2010年02月
2010年02月28日
仲よき事は美しき哉
2月27日
午後からSOUND INNにて「クインテット」の劇伴録音。音楽は宮川彬良氏。tassiはアコギ、ウクレレで参加だ。
オールディーズをウクレレでカッティングするのは気持ちよい。ギターじゃなくても成立するところがまた素晴らしい。現在「夢弦堂」にてウクレレを特注中である。もうそろそろ出来上がるので楽しみにしている。
夜はVICTORにて馬頭琴奏者イラナさんのレコーディング。音楽は吉川慶氏。いつもは劇伴でお会いすることが多いのだが、本日は別芸風で登場。それならばっ、とtassiもいつもとは別人格になり、ガツーンとしたアコギのカッティングをダビングすることにする。ここではやはりGIBSON SJしかないだろう。
数日後にやはりガツーン系のレコーディングがあるが、やっぱりコレだろうなあ。J-200も持って行くが、結果的にはメープルよりもマホガニーの方が良いんだよなあ。
ナゼか寄り添っているマイク3本。仲が良いのか磁力のせいか......
OLYMPUS E-P2 / Minolta M-ROKKOR 28mm F2.8
午後からSOUND INNにて「クインテット」の劇伴録音。音楽は宮川彬良氏。tassiはアコギ、ウクレレで参加だ。
オールディーズをウクレレでカッティングするのは気持ちよい。ギターじゃなくても成立するところがまた素晴らしい。現在「夢弦堂」にてウクレレを特注中である。もうそろそろ出来上がるので楽しみにしている。
夜はVICTORにて馬頭琴奏者イラナさんのレコーディング。音楽は吉川慶氏。いつもは劇伴でお会いすることが多いのだが、本日は別芸風で登場。それならばっ、とtassiもいつもとは別人格になり、ガツーンとしたアコギのカッティングをダビングすることにする。ここではやはりGIBSON SJしかないだろう。
数日後にやはりガツーン系のレコーディングがあるが、やっぱりコレだろうなあ。J-200も持って行くが、結果的にはメープルよりもマホガニーの方が良いんだよなあ。
ナゼか寄り添っているマイク3本。仲が良いのか磁力のせいか......
OLYMPUS E-P2 / Minolta M-ROKKOR 28mm F2.8
2010年02月25日
2010年02月24日
2010年02月22日
CRANE CAPODASTRO
2月20日
渋谷MeWeにて「東京恥部ナイト」というライヴに参加。
普段は居酒屋なのだが、小規模ながら定期的にライヴをやっているとのことらしい。狭いながらもアットホームな雰囲気の中、本番は無事に終了した。
先日CRANEの鶴田誠氏からカポが届いた。カポと言ってもそんじょそこらの「駄モノ」とは比べものならない、趣向を凝らしたスペイン式手工カポタストである。
スペイン式カポというと、フラット指板のガットギター用が一般的(いや、100パーセントそれ専用)だが、鶴田氏から今回特別に送られてきたのは、スティール弦用にとソールにアールの付いたカポである。
以前にフラット指板用のものを送って頂いたが、その時も造りの良さとデザインのすばらしさに驚いた。今回のものは、サイドに象牙を貼り合わせてあり、高級感が一段と増している。見た目のデザインはもちろん気に入ったが、羊腸を巻き取るスクリューの動きが実に滑らかで、正確にキッチリと止まる点が、安心して演奏に集中できる。
ちょっとしたコツさえつかめれば、カポの装着もそれほどタイヘンではなく、十分実用に耐えうる逸品だと思う。またカポ自体が軽いので、無装着時との音色の変化もほとんどなく、カポによる音色の変化を嫌うギタリストにとっても、うってつけのアイテムとなるはずだ。
不釣り合わぬはナントヤラ・・・ってこともあるので、1969 Martin D-45につけてみた。
CRANE HOMEPAGE
http://www.crane.gr.jp/
CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
渋谷MeWeにて「東京恥部ナイト」というライヴに参加。
普段は居酒屋なのだが、小規模ながら定期的にライヴをやっているとのことらしい。狭いながらもアットホームな雰囲気の中、本番は無事に終了した。
先日CRANEの鶴田誠氏からカポが届いた。カポと言ってもそんじょそこらの「駄モノ」とは比べものならない、趣向を凝らしたスペイン式手工カポタストである。
スペイン式カポというと、フラット指板のガットギター用が一般的(いや、100パーセントそれ専用)だが、鶴田氏から今回特別に送られてきたのは、スティール弦用にとソールにアールの付いたカポである。
以前にフラット指板用のものを送って頂いたが、その時も造りの良さとデザインのすばらしさに驚いた。今回のものは、サイドに象牙を貼り合わせてあり、高級感が一段と増している。見た目のデザインはもちろん気に入ったが、羊腸を巻き取るスクリューの動きが実に滑らかで、正確にキッチリと止まる点が、安心して演奏に集中できる。
ちょっとしたコツさえつかめれば、カポの装着もそれほどタイヘンではなく、十分実用に耐えうる逸品だと思う。またカポ自体が軽いので、無装着時との音色の変化もほとんどなく、カポによる音色の変化を嫌うギタリストにとっても、うってつけのアイテムとなるはずだ。
不釣り合わぬはナントヤラ・・・ってこともあるので、1969 Martin D-45につけてみた。
CRANE HOMEPAGE
http://www.crane.gr.jp/
CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
2010年02月21日
合奏は楽しい
2月18日
昼からTERRAにてレコーディング1曲。音楽は内池秀和氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
本日は上海万博がらみのレコーディングだそうだ。オール生、おまけにゼイタクなメンバーでの録音は、いつものことだが楽しい。
その後川崎で夜までリハーサル。週末に渋谷MeWeで「東京恥部ナイト」というのライヴのためのものだ。tassiは「梵」さんのサポートでアコギ一発。久々のライヴなので、弾きすぎて指が痛い。
夜遅くSOUND CITYにて昼帯連ドラのレコーディング。音楽は中島靖雄氏。tassiはアコギ、ガットで参加。本日はフロアに出て、中島氏と二人きりで合奏だ。いつもはtassiが一人二役ということが多いのだが、こういう状況もたまには緊張感があって良い。
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
昼からTERRAにてレコーディング1曲。音楽は内池秀和氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
本日は上海万博がらみのレコーディングだそうだ。オール生、おまけにゼイタクなメンバーでの録音は、いつものことだが楽しい。
その後川崎で夜までリハーサル。週末に渋谷MeWeで「東京恥部ナイト」というのライヴのためのものだ。tassiは「梵」さんのサポートでアコギ一発。久々のライヴなので、弾きすぎて指が痛い。
夜遅くSOUND CITYにて昼帯連ドラのレコーディング。音楽は中島靖雄氏。tassiはアコギ、ガットで参加。本日はフロアに出て、中島氏と二人きりで合奏だ。いつもはtassiが一人二役ということが多いのだが、こういう状況もたまには緊張感があって良い。
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
2010年02月12日
暗譜せよ
2月11日
夜NHKにて「どれみふぁワンダーランド」のテレビ収録。音楽は宮川彬良氏。tassiはバンジョーで参加。
事前に譜面が送られてきて「当日は暗譜でおねがいします」とのことだった。幸いスリーコードの簡単な曲なので、楽勝に覚えられた。
スタジオに到着して中のセットを見ると、なるほどこの状況じゃ譜面は見られないなあ、と納得した。放送前なので詳細は書けないので、興味ある人は2月27日放送なので、 NHKをご覧あれ。
=====
どれみふぁワンダーランド
NHK BS2 2月27日 20:00~20:59
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
夜NHKにて「どれみふぁワンダーランド」のテレビ収録。音楽は宮川彬良氏。tassiはバンジョーで参加。
事前に譜面が送られてきて「当日は暗譜でおねがいします」とのことだった。幸いスリーコードの簡単な曲なので、楽勝に覚えられた。
スタジオに到着して中のセットを見ると、なるほどこの状況じゃ譜面は見られないなあ、と納得した。放送前なので詳細は書けないので、興味ある人は2月27日放送なので、 NHKをご覧あれ。
=====
どれみふぁワンダーランド
NHK BS2 2月27日 20:00~20:59
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
2010年02月11日
1945 MARTIN OOO-28
2月9日
久しぶりに渋谷の楽器店「Woodman」に足を運ぶ。ビンテージものばかりを扱っているショップだ。しばらくぶりに再会した店長と話が弾み、ショーウインドーにある1945年のMARTIN OOO-28を弾かせてもらう。う〜〜ん、枯れきって乾いたすばらしい音だ。現代のギターでは出せないような、深くて太い音がする。
だが、さすがにこの年代のものとなると、価格もそれなりだ。衝動買いというワケにはいかない。いやいや、熟慮しても勇気ある一歩を踏み出すことは、まずないだろうなあ。ふ〜〜〜〜っ(溜息)
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
久しぶりに渋谷の楽器店「Woodman」に足を運ぶ。ビンテージものばかりを扱っているショップだ。しばらくぶりに再会した店長と話が弾み、ショーウインドーにある1945年のMARTIN OOO-28を弾かせてもらう。う〜〜ん、枯れきって乾いたすばらしい音だ。現代のギターでは出せないような、深くて太い音がする。
だが、さすがにこの年代のものとなると、価格もそれなりだ。衝動買いというワケにはいかない。いやいや、熟慮しても勇気ある一歩を踏み出すことは、まずないだろうなあ。ふ〜〜〜〜っ(溜息)
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
2010年02月09日
プライベート盤
2月8日
午前中にKINGにてレコーディング2曲。編曲は松原幸広氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
本日はプライベート盤のレコーディングだ。「プライベート盤」とは簡単に言ってしまえば、自主制作盤ということである。
編曲の松原氏とは30年ぶりに再会した。tassiデビューの頃、イルカさんのツアーで全国を一緒に回った事を思い出す。松原氏はストリングスカルテットでヴィオラを担当。ヴァイオリンには中西俊博氏も参加してた。
そんな懐かしい昔話に花を咲かせ、レコーディングは順調に進む。最後にちょっと演歌風なガットギターをダビングして、無事終了した。
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER COLOR-SCOPAR 21mm F4
午前中にKINGにてレコーディング2曲。編曲は松原幸広氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
本日はプライベート盤のレコーディングだ。「プライベート盤」とは簡単に言ってしまえば、自主制作盤ということである。
編曲の松原氏とは30年ぶりに再会した。tassiデビューの頃、イルカさんのツアーで全国を一緒に回った事を思い出す。松原氏はストリングスカルテットでヴィオラを担当。ヴァイオリンには中西俊博氏も参加してた。
そんな懐かしい昔話に花を咲かせ、レコーディングは順調に進む。最後にちょっと演歌風なガットギターをダビングして、無事終了した。
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER COLOR-SCOPAR 21mm F4
2010年02月06日
フラット・バック
2月5日
午前中にSOUND INNにてCM録音。音楽は瀬川英史氏。tassiはマンドラで参加。
マンドリン系で音域の違うものをいろいろ、というオーダーだったので、マンドリン、マンドラ(コントラルト)、マンドラ(テノール)はもちろんだが、ブズーキ系も持ち込む。
マンドリン系であればどれでもマッチしたと思うが、ぜひ一風変わった音色でということで、一昨年パリで手に入れたマンドラ(テノール)でコードワーク。
「テノール」はマンドリンの1オクターブ下にチューニングする。マンドリン・アンサンブルでは、こちらの方が一般的である。ただし、ラウンド・バックがほとんどで、フラットバックというのは珍しいらしい。フランス製のマンドリンは、意外とフラット・バックが多い。tassiとしては断然こちらの方が使い勝手がよいのである。
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER COLOR-SCOPAR 21mm F4
午前中にSOUND INNにてCM録音。音楽は瀬川英史氏。tassiはマンドラで参加。
マンドリン系で音域の違うものをいろいろ、というオーダーだったので、マンドリン、マンドラ(コントラルト)、マンドラ(テノール)はもちろんだが、ブズーキ系も持ち込む。
マンドリン系であればどれでもマッチしたと思うが、ぜひ一風変わった音色でということで、一昨年パリで手に入れたマンドラ(テノール)でコードワーク。
「テノール」はマンドリンの1オクターブ下にチューニングする。マンドリン・アンサンブルでは、こちらの方が一般的である。ただし、ラウンド・バックがほとんどで、フラットバックというのは珍しいらしい。フランス製のマンドリンは、意外とフラット・バックが多い。tassiとしては断然こちらの方が使い勝手がよいのである。
OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER COLOR-SCOPAR 21mm F4
2010年02月05日
デッドポイントに泣く
2月4日
夜、ODENにて少年院を舞台にしたアニメの劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンで一人ダビング作業。
いつもはあまり弾かないジャンルの曲を、ガットとマンドリンで仕上げる。ちょっと冷や汗ものだったが、やはり日本のココロを大事にしたいと、改めて思ったのだ。
アコギはGIBSONとMERRILLを硬軟使い分け、数曲のダビングを終了する。いつもお気に入りの「MERRILL OM28」だが、ハイポジションにデッドポイントがいくつかある事が、今日はとても気になる。
コードワークならそれほど気にもとめないが、単音によるソロプレイとなるとそうはいかない。フレーズがキチンと繋がらず、ある音だけくぐもってしまうのだ。フレーズの頂点でここぞというときに、デッドポイントに遭遇すると気持ちまで萎えてしまう。OMサイズというところがネックなのだろうか。コードワークでは抜群の音色とバランスなのに、惜しいなあ。大嫌いなDタイプに浮気してみようかな。
EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
夜、ODENにて少年院を舞台にしたアニメの劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンで一人ダビング作業。
いつもはあまり弾かないジャンルの曲を、ガットとマンドリンで仕上げる。ちょっと冷や汗ものだったが、やはり日本のココロを大事にしたいと、改めて思ったのだ。
アコギはGIBSONとMERRILLを硬軟使い分け、数曲のダビングを終了する。いつもお気に入りの「MERRILL OM28」だが、ハイポジションにデッドポイントがいくつかある事が、今日はとても気になる。
コードワークならそれほど気にもとめないが、単音によるソロプレイとなるとそうはいかない。フレーズがキチンと繋がらず、ある音だけくぐもってしまうのだ。フレーズの頂点でここぞというときに、デッドポイントに遭遇すると気持ちまで萎えてしまう。OMサイズというところがネックなのだろうか。コードワークでは抜群の音色とバランスなのに、惜しいなあ。大嫌いなDタイプに浮気してみようかな。
EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
2010年02月04日
R-D1s現役復帰
2月2日
R-D1sが修理から上がってきたので、お休みの本日は近所をブラブラと散歩だ。
昨日降った雪も日陰にはその面影を残すが、ほとんど溶けてしまっている。画になるところがないので、無難なところを撮り歩く。住宅地を歩きながら、カメラを持ってあちこちを撮っていると、不審者と間違われるから注意が必要だ。
ピント窓の縦ズレは解消し問題なし。視野枠の傾きだが、以前のように過剰な修正を加えると、逆に傾いてしまうので、あまり神経質になる必要はないらしい。右手に少し重みを加える程度で良いのかも知れない。
E-P2もすばらしいけれど、やっぱりR-D1sの描写はなんともいえずホッとする。
EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
R-D1sが修理から上がってきたので、お休みの本日は近所をブラブラと散歩だ。
昨日降った雪も日陰にはその面影を残すが、ほとんど溶けてしまっている。画になるところがないので、無難なところを撮り歩く。住宅地を歩きながら、カメラを持ってあちこちを撮っていると、不審者と間違われるから注意が必要だ。
ピント窓の縦ズレは解消し問題なし。視野枠の傾きだが、以前のように過剰な修正を加えると、逆に傾いてしまうので、あまり神経質になる必要はないらしい。右手に少し重みを加える程度で良いのかも知れない。
E-P2もすばらしいけれど、やっぱりR-D1sの描写はなんともいえずホッとする。
EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4
2010年02月01日
神経衰弱
1月31日
夜、ONKIOにてレコーディング1曲。編曲は伊藤真澄氏。tassiはラウド、バンドリンでダビング作業。
さすがに日曜の夜ともなると、スタジオは閑散としている。本日稼働しているのは、どうやらこのフロアだけのようだ。前のミュージシャンが押して(ギョーカイでは作業が伸びることをいう)いたので、セッティングやチューニングもそこそこに録音開始だ。
まるまる1曲ラウドでアルペジオを通すというのは、それはそれで興味深いことだが、指が死にそうになる。12弦ギターはオクターブ弦があるから、押さえ方によって多少のピッチの狂いも、音域の差によって吸収されるが、ラウドはそうではない。全てのコースがユニゾンなので、押さえ方によるピッチの狂いはとても目立ってしまうのだ。
かといって力を下手に加減すると、弦がビビリ出すからそこらへんの力具合がナントモ難しいんだなあ。ジャカジャカものの派手な曲ならば、その狂いもたいして目立たないが、繊細な曲だと神経をすり減らす思いで弾かなければならない。
ラウドの後はバンドリンでイントロ、エンディングをダビングして無事時間内に終了だ。
OLYMPUS E-P2 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)
夜、ONKIOにてレコーディング1曲。編曲は伊藤真澄氏。tassiはラウド、バンドリンでダビング作業。
さすがに日曜の夜ともなると、スタジオは閑散としている。本日稼働しているのは、どうやらこのフロアだけのようだ。前のミュージシャンが押して(ギョーカイでは作業が伸びることをいう)いたので、セッティングやチューニングもそこそこに録音開始だ。
まるまる1曲ラウドでアルペジオを通すというのは、それはそれで興味深いことだが、指が死にそうになる。12弦ギターはオクターブ弦があるから、押さえ方によって多少のピッチの狂いも、音域の差によって吸収されるが、ラウドはそうではない。全てのコースがユニゾンなので、押さえ方によるピッチの狂いはとても目立ってしまうのだ。
かといって力を下手に加減すると、弦がビビリ出すからそこらへんの力具合がナントモ難しいんだなあ。ジャカジャカものの派手な曲ならば、その狂いもたいして目立たないが、繊細な曲だと神経をすり減らす思いで弾かなければならない。
ラウドの後はバンドリンでイントロ、エンディングをダビングして無事時間内に終了だ。
OLYMPUS E-P2 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)