassiはガット、アコギで参加。
本日はガット曲がメイン。イントロや間奏などに3度ハモのフレーズが満載だ。曲を印象づける部分なので責任重大である。エンディングにはカデンツァというか、ハーモニクスを交えたフィルを重ねて無事に終わる。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2010年11月25日
つまりビルが古いんですね
![b8e77a3d.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/b/8/b8e77a3d-s.jpg?5e31c626)
雨の中夜遅く、ルーマニア大使館近くのスタジオにてCM録音。暗くて急な階段を上り、ようやく三階のスタジオにたどり着く。音楽は一年半ぶりにお会いする蒲池愛氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。
本日は10分という長い作品なのでCMというよりはVPかな。VPはビデオパッケージの略称で、ただビデオというとその意味も広範囲にわたるので、きっとこう呼ぶのかもしれない。あるいは業界用語かな。CM業界でVPというと企業のイメージビデオだったり、イベントで流すビデオという位置づけになるのだろうか。昔はビデオだったからこう呼んだが、現在はもちろんDVDだろうね。
本日もその例に漏れず某マンションの販売促進用として制作されるものだ。基本的には映像の背景に流れるものなので、あまり主張が強すぎてはいけない。さりげなく、しかしただのBGMにならないような心配りが要求される。果たしてうまくいったのだろうか。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2010年11月22日
2010年11月19日
ドンブラ
![2eefa70e.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/2/e/2eefa70e-s.jpg?fb7e2a6a)
夕方からONKIOにてCM録音。音楽は林祐介氏。tassiはドンブラで参加。
ドンブラはカザフスタンの楽器で弦は2本だけ。奏法はどちらかというと「かき鳴らし系」が多い。広大な大地を馬が疾走している様なイメージだろうか。ナイロン弦が2本だけなのでコードを弾くのは無理だが、彼の地の名人の演奏を聴くと、この2本でよくこれだけ多彩なことができるもんだと感心させられるものもある。
今回のレコーディングはやはりかき鳴らし系が主体で、3本ダビングすることでより存在感が際だち、疾走感を演出できたと思う。
CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
2010年11月14日
もちろん青年もいます
![ca5b3e3d.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/c/a/ca5b3e3d-s.jpg?d03bd628)
午後からONKIOにて「劇団青年座公演/黄昏」の劇伴録音。音楽は和田薫氏。tassiはアコギ、ガット、ブズーキ、マンドリン、バンジョー、リュート、カンテレで参加。
ストリングスや木管のみなさんとの同録なので、tassiはブースに竿モノをセッティング。カンテレはみなさんが帰った後に、一人フロアに出てダビング作業だ。
「劇団青年座」といえば、過去にやはり和田さんの音楽で「ブンナよ、木からおりてこい」という作品を2006年に録音したので、4年ぶりということになる。
帰りがけに劇団スタッフの方から本公演のチラシを頂いた。青年座と銘打っているのだから、きっと劇団員は若い人ばかりなのだろう。ところがよく見ると結構ベテランの年配俳優の方もいらっしゃるようで、なんだかちょっと拍子抜けした。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2010年11月11日
2010年11月08日
P盤録音は朝早い
![067a6ff2.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/0/6/067a6ff2-s.jpg?53a4361c)
早朝にKINGにてP盤のレコーディング2曲。編曲は松原幸広氏。tassiはアコギ、ガット、ブズーキで参加。
前回(2月)は編成が少なかったが、今回は4.3.2.2のストリングスにピアノ、そしてtassiのギターという編成。やはりストリングスが入るとゴージャス感が増すねえ。なんだかんだ譜面の変更やらがあり、ちょっと押して終了する。
松原氏を送りがてら科学技術館で開催されている「弦楽器フェアー」に立ち寄る。10年ぶりぐらいだろうか。その当時はギター関連のブースも活気があったが、今回は結構寂しい。特にリュートやマンドリンといった、tassiお気に入りの楽器が少なかったのが残念だ。
夕方短いシエスタの後、夜遅くNHKにて「どれみふぁワンダーランド」のテレビ収録。音楽は宮川彬良氏。tassiはウクレレで参加。短い1曲だけでアッという間に終わってしまった。フォーマルな格好でムズカシイ顔をしてウクレレ弾いてます。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2010年11月06日
シルバーのAKG414EBもイイですね
![97090079.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/9/7/97090079-s.jpg?9dca5ff5)
午後からSOUND CITYにてレコーディング1曲。編曲は若草恵氏。tassiはポルトガルギターで参加。
一週間の間にポルトガルギターだけで2度も参加するのは初めてのことだ。きっとこの楽器の専門家はいるのだろうが、こういったレコーディングの現場に慣れているということで、たぶんtassiにお呼びがかかるのだろう。
前回のCMと違って本日は全員一緒の同録である。ある程度フレーズは譜面に書かれてはいるが、その後は「Ad Lib~~」となっている。普通に弾いたらギターっぽくなってしまう。あくまでも「ファド風」ということなのだが、なかなかフレーズがまとまらない。
結局みなさんが帰った後一人で残り、時間を掛けてトラックを完成させていくことになった。またシルバーの古いAKG414EBが、ポルトガルギターの良い部分を引き出してくれた。
その後市ヶ谷のSOUND VALLEYに移動し、アニメの劇伴録音。音楽は梶浦由記氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。エンジニアの小岩氏はいつものように、というかいつもは見たことのないマイクをセッティングして、いつも以上に素晴らしい音に録っていただいた。いつも思うことだがエンジニアあってのギタリストなのだ。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2010年11月03日
寝間着姿でウロウロはダメです
2010年11月02日
複弦楽器にはAT4080
![0f558c40.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/0/f/0f558c40-s.jpg?6e2cdf06)
午後からTOWER SIDEにてCM録音。音楽は米田直之氏。tassiはポルトガル・ギターで参加。
「絶対にポルトガル・ギターですから」と事前に米田氏から連絡を受けていたので、身も心もポルトガル人になって録音に臨む。ポルトガル・ギターはともすると線が細く録音されるので、本日はオーテク(audio-technicaのことらしい)から借りている「AT4080」を初めて外に持ち出しての録音である。
AT4080のリボンマイク一本で大丈夫かな、他のコンデンサーマイクを立てなくても大丈夫だろうか....そんな心配は杞憂に終わった。また低域の膨らみも心配したがそれも問題なく、20k辺りを少しブーストしただけで完璧なサウンドだった。SNも良いしとても素晴らしいマイクである。複弦系民族楽器のレコーディングのときはセットで使いたいものだ。さっそくオーダーしよう。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm
2010年11月01日
ギターに雨はイヤです
![d44974ab.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/fukasawaman409/imgs/d/4/d44974ab-s.jpg?56458b4e)
午後WONDER STATIONにて来生たかおさんのレコーディング。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
劇伴の録音の場合、多い曲数を限られた時間で録音しなければならないので、音色を選択するための楽器をいくつも揃えることは出来ないが、ある程度時間に余裕のある時はギター3本は持って行くようにはしている。しかし台風の雨の中、使わないかもしれない楽器を下ろすのはちょっとしんどいなあ。
最近には珍しく打ち込みが一切ないレコーディングで、オール生という編成でのセッションだ。皆それぞれ凄腕ミュージシャンばかりで、ほぼ1テイクでOKを頂く。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm