2010年08月

2010年08月31日

苦しい選択

0e552078.jpg8月24日

夕方過ぎSOUND CITYにて劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンでダビング作業。

このスタジオは駐車場の台数が限られているので、いつもより早めに家を出なければならない。運良く駐められればラッキー。でもほとんどの場合満車のことが多く、楽器を降ろした後かなり離れた駐車場まで行かなければならない。雨の日や今年のような猛暑の中、10分ほど歩くのは辛い。

本日はラッキーデー。しかし楽器満載の車を炎天下の駐車場に置くのは危険すぎる。その場合、使わない楽器も一緒に降ろすか、結局離れた屋内駐車場まで行くことになる。どちらにせよタイヘンなことだ。


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

fukasawaman409 at 15:44|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2010年08月30日

頭を見失う

baa38990.jpg8月22日

午後からSOUND INNにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはアコギ、バラライカ、ジュラ、アイリッシュブズーキで参加。

久しぶりに5拍子の曲を演奏する。いつものように転調も多く、ついでにテンポも速く、なかなかスムーズに事は運ばず、ちょっと時間がかかってしまった。10月までにはナントカ咀嚼しておきたいものだ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

fukasawaman409 at 15:53|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2010年08月29日

演奏は易し

3c5ffa91.jpg8月20日

午前中に南青山の制作会社にてCM録音、音楽は佐藤彰伸氏。tassiはアコギでダビング作業。

シンプル、オーガニック...そんな事がテーマのCMなので、演奏もそんなことを踏まえてプレイする。まあ譜面的に変わったことをするわけではないのだが、やはり気持ちの持ちようで出てくる音は変わってくるのだ。

2台のギター・アンサンブルということだったので、MARTIN D-45でアルペジオ、GIBSON SJでストロークと弾き分ける。

夜遅く調布の撮影所まで演技指導。深夜の撮影所は人気がなくガランとして寂しい。守秘義務があるので詳しくは書けないが、まあ人に教えるのってムズカシイねえ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

fukasawaman409 at 16:50|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2010年08月26日

本日は兼用する

d0824354.jpg8月18日

午前中にONKIOにてCM録音。音楽は平岩嘉信氏。tassiはアコギで参加。

マーティンとギブソンを持ってくるようにと言われたので(最近楽器のメーカー指定が多いね)、D-45とHANK WILLIAMS JR.を持っていく。いつもはライヴでしか使わないHANKだが、この後テレビ収録があるのであえてピックアップ付きの楽器にしたというわけだ。

ライヴ仕様と言っても決して生音がちゃっちい、ということではない。スタジオで使うのは本当に久しぶりだったが、立派な仕事をしてくれた。

急いでNHKに移動しBSの番組収録。音楽は宮川彬良氏。tassiはアコギ、ガットで参加。アコギはストローク中心だったのでHANKを選択した。ガットでは昭和の感じを出しつつアルペジオ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm


fukasawaman409 at 19:35|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2010年08月20日

東西融合

201008138月13日

午後からONKIOにてCM録音。音楽は大森俊之氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

本日はぜひマーティンを持ってきてとのことだったので、D-28とマーティンよりもマーティンらしいMerrill OM-28も随行させた。ドレッドノートは低域が豊かな反面、指弾きの場合は音像がボケてしまうので、マイクの選択やポジションが結構キモになる。

tassiのD-28はサイドバックがハカランダなので、ローズウッドに比べると低域の締まりは良い方だ。そうは言ってもそこはマーティン、やはり豊かな低域に特徴があるのだ。

そんなこともあって今日は久しぶりに「NEUMANN M582」も自宅スタジオから持ち出した。以前にも書いたが「M582」はノイマンが、というよりドイツが第二次大戦後に東西に分割された後、東側で作られていたマイクらしい。現在の「MICROTECH GEFELL」の前身だろうかね。

さて「M582」だが関係者みなさんの印象はおおむね良いようだ。西側の「U67」に比べると低域が落ちているせいか、ドレッドノートを指弾きでアルペジオした時、明瞭感のあるスッキリしたサウンドが弾いていてストレスにならない。

ところがもっと豊かな低域が欲しいということになり、結果として「U67」が採用されてしまった。しかしガットのダビングでは逆に「M582」の方がOKになる。tassiのガットは音が柔らかいからね。

今回は編成が薄く、ギターだけでボトムを支えなければならなかったので、こういう結果になったのだろう。厚いオケの中だったら「M582」の存在価値は、きっとあるはずだ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm


fukasawaman409 at 01:20|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2010年08月09日

久々のバラライカ登場

b3e26a92.jpg8月8日 

午前中からNHKにて番組収録。tassiはオーケストラの中に入ってバラライカで参加。

映画音楽ばかりを集めたNHK BSの番組で、今月末に放送予定。ええ?この曲に使われていたんですか、という誰もが聞き覚えのある名曲にバラライカで参加した。

お時間のある方は是非ご覧下さい。本日から少し時間をおいて(たぶん2週間ほど後に)以下のサイトにアクセス頂ければ、きっと詳細が分かると思う。

http://www.nhk.or.jp/bs/eigaongaku/


CONTAX RX / Carl Zeiss Distagon T* 28mm F2.8 / FUJI RDP / EPSON GT-X900

fukasawaman409 at 00:31|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2010年08月07日

人の楽器じゃワカラン

201008068月5日

夕方から代々木上原のエレファントニカにてアニメの劇伴録音。音楽は大森俊之氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

このスタジオは山のように良いマイクがストックされている。曲調に応じてあるいはその時の気分に応じて、様々なマイクが選択可能なのである。ウラヤマシイなあ。

まずは暖かいアコギのバッキングということだったので、NEUMANN TLM67をtassi自らリクエストした。思った通り主役のメロディーを邪魔せず、節度と存在感のバランスが取れたサウンドで、良いテイクが取れた。

次にボサノバのガットギターを録ることになり、MERCENARY AUDIOの「KM-69」を立てていただいた。このマイクは「ビンテージKM84の魅力を継承」といわれいるらしいのでちょっと期待した。とてもイイ感じ。でも楽器が自分のものではなかったので、よく分からなかったというのが本音。次は自分の楽器で試してみたい。


CONTAX RX / Carl Zeiss Distagon T* 28mm F2.8 / FUJI RDP / EPSON GT-X900

fukasawaman409 at 02:19|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2010年08月06日

スリーフィンガー

c774151f.jpg8月3日

午後から久しぶりに行く六本木MAGNETでCM録音。音楽は平沢敦士氏。tassiはアコギ、ガットでダビング。

スリーフィンガーで軽快にバッキング・トラックを録音する。フォーキーなスリーフィンガーだが、簡単そうに見えて実は奥が深い。日本で最初にスリーフィンガーを世に知らしめた石川鷹彦氏に頭が下がる思いだ。

相当時間が空いて夜遅く笹塚の制作会社にてゲームの劇伴録音。音楽は上松範康氏。tassiはアコギ、ブズーキ、マンドリン、リュートでダビング作業。

上松氏はリアルタイムでtwitterにメッセージをいろいろと残しているらしい。さすがにtassiは呟くわけにはいかず、ひたすら譜面と向き合う。本日は曲数が思ったほど多くなかったが、なんだかんだで日をまたいでしまった。


CONTAX RX / Carl Zeiss Distagon T* 28mm F2.8 / FUJI RDP / EPSON GT-X900

fukasawaman409 at 01:16|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2010年08月05日

録り直し

1d1ac106.jpg8月2日

朝早く天現寺の制作会社にてCM録音。先日のキー違いということで再び招集がかかる。tassiはアコギ、アイリッシュブズーキで参加。

前回の半音上げとはいえ同じ事をやるのはしゃくだから、tassiはちょっと工夫してヒミツの技を使ってみた。レンジが広がり良い結果となった。弦楽器奏者で良かったなあ。

一仕事終わってもまだお昼前だ。それならば、と麻布十番まで迂回して「きりん屋」でカレーをテイクアウト。本日の業務はこれにて終了である。ああ、一日が長いなあ。


CONTAX RX / Carl Zeiss Distagon T* 28mm F2.8 / FUJI RDP / EPSON GT-X900

fukasawaman409 at 01:12|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | food

2010年08月04日

もうマーティンはいらない?

77a14ac7.jpg7月30日

午後からA-tone四谷にてレコーディング1曲。音楽は水谷広実氏。tassiはアコギでダビング作業。

今年春に特注の「夢弦堂ロングネックウクレレ」が完成した。製作家の西貝氏は今まで作った事のないウクレレなので、設計(特にボディの厚さ)にはいろいろと苦労されたようだ。

ロングネックなのできっと張力が高いだろうから、それに耐えうるだけの強度を持たせようと、トップ(表面板)の厚さに余裕を持って作ったという。その結果頑丈にはなったが、鳴りが今ひとつという結果になってしまった。それはtassiの選択した弦も良くなかったのだ。

再度調整ということでしばらく入院させた。トップの厚みを細かく調整し(つまり削ったということ)、ブリッジボードもサイズダウンさせた改良版は、全く別人のようになって帰ってきた。併せて弦の選択はCRANE HOMEPAGEの鶴田誠氏に依頼し、弦長から割り出された張力を元に、ベストチョイスな弦を送って頂いた。

こうして今本当に完成に至ったのである。ロングネックなのでチューニングが正確、音域が広い、フレット幅が広いので押さえやすい...などなどイイこと尽くめだ。この楽器なら心ない作曲家が、愛のない音域外の譜面を書いてきても十分対応できるのである(冗談ですよ)。


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM


fukasawaman409 at 17:56|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2010年08月03日

たまにはマーティン

cf3dd410.jpg7月29日

午前中に南青山の制作会社にてCM録音、音楽は櫻井映子氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

まず映像を見てイメージを固めそれから録音に入る。CMの場合映像のイメージを音で伝えるという側面があるので、譜面だけで演奏するよりは視覚から入る情報も重要である。

映像をイメージして指の力を加減しながら弦をはじいていく。アコギはいつもGIBSON SJを積んでいるのだが、本日はその後のスケジュールがあるのでMARTIN D-45で繊細にアルペジオ。結果的にこれが良かった。

その後NHKに移動し番組収録。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギ、ガットで参加。基本的にラインだがマイクもキッチリ立ててもらう。本日足元は「tc electronic G-Natural」を使う。音はたぶん「millennia TD-1」の方がイイとは思うが、いろいろと状況を考えてtcを選択した。

日本のフォーキーなサウンドだったので、アコギがマーチンというのはここでも大正解だった。


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4


fukasawaman409 at 00:18|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2010年08月02日

相性

201007287月28日

天現寺の制作会社にてCM録音、音楽は牧野奏海氏。tassiは12弦、アイリッシュブズーキで参加。

いろいろと楽器のオーダーがあったが、結局複弦楽器で統一される。12弦とアイリッシュブズーキは意外と相性が良いのかもしれない。昨日お会いした安井さんとまたココでばったり再会する。楽器に共通点があるのかなあ。


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

fukasawaman409 at 13:39|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work