2009年08月

2009年08月31日

壊れたガット

b9d43ebd.jpg8月28日

夕方から新宿にある制作会社にて、ゲームのサウンドトラック製作。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、ドブロでダビング作業。

立派なビルの高層階にそのスタジオはあり、窓から眺める風景は優越感に浸れるほど見通しの良いもの。眼下に鬱蒼とした明治神宮の森が見える光景は目を見張る。こんなスバラシイ環境でいつも仕事できるなんて、ウラヤマシイなあ。

夜はまたまた懐かしい街の店に出かける。店に置いてある壊れかけたガットギターでのセッションは、アマチュア時代に逆戻りしたかのようで楽しい。なんか音が小さいなと思ったら、弦を支えるサドルがなかった。そりゃそうだ。

初めて手にした楽器が3000円のガットギター。それを思い出した。


RICOH Caplio GX 100


fukasawaman409 at 01:45|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月30日

油断大敵

54dfa7c8.jpg8月27日

真っ昼間に家電(携帯ではなく)に電話が幾度となく鳴り響く。最近固定電話に電話してくるのは、何かの勧誘かアンケート調査など、ろくな電話でないことが多い。

昨日は朝までワインだったので、真っ昼間の家電にたたき起こされた形となる。どうやら民族楽器をたくさん抱え、夕方までに代官山の制作会社へ直行せよ、という急なお達しだった。

音楽は蒲池愛氏。本日はCMのME(musical effectのことか?)で、ほとんど一発芸的な演奏ばかり。tassiはアコギ、アイリッシュブズーキ、カンテレ、ヤンチンで参加。

本日も出前終了....


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

fukasawaman409 at 03:10|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月29日

ブズーキ・レッスン

a3f0bf50.jpg8月26日

午前中に新富町のONKIOにてCM録音。音楽は藤巻浩氏。tassiはウクレレ、カバキーニョにてダビング作業。

銀座に来たら必ず寄るインド屋で遅めのランチ。その後深夜までブズーキレッスン。教えるのは自分のためにもなることを実感。

やっぱり遅めのディナーで、しばらくすると外は白々と明けてきた


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

fukasawaman409 at 13:16|この記事のURLComments(3)TrackBack(0)work 

2009年08月28日

GIBSON F-2

785c3d5f.jpg8月25日

午後NHKにて宮川彬良氏が音楽監督を務める音楽番組の収録。tassiはボサノバチックにガットで参加。9月19日NHK BS2で午後8時からオンエア予定だとか。

サウンドチェックで1回。カメリハ、本番で2回という早いピッチでの収録。ダラダラ待たされるテレビ収録が多い中、チャッチャとテンポ良い進行がうれしい。

さて、写真の編集も大詰めを迎え、あといくつかの楽器を残すだけとなった。わが愛機の1915 GIBSON F-2は、いつ見ても美しい。御年94歳になろうというのに、特に後ろ姿が妙に色っぽい。たまらんなあ....


CANON EOS 5D Mark 2 / EF70-200mm F4 IS USM


fukasawaman409 at 02:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work | gears

2009年08月27日

Tales of Vesperia

6fe92983.jpg8月24日 

午前中にNHKにて「おかあさんといっしょ」の劇伴録音。音楽は斎藤ネコ氏。tassiはいつものようにアコギで参加。

その後しばらく自宅にて先日撮影した、楽器の写真の編集作業。後もう一息だ。

夜遅くSOUND CITYにてアニメ映画の劇伴録音。音楽は千住明氏。tassiはガット、マンドリン、ポルトガルギターで参加。

本日はストリングセクションや木管、ハープなどの皆さんとの同禄。たった3曲だったが、気を遣いながらのセッションだった。


RICOH Caplio GX 100

fukasawaman409 at 23:41|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月25日

えっ、かたつむり....ですか

4a1eadf7.jpg8月23日

午後からONKIOにて映画の劇伴録音。音楽は福原まり氏。tassiは南米系、アイリッシュ系、中東系の楽器で参加。

曲数は少なかったが、試行錯誤をイロイロ繰り返しダビングを重ね、イメージ通りのサウンドになったようだ。


RICOH Caplio GX 100

fukasawaman409 at 23:31|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月24日

腹が鳴る

699c8cfd.jpg8月22日

午後からSOUND CITYにて劇伴録音。音楽は中島靖雄氏。tassiはアコギ、ガット、12弦、ブズーキ、マンドリン、リュートで参加。

本日はTBSで放送予定の、恋うたドラマスペシャル「三日月」の劇伴録音。7月11日録音の時と同じようなコンセプトのドラマらしい。

前回よりも譜面の数は多く、キビキビと作業は続く。ちょっと空腹だったせいか、マイクにお腹の鳴る音が入ってしまった。いやあ恥ずかしい。スタジオワークの前には満腹にしていくことが大事である、特にアコギストはね。


RICOH Caplio GX 100

fukasawaman409 at 00:02|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月23日

NGDB

4dd358c6.jpg8月21日

午後から六本木の制作会社にてCM録音。音楽は内山肇氏。tassiはフラット・マンドリンでダビング作業。

tassiの音楽ルーツの一つにブルーグラスがあるが、そのブルーグラスを聴くきっかけになったのが、「ニッティー・グリッティ・ダート・バンド」である。

1970年代前半だったと思うが、当時たまたまテレビをつけていたら、彼らの来日公演の模様が放送されていた。現在のようにビデオやDVDなどは存在していないし、当然ながら留守録なんていうこともできない。本当に偶然の産物だったのだ。

画面の中で演奏される彼らの演奏は、今まで聴いたこともないサウンド。バンジョーやフラット・マンドリンといった楽器を演奏している姿を見たのは、彼らが初めてだった。心躍るというのはこういうことを言うのだろう。

聴き逃しちゃいけない、一字一句記憶に残すんだと、画面に釘付けになっていた。あるいは、もしかしたら当時最先端の、カセット・テープ・レコーダーを自分の部屋から持ってきて、付属のマイクをテレビのスピーカーに向け、無言で固まっていた姿も思い出される。

本日はそんな彼らの曲を完全コピーで弾く機会に恵まれた。当時を思い出しながら「ああ、オレのルーツ...」なんて感涙に咽びながらのプレイだった。


RICOH Caplio GX 100


fukasawaman409 at 01:49|この記事のURLComments(1)TrackBack(0)work 

2009年08月20日

強力コンビ

29f7bb99.jpg8月19日

午後からTBSにて番組収録。3時間半に及ぶ長時間のスペシャル音楽番組だとか。tassiは谷村新司さんのサポート。

アコギはライヴ用の「GIBSON SJ HANK WILLIAMS Jr.」 そして足下は「t.c.electronic G-NATURAL」という強力コンビ。

tassiは基本的にEQ,REVERBぐらいしか使わないので、機能のほんの一部しか使ってないことになる。

「G-NATURAL」を旅に持って行くには重すぎるが、車で行ける場所なら十分コンパクトなエフェクターだ。


SIGMA DP1

fukasawaman409 at 14:34|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月19日

イイですね、TLM 67

1dabbf03.jpg8月17日

昼から麻布オーにてCM録音。音楽は桜井映子氏。tassiはアコギ、マンドリンで参加。

ヨーデルと演歌の2バージョンを録る。普通あり得ない組み合わせだなあ。ヨーデルでは軽い2ビートをマンドリンでカッティング。演歌バージョンではガットで鳴きのフレーズ。二重人格を演じ弾き分けた。

夕方からは東麻布の制作会社にて、先日録ったNHKの劇伴の追加分を録る、音楽は吉川慶氏。tassiはアコギとカンテレで2曲ほど。

メロディーとコードが書いてある譜面で、ギターソロっぽく一人で弾いて下さいとのこと。ちょっと苦労しながら、ナントカ無事に(?)やり終えた。

その後カンテレのダビング。ステレオで立てたNeumann TLM 67が柔らかくて良いサウンド。このTLN 67は昔の真空管を使った67のサウンドに近づけてあるとか。

マイクによってはカンテレなんかを録ると、ちょっとHighがきついなあと思うことがあるのだが、本日はほどよい丸みで優く奥行きのある音だった。

作業終了後外に出てみると夕暮れ時で、湿度が適度に低くもう夏の勢いはどこにもない。昨年の猛暑がちょっと懐かしいなあ。


RICOH Caplio GX 100


fukasawaman409 at 00:42|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月18日

キャンドルコンサート

5afccfe1.jpg8月16日

手嶌葵コンサートのため、三島市にあるヴァンジ彫刻庭園美術館まで。

静岡県三島駅から20分ほど登った、クレマチスの丘にある美術館でのコンサートだが、本日は緑豊かな野外なのでとても気持ちがよい。

リハーサルは日中だったから相当暑く、汗だくになりながらの演奏だった。しかし本番は日没にかかる時間帯で、辺り一面にキャンドルが灯された風景は、ロマンティックで幻想的。

できればステージよりも客席(芝生の上)に居たいくらいだった。


SIGMA DP1


fukasawaman409 at 13:45|この記事のURLComments(1)TrackBack(0)work 

2009年08月16日

やっぱり太陽光だ

0fea87e2.jpg8月15日

三日間撮影のため、暗がりで缶詰になっていたので、本日は外の空気を吸いに出る。

世の中はお盆休みということらしく、確かに人出は少ない。人が少ないせいか、あるいは気候の具合か、この時期にしては過ごしやすい気温だ。

こういう日には、キリリと冷やした白ワインなんぞを、夕方から飲み始めるのが理想だが、明日の支度もあるのでそうもいっていられない。明日は三島の美術館でコンサート。


SIGMA DP1

fukasawaman409 at 00:31|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)photo 

2009年08月13日

撮影終了

acf91d90.jpg8月13日 

100年に一度の楽器撮影だが、泣いても笑っても本日が最終日。3日間という長い時間だったが、一通り撮影するにはアッという間だった。

思いもよらないハプニングやトラブルが続出し、途中何度も泣きたくなる思いに駆られたが、ナントカ無事に終了できた。というか、終わらせた。

これでホームページの写真素材は出そろったわけだ。あとはひたすらレタッチやトリミングなどの修正作業が待っている。

おっと、本業の演奏に支障のないように、明日からはリハビリの日々を過ごさねばならない。


CANON EOS 5D Mark 2 / EF70-200mm F4 IS USM

fukasawaman409 at 23:41|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)photo | gears

2009年08月12日

オレが悪かった

edaeaf0e.jpg8月12日

10年に一度の大楽器撮影大会も、様々な副産物をもたらしてくれる。

1997年にポルトガルで買ってきた、「VIOLA CAMPANZA/だと思う」が楽器庫の奥から出てきたのだ。なんとなく前々から、ココロに引っかかっていた楽器だった。確かにワタシが買ってきたものだ。

ということは、あれ以来ず〜っと我が家の「大奥」で、寵愛を待ち続けていたということになる。

ありゃあ、弦がちょっと錆サビだ。10年も放っておいたからなあ。蜘蛛の巣が張っちゃったっていうことだろうか。 う〜ん、tassiは使わない楽器は買わない主義だが、使おうと思ったが弾けなかった。あるいは忘れてた、なんていうのもたまにはあるのだ。悪かったなあ...

今回を機会にしっかりメンテ、そしてお座敷に出してあげようと固く心に誓ったのである。


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM


fukasawaman409 at 23:21|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)photo | gears

2009年08月11日

初日

88df69a5.jpg8月11日

何も台風の日にやらなくてもイイのに....

そう言われるかもしれないが、本日から楽器撮影開始である。苦手な早起きをしてセッティングに2時間ほどかかる。

シロウトのアマチュア・ギタリストが、サクサクとレコーディングに対応できないのと同様に、にわかブツ撮りカメラマンもモタつきながら、なんとか20本弱の楽器を撮り終えた。まだまだ先が長い。ああ腰が痛い。

撮影では自作ギタースタンドが大活躍である。微妙な角度調整も自由自在だ。楽器の後ろに脚部が微妙に見えているが、まあこのくらいなら許せる範囲か。いざとなれば修正して消してしまうことも出来るが、数が数だけにやろうという気は起こらない。


CANON EOS 5D Mark 2 / EF70-200mm F4 IS USM

fukasawaman409 at 23:45|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)photo | gears

2009年08月07日

撮影用ギタースタンド

13b4a7b3.jpg8月7日

撮影用のギター(民族楽器)スタンドがようやく完成した。

撮影用にこだわったポイントは、ボディーを載せる部分や、ネックを支える支柱などが、写真から見えてはいけないということだ。

既存のスタンドを工夫すれば、なんとか理想に近づけられるのだが、楽器が変わるたびにセッティングや角度を変える。といった面倒な作業が必要になってくる。撮影する数、大きさ、種類が多数に渡るため、いちいちそんなことをやっていられない。ということで、それぞれに適したスタンドを4種類ほど作成した。

写真のスタンドは、Lサイズ。ギターサイズ用だ。紐の長さを調節することで、角度を変えることができる。既存の小型スタンドは、楽器の安定性を考えてのことか、あまりアップライトにセッティングできないようになっているようだ。しかし今回は、一時的な撮影というシチュエーションのため、よりアップライトなセッティングを可能とさせた。

今回(たぶん最初で最後だが)こだわったのは、楽器の下を支える2本の棒。楽器の厚みによって、支える部分の長さを自由に変えられるようにと、ボルトナットの組み合わせで製作した。ボルトにはネジが切ってあるのでそのままでは使えない。ゴムチューブを被せ、楽器に傷が付かないように。また滑り止めの役目も果たしている。

スタンドに乗る楽器はイイが、ブズーキやウードのような、裏丸系の楽器はどうするんだ?

そんな心配は無用。ちゃんと次の手を打ってある。それはまた次回に!!


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM


fukasawaman409 at 23:52|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)gears 

2009年08月06日

ああ、なつかしい

2b1784f9.jpg8月4日

正午から駒沢のリハーサルスタジオにて、手嶌葵ライヴのためのリハーサル。tassiはいつものようにエレガットとZOOM A2.1uの組み合わせ。

何を思ったか久々に懐かしい街を散策。懐かしい店はまだ営業していた。恐る恐る中を覗いてみると、懐かしい人に出会えた。ふと。カウンター越しに上を見上げてみると、懐かしいジャケットが目にとまった。

BGMでかかっていたTom Waitsの「Ol' 55」は似合いすぎ。
飲み過ぎた。


SIGMA DP1

fukasawaman409 at 01:47|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)work 

2009年08月05日

楽器撮影秒読み

b79e6dfb.jpg8月2日

午後からVICTORにてレコーディング1曲。編曲は馬飼野康二氏。tassiはアコギで参加。

いつもはS.VALLEYでお会いするエンジニアの小岩氏が本日はここに。なんだか懐かしい人に会ったようで、ちょっと不思議な感覚。

その後東急ハンズに寄り道。ヒミツの撮影グッズのためのパーツ集めである。我ながらスバラシイ発想だと思うが、果たしてうまくいくかどうかは出来上がってみなければ解らない。

うまくいったら、もちろんココで紹介するつもりである。


RICOH Caplio GX 100

fukasawaman409 at 00:05|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月02日

遅刻

f4786cd9.jpg7月31日

夕方からシャングリラにてP盤(プライベート盤)のレコーディング1曲。編曲は矢田部正氏。tassiはアコギ、マンドリンでダビング作業。

16時を6時と思い込み家でのんびりしていたら。インスペクターから電話があり、慌てて原宿まで飛んでいった。何年かに一回はこういう事があるんだなあ。自壊自戒次回はそういうことのないようにと反省。

フォーク調演歌というか演歌調フォークというか、まあどちらでもいいんだがそういった曲調で、マンドリンはフォーク風にフラット・マンドリン。アコギはオブリだけだったので、Merrill OM28の太い音で男のココロを図太く表現。

打ち込み主体のオケだが、メロディー楽器が生楽器だと、とたんに全体が生っぽくなるから不思議である。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

fukasawaman409 at 00:40|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work 

2009年08月01日

地球に乾杯

3e57cac1.jpg7月29日

午後から赤坂のTBSにて、金曜の夜遅くに放送されているバラエティ番組の収録。ゲストがミュージシャンの場合は何曲か歌うらしく、本日はそのサポートということだ。音楽は服部隆之氏。tassiはガットで参加。オンエアは9月らしい。

けっこうな大編成の中に混じっての演奏で、スタジオはなぜか蒸し暑くタイヘンだったが、無事に1回でOKとなる。

その後、青山のVICTORに移動し、レコーディング1曲。音楽は羽毛田丈史氏。tassiは12弦、ブズーキ、マンドリンでダビング作業。

いつもは冷静沈着にプレイするのだが、ここでは「パッション」がキーワード。ということで12弦ギターをかなり思い切ってストローク。もしかしたらスタジオの床には、ピックの削りカスがたくさん落ちていたかもしれない。弦が切れなくてよかった。

さらにテーマ部分のメロディーをマンドリンとブズーキで弾き分け、25時に無事終了。


RICOH Caplio GX 100

fukasawaman409 at 03:49|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)work