2007年11月
2007年11月30日
2007年11月28日
2007年11月26日
2007年11月25日
津
11月23日
午後からZ'dにて劇伴録音。音楽は栗山和樹氏。本日は来春早々、昼の時間帯での30分ドラマの劇伴だった。tassiはアコギ、マンドリン、ブズーキで参加だ。マシントラブルなどがあり、ちょっと時間が伸びたが、まだ新幹線の時間には間に合うだろう。
品川から新幹線に乗り、名古屋経由で三重県の「津」まで行くことになる。前乗りだ。品川駅アトレの「DEAN & DELUCA」でパスタとパンを買い、おっとついでに安ワインも調達して、のぞみに乗り込む。車内でゆっくりとディナータイムなのだ。津に着く頃にはナカナカいい気持ちで、明日のステージががんばれそうなそんな気がしてくる。それにしても駅前には何もない街だ、津。
RICOH Caplio GX 100
午後からZ'dにて劇伴録音。音楽は栗山和樹氏。本日は来春早々、昼の時間帯での30分ドラマの劇伴だった。tassiはアコギ、マンドリン、ブズーキで参加だ。マシントラブルなどがあり、ちょっと時間が伸びたが、まだ新幹線の時間には間に合うだろう。
品川から新幹線に乗り、名古屋経由で三重県の「津」まで行くことになる。前乗りだ。品川駅アトレの「DEAN & DELUCA」でパスタとパンを買い、おっとついでに安ワインも調達して、のぞみに乗り込む。車内でゆっくりとディナータイムなのだ。津に着く頃にはナカナカいい気持ちで、明日のステージががんばれそうなそんな気がしてくる。それにしても駅前には何もない街だ、津。
RICOH Caplio GX 100
2007年11月23日
引き籠もり...?
11月22日
ここのところ楽器の解説ばかりで、浦島太郎状態だったなあ。本日は夕方からサウンドシティにてアニメの劇伴録音。音楽は大谷幸氏。ストリングスの皆さんが帰ったあと、tassiともう一人のギタリスト今堀氏と二人だけでダビング作業だ。tassiはほとんどマンドリンとブズーキで、アコギは数曲という感じだった。ちゃんと弾き方覚えていたのにはビックリだぁ。
予定よりも大幅に早く終わって帰宅すると、Amazonで注文しておいたイーグルスの新譜が届いていた。最近CD屋に行かないなあ....。CDや書籍はもちろんだが、食材も「お取り寄せ」とか何とか言って、自宅で手軽に楽しむことができる時代になった。これじゃますます外に出ないわけだ。
RICOH Caplio GX 100
ここのところ楽器の解説ばかりで、浦島太郎状態だったなあ。本日は夕方からサウンドシティにてアニメの劇伴録音。音楽は大谷幸氏。ストリングスの皆さんが帰ったあと、tassiともう一人のギタリスト今堀氏と二人だけでダビング作業だ。tassiはほとんどマンドリンとブズーキで、アコギは数曲という感じだった。ちゃんと弾き方覚えていたのにはビックリだぁ。
予定よりも大幅に早く終わって帰宅すると、Amazonで注文しておいたイーグルスの新譜が届いていた。最近CD屋に行かないなあ....。CDや書籍はもちろんだが、食材も「お取り寄せ」とか何とか言って、自宅で手軽に楽しむことができる時代になった。これじゃますます外に出ないわけだ。
RICOH Caplio GX 100
2007年11月21日
E.PATIERNO/ITALY
11月21日
以前仕事ではほとんどフラット・マンドリンしか使わなかったが、需要に応じてどうしてもラウンド・マンドリンが必要になった時期があった。ちょっとイタリアっぽい感じや、ヨーロッパ的なサウンドが求められるとき、fホールのフラット・マンドリンでは、音色が違いすぎてどうもシックリこない。運良くtassiのフラット・マンドリンは、ラウンドホール(丸穴)だったので、ピックを変えたりしながらかろうじて対応してきたが、やはり極めるとなったらラウンド・マンドリンしかないだろう。
日本で探そうと思うと楽器店が限られる。クラシック・ギターを扱っている店や、ラウンド・マンドリン専門店には品揃えが豊富だが、ソコソコの値段は覚悟しなければ、良い楽器を手に入れることはできないと感じた。まあメインで使う楽器ではないので、安物でもイイかと考えた時期もあったが、どうせ一生使うのだから、ある程度のものは手に入れたい。などと迷い迷っているうちに、日本ではなくベルギーの首都ブリュッセルの、とある楽器店で出会ってシマッタ。きっと街を歩きながら、ラウンド、ラウンドとブツブツ呟いていたので、楽器店に引き寄せられていったのだろう。
だいたい彫刻だの貝だの飾りだのがギラギラしている楽器は、値段ばっかり高くて音はたいしたことがない。というのが昔からの持論だったが、手に取ってみたら意外とイイじゃない、というのが第一印象だった。考えを改めたのは言うまでもない。きっと高くて買えなかったからヒガんでいたのだ。音はイイし装飾もキレイで、おまけに値段も手頃で更にウレシクなり、あっという間に硬派からの脱落者となる。
サウンド・ホールの形が独特で、それを囲むようにしてドラゴンだかなんだかワカラナイ、動物と植物が一緒になったような細かい細工がしてある。いや、よく見ると間抜けなラクダの顔にも見えてきた。洋白か銀細工だろうか、まあアルミニウムではないようだ。密度が高く重心の重い音ではないが、けっこう軽やかでヨーロッパの香りを運んできてくれる、1920年代のラウンド・マンドリンである。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
以前仕事ではほとんどフラット・マンドリンしか使わなかったが、需要に応じてどうしてもラウンド・マンドリンが必要になった時期があった。ちょっとイタリアっぽい感じや、ヨーロッパ的なサウンドが求められるとき、fホールのフラット・マンドリンでは、音色が違いすぎてどうもシックリこない。運良くtassiのフラット・マンドリンは、ラウンドホール(丸穴)だったので、ピックを変えたりしながらかろうじて対応してきたが、やはり極めるとなったらラウンド・マンドリンしかないだろう。
日本で探そうと思うと楽器店が限られる。クラシック・ギターを扱っている店や、ラウンド・マンドリン専門店には品揃えが豊富だが、ソコソコの値段は覚悟しなければ、良い楽器を手に入れることはできないと感じた。まあメインで使う楽器ではないので、安物でもイイかと考えた時期もあったが、どうせ一生使うのだから、ある程度のものは手に入れたい。などと迷い迷っているうちに、日本ではなくベルギーの首都ブリュッセルの、とある楽器店で出会ってシマッタ。きっと街を歩きながら、ラウンド、ラウンドとブツブツ呟いていたので、楽器店に引き寄せられていったのだろう。
だいたい彫刻だの貝だの飾りだのがギラギラしている楽器は、値段ばっかり高くて音はたいしたことがない。というのが昔からの持論だったが、手に取ってみたら意外とイイじゃない、というのが第一印象だった。考えを改めたのは言うまでもない。きっと高くて買えなかったからヒガんでいたのだ。音はイイし装飾もキレイで、おまけに値段も手頃で更にウレシクなり、あっという間に硬派からの脱落者となる。
サウンド・ホールの形が独特で、それを囲むようにしてドラゴンだかなんだかワカラナイ、動物と植物が一緒になったような細かい細工がしてある。いや、よく見ると間抜けなラクダの顔にも見えてきた。洋白か銀細工だろうか、まあアルミニウムではないようだ。密度が高く重心の重い音ではないが、けっこう軽やかでヨーロッパの香りを運んできてくれる、1920年代のラウンド・マンドリンである。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
2007年11月20日
J.CASTELLUCCIA/FRANCE
11月20日
ジプシージャズ・スタイルで使われるギターとして、マカフェリ(セルマー)があまりにも有名だ。ジャンゴ・ラインハルトや、その直系にあたるギタリストが使っていたこともあってか、今では相当高額で取引されているようだ。というより、まずお目にかかることはあるまい。それだけ希少価値の高いギターである。
現在ではマカフェリ・タイプのギターは色々なメーカーが作っている。例えば「FAVINO/ファヴィノ」「DUPONT/デュポン」「DELL' ARTE/デルアルテ」などの高級モデルから、「GITANE/ジタン」「ARIA/アリア」などの手頃なアジア製のまで、その選択肢はたくさんある。20年ほど前に楽器店で目にできたのは、唯一の日本製「SAGA/サガ」だけだったと思う。何とも幸運な時代になったものだ。
パリのとある楽器店でこの「J.CASTELLUCCIA」を見つけたときは思わず目を疑った。明らかに1950年代かそれ以前のものだと分かったからである。マカフェリ・タイプのギター知識はなかったが、音を出してみてすぐにこの楽器がホンモノであることを実感した。他にも何本か置いてあったが、それらは別のメーカー製で現代の廉価版といった印象。当時日本では「SAGA」すら手に入らない状況だったので、迷わずこの楽器を手に入れた。
といってもジプシージャズは、tassiの芸風とはちょっと違うので、普段あまり弾く機会がない。でもたまに出してきてポロポロとやると、気分だけはジャンゴになれる。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
ジプシージャズ・スタイルで使われるギターとして、マカフェリ(セルマー)があまりにも有名だ。ジャンゴ・ラインハルトや、その直系にあたるギタリストが使っていたこともあってか、今では相当高額で取引されているようだ。というより、まずお目にかかることはあるまい。それだけ希少価値の高いギターである。
現在ではマカフェリ・タイプのギターは色々なメーカーが作っている。例えば「FAVINO/ファヴィノ」「DUPONT/デュポン」「DELL' ARTE/デルアルテ」などの高級モデルから、「GITANE/ジタン」「ARIA/アリア」などの手頃なアジア製のまで、その選択肢はたくさんある。20年ほど前に楽器店で目にできたのは、唯一の日本製「SAGA/サガ」だけだったと思う。何とも幸運な時代になったものだ。
パリのとある楽器店でこの「J.CASTELLUCCIA」を見つけたときは思わず目を疑った。明らかに1950年代かそれ以前のものだと分かったからである。マカフェリ・タイプのギター知識はなかったが、音を出してみてすぐにこの楽器がホンモノであることを実感した。他にも何本か置いてあったが、それらは別のメーカー製で現代の廉価版といった印象。当時日本では「SAGA」すら手に入らない状況だったので、迷わずこの楽器を手に入れた。
といってもジプシージャズは、tassiの芸風とはちょっと違うので、普段あまり弾く機会がない。でもたまに出してきてポロポロとやると、気分だけはジャンゴになれる。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
2007年11月19日
MARTIN D-45/1969
11月19日
もう一方の雄、MARTIN D-45である。1942年に生産中止になったD-45だが1968年に再生産された。1969年までの2年間に作られた約200本のモデルには、サイド・バックにハカランダが使われている。1970年以降はインディアン・ローズウッド仕様となった。
生産本数が限られていたから希少価値があるようだが、同年代のD-28や他のモデルに比べると、明らかに価格が高すぎで首をかしげたくなる。ハッキリ言って仕事の道具としては怖くて持ち歩けない。まあヴァイオリンに比べればカワイイものだろうが。
現代のD-45と比べるとあまり金属的なキツイ音ではなく、熟成されたというか柔らかく上品なサウンド。音色が生かせるような編成が薄い曲で使ってみたいギターだ。手元ではあまり音量感はないが、遠鳴りする楽器のようだ。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
もう一方の雄、MARTIN D-45である。1942年に生産中止になったD-45だが1968年に再生産された。1969年までの2年間に作られた約200本のモデルには、サイド・バックにハカランダが使われている。1970年以降はインディアン・ローズウッド仕様となった。
生産本数が限られていたから希少価値があるようだが、同年代のD-28や他のモデルに比べると、明らかに価格が高すぎで首をかしげたくなる。ハッキリ言って仕事の道具としては怖くて持ち歩けない。まあヴァイオリンに比べればカワイイものだろうが。
現代のD-45と比べるとあまり金属的なキツイ音ではなく、熟成されたというか柔らかく上品なサウンド。音色が生かせるような編成が薄い曲で使ってみたいギターだ。手元ではあまり音量感はないが、遠鳴りする楽器のようだ。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
2007年11月18日
GIBSON J-200/1959
11月18日
キング・オブ・アコースティック・ギターといえば、MARTIN D-45とGIBSON J-200ということになるだろうか。共にそれぞれのメーカーのトップモデルだから、ギタリストの憧れの的になっていると言って過言ではない。現在では様々なメーカーや個人ビルダーが素晴らしいギターを造っているので、今さらMARTINやGIBSON信仰でもないだろう。それでもやっぱり帰るところはこの二つになってしまうのは、ギター好きであれば誰もが認めるところだと思う。
ハッキリ言うがトップモデルだからといってそれが仕事の道具として使いやすいかというと、それはまた別のハナシである。特にアコギの場合、マイクで録ってナンボの世界である。ナマ音が良くてもマイクを通した音が「使える」素材でないとダメなのだ。では何をもって「使える」というかというと、その定義は一様ではない。これはまたの機会に。
「GIBSON J-200/1959」
外観はボロボロだったが、ノンアジャスタブル・ブリッジで音が良かったので無理して手に入れた。登場機会は年に数回ほど。しかしこの楽器だけで押し通そうと思えばできなくはない。そんな懐の深さも併せ持っている。オケが厚くても(楽器編成が多くても)ちゃんと居場所がある、50年代GIBSONのアコギは現代のポップスにおいても「使える」音なのだ。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
キング・オブ・アコースティック・ギターといえば、MARTIN D-45とGIBSON J-200ということになるだろうか。共にそれぞれのメーカーのトップモデルだから、ギタリストの憧れの的になっていると言って過言ではない。現在では様々なメーカーや個人ビルダーが素晴らしいギターを造っているので、今さらMARTINやGIBSON信仰でもないだろう。それでもやっぱり帰るところはこの二つになってしまうのは、ギター好きであれば誰もが認めるところだと思う。
ハッキリ言うがトップモデルだからといってそれが仕事の道具として使いやすいかというと、それはまた別のハナシである。特にアコギの場合、マイクで録ってナンボの世界である。ナマ音が良くてもマイクを通した音が「使える」素材でないとダメなのだ。では何をもって「使える」というかというと、その定義は一様ではない。これはまたの機会に。
「GIBSON J-200/1959」
外観はボロボロだったが、ノンアジャスタブル・ブリッジで音が良かったので無理して手に入れた。登場機会は年に数回ほど。しかしこの楽器だけで押し通そうと思えばできなくはない。そんな懐の深さも併せ持っている。オケが厚くても(楽器編成が多くても)ちゃんと居場所がある、50年代GIBSONのアコギは現代のポップスにおいても「使える」音なのだ。
OLYMPUS E-510 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO
2007年11月17日
EPIPHONE FT79 TEXAN
11月13日
午前中から六本木ど真ん中のSUNRISEにて劇伴録音。本日はテレビ長崎で放送予定のドラマの劇伴だ。音楽は小室等氏。tassiはアコギ、そして月琴で参加。月琴は数日前に小室氏から渡され、レコーディングで使いたいので、ヒトツヨロシクということだった。
実は昨月初めにそんな話を聞かされていたので、せっかく上海に行ったのでこれを機会に買ってこようと思った。しかしスケジュールがかなりタイトで、おまけにピーピーの腹下し状況でその思いは実現できなかった。ということで借り物の楽器でのセッション。tassi的にはちょっと残念だが。
夜千駄ヶ谷のZAKにてアニメの劇伴録音。音楽は柳川剛氏。9月にやった劇伴「ストレイト・ジャケット」の第二弾らしい。本日は1曲のみで8小節だけだったが、導入部分の重要なパートなので真剣勝負。tassiはBOUZOUKI , SAZ , BAGLAMA , IRISH BOUZOUKIで参加。早いフレーズに手こずったが、録音技術を借りナントカ切り抜ける。ありがとう、ProTools!!
「EPIPHONE FT79 TEXAN」
ポール・マッカートニーが「YESTERDAY」で使っていたということで有名になったギターだが、アチラは60年代のナチュラル・フィニッシュでアジャスタブル・ブリッジ仕様。tassi所有は1959年製で、ノンアジャスタブル・ブリッジで塗装はサンバースト。ヘッド形状もスリムな形ではなく、以前のごついヤツだ。だからポールとは縁もゆかりもない。
塗装はどちらでもイイが、ブリッジはノンアジャスタブルに限るとtassiは信じている。なのでこの楽器を見つけたときは、生き別れにあった兄弟に再会した思いだった。GIBSONがEPIPHONEを吸収し、EPIPHONEブランドで出したのが「TEXAN」、本家のGIBSONで出ていたのが「J-45/J-50」ということになる。工場は共にGIBSONカラマズーだから基本的には内容は一緒。外観の違いはピックガード、ヘッド、インレイあたりだろうか。厳密に言うとJ-45よりも少し弦長が長いTEXANからは、ガツーンとくる硬質な男らしいサウンドを想像した。だが実はマホガニー独特の柔らかい音色で、これはこれでOK。上質の50年代マホガニー・サウンドといったところか。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON 35mm
午前中から六本木ど真ん中のSUNRISEにて劇伴録音。本日はテレビ長崎で放送予定のドラマの劇伴だ。音楽は小室等氏。tassiはアコギ、そして月琴で参加。月琴は数日前に小室氏から渡され、レコーディングで使いたいので、ヒトツヨロシクということだった。
実は昨月初めにそんな話を聞かされていたので、せっかく上海に行ったのでこれを機会に買ってこようと思った。しかしスケジュールがかなりタイトで、おまけにピーピーの腹下し状況でその思いは実現できなかった。ということで借り物の楽器でのセッション。tassi的にはちょっと残念だが。
夜千駄ヶ谷のZAKにてアニメの劇伴録音。音楽は柳川剛氏。9月にやった劇伴「ストレイト・ジャケット」の第二弾らしい。本日は1曲のみで8小節だけだったが、導入部分の重要なパートなので真剣勝負。tassiはBOUZOUKI , SAZ , BAGLAMA , IRISH BOUZOUKIで参加。早いフレーズに手こずったが、録音技術を借りナントカ切り抜ける。ありがとう、ProTools!!
「EPIPHONE FT79 TEXAN」
ポール・マッカートニーが「YESTERDAY」で使っていたということで有名になったギターだが、アチラは60年代のナチュラル・フィニッシュでアジャスタブル・ブリッジ仕様。tassi所有は1959年製で、ノンアジャスタブル・ブリッジで塗装はサンバースト。ヘッド形状もスリムな形ではなく、以前のごついヤツだ。だからポールとは縁もゆかりもない。
塗装はどちらでもイイが、ブリッジはノンアジャスタブルに限るとtassiは信じている。なのでこの楽器を見つけたときは、生き別れにあった兄弟に再会した思いだった。GIBSONがEPIPHONEを吸収し、EPIPHONEブランドで出したのが「TEXAN」、本家のGIBSONで出ていたのが「J-45/J-50」ということになる。工場は共にGIBSONカラマズーだから基本的には内容は一緒。外観の違いはピックガード、ヘッド、インレイあたりだろうか。厳密に言うとJ-45よりも少し弦長が長いTEXANからは、ガツーンとくる硬質な男らしいサウンドを想像した。だが実はマホガニー独特の柔らかい音色で、これはこれでOK。上質の50年代マホガニー・サウンドといったところか。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON 35mm
2007年11月16日
MARTIN D-45VR
11月12日
夜サウンドインで大物男性演歌歌手のレコーディング。tassiはアコギで参加。編曲は若草恵氏。ポップス畑でも活躍しているリズム隊の演歌サウンドというのもなかなか興味深い。tassiはやはりGIBSON SJで繊細なアルペジオ。
マーティンと言えばやはり60年代後半までというのが一つの区切りであろう。ハカランダが使われていたのがその時期までだからだが、70年代以降もボテッとした印象の、インディアン・ローズウッド・サウンドもナカナカ捨てがたいものがある。決して切れ味の良いシャープなサウンドではないが、暖かく包み込むような、言うなれば「マーティン」という語感から感じられる柔らかいイメージのサウンドだ。サウンドに関してはそういう評価ができるが、楽器の造りの観点からみるとハッキリ言ってtassiの好みではない。
しかし90年代になってからはネックの仕込み角度が深くなったりと、微妙な点が変わってきていることが確認される。tassi的に言えば、ナカナカ使えるモノが増えてきたといったところだろうか。SANTA CRUZやCOLLINGSを筆頭に、マーティン以上にマーティンを意識して造られたギターが評判を呼び、本家としても「本気」にならざるを得ない事情があったのかもしれない。まあ勝手な推測だが....
98年のD-45VRもまだまだ熟成されていないが、この先が楽しみな楽器である。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON 35mm
夜サウンドインで大物男性演歌歌手のレコーディング。tassiはアコギで参加。編曲は若草恵氏。ポップス畑でも活躍しているリズム隊の演歌サウンドというのもなかなか興味深い。tassiはやはりGIBSON SJで繊細なアルペジオ。
マーティンと言えばやはり60年代後半までというのが一つの区切りであろう。ハカランダが使われていたのがその時期までだからだが、70年代以降もボテッとした印象の、インディアン・ローズウッド・サウンドもナカナカ捨てがたいものがある。決して切れ味の良いシャープなサウンドではないが、暖かく包み込むような、言うなれば「マーティン」という語感から感じられる柔らかいイメージのサウンドだ。サウンドに関してはそういう評価ができるが、楽器の造りの観点からみるとハッキリ言ってtassiの好みではない。
しかし90年代になってからはネックの仕込み角度が深くなったりと、微妙な点が変わってきていることが確認される。tassi的に言えば、ナカナカ使えるモノが増えてきたといったところだろうか。SANTA CRUZやCOLLINGSを筆頭に、マーティン以上にマーティンを意識して造られたギターが評判を呼び、本家としても「本気」にならざるを得ない事情があったのかもしれない。まあ勝手な推測だが....
98年のD-45VRもまだまだ熟成されていないが、この先が楽しみな楽器である。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON 35mm
2007年11月14日
高速移動
11月11日
ラジオの公開録音のため、午前中に日比谷のニッポン放送まで行く。局内で簡単なリハーサルのあと、雨模様が心配な公園の特設ステーに向かう。雨はなんとか降られずに済んだが、ステージの上にいると手がかじかむ。20分ほどで無事本番は終わり、時刻は13時。手嶌葵さんのステージでした。
首都高3号線で用賀まで、そこから環八を走り第三京浜に乗ってみなとみらいまで。次はランドマークで劇伴録音。TBS系列で12月5日放送予定のドラマ「彗星物語」の劇伴だった。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンで7曲ほど参加。いつものようにガット1本でのソロにちょっと手こずるが、まあ上手くいったほうだろう。
その後再び首都高に乗りサウンドシティまで。途中の混雑を考え芝浦で降りる。下道を走りながら早めに到着。本来ダビングだったが、早く着いたので皆さんと同録。奥華子さんのレコーディングで、編曲は佐藤準氏。Urei1176を外しイイ感じのサウンド。
RICOH Caplio GX 100
ラジオの公開録音のため、午前中に日比谷のニッポン放送まで行く。局内で簡単なリハーサルのあと、雨模様が心配な公園の特設ステーに向かう。雨はなんとか降られずに済んだが、ステージの上にいると手がかじかむ。20分ほどで無事本番は終わり、時刻は13時。手嶌葵さんのステージでした。
首都高3号線で用賀まで、そこから環八を走り第三京浜に乗ってみなとみらいまで。次はランドマークで劇伴録音。TBS系列で12月5日放送予定のドラマ「彗星物語」の劇伴だった。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンで7曲ほど参加。いつものようにガット1本でのソロにちょっと手こずるが、まあ上手くいったほうだろう。
その後再び首都高に乗りサウンドシティまで。途中の混雑を考え芝浦で降りる。下道を走りながら早めに到着。本来ダビングだったが、早く着いたので皆さんと同録。奥華子さんのレコーディングで、編曲は佐藤準氏。Urei1176を外しイイ感じのサウンド。
RICOH Caplio GX 100
2007年11月13日
EJ51と名前を変え存続
11月9日
午後からサウンドインで劇伴録音。音楽は服部隆之氏。tassiはアコギで参加。
先日の楽器フェアでのことだが、帰りがけにD'Addarioのブースに寄り、何となくディスプレイされた商品を眺めながら、係の人と弦の話をしている中で、tassi愛用の「J51」というガット弦の話題になった。その人曰く、J51はディスコンになりもう発売されていないという。J51はラウンド・ワウンドとフラット・ワウンドのちょうど中間で、フィンガーノイズが出にくい造りになっている。ダダリオではこれを「セミ・ポリッシュ」と呼んでいるようだ。レコーディングの現場ではこのノイズがけっこう気になるので、tassiは昔からJ51の愛用者なのである。
「あとは店頭にあるだけになります」という言葉を聞き、こりゃあタイヘンだ、買い占めなきゃ...。そう思ってあちこちの楽器店に電話。確かに「J51」は残り少ない状態だったが、実はエコパックになって「EJ51」と名を変え存在することが判明し、それでホッと胸をなで下ろした。なにせ普通の弦よりも定価売価共に高いので、まとめ買いするとなるとけっこうな負担になるからね。
一応他の弦も試そうと思い、コーティング弦の「EXP46」というのも手に入れてきた。薄い膜がコーティングされているので錆びにくく長持ちする、というのがその謳い文句だ。弦ノイズも若干緩和されるだろうと期待したが、これはあまり効果はなかった。その他にもライト・ポリシュ(セミ・ポリッシュよりもラウンドに近いのか?)の「EJ46LP」というのもあるが、これを常時置いている楽器店は少ないようだ。
拡大して見るとEXPの方はコーティングによる光沢感があるのが分かる。また、EJの方はなんだかシャワーのホースみたいで、あんまり高級感はないなあ....
EPSON GT-X900
午後からサウンドインで劇伴録音。音楽は服部隆之氏。tassiはアコギで参加。
先日の楽器フェアでのことだが、帰りがけにD'Addarioのブースに寄り、何となくディスプレイされた商品を眺めながら、係の人と弦の話をしている中で、tassi愛用の「J51」というガット弦の話題になった。その人曰く、J51はディスコンになりもう発売されていないという。J51はラウンド・ワウンドとフラット・ワウンドのちょうど中間で、フィンガーノイズが出にくい造りになっている。ダダリオではこれを「セミ・ポリッシュ」と呼んでいるようだ。レコーディングの現場ではこのノイズがけっこう気になるので、tassiは昔からJ51の愛用者なのである。
「あとは店頭にあるだけになります」という言葉を聞き、こりゃあタイヘンだ、買い占めなきゃ...。そう思ってあちこちの楽器店に電話。確かに「J51」は残り少ない状態だったが、実はエコパックになって「EJ51」と名を変え存在することが判明し、それでホッと胸をなで下ろした。なにせ普通の弦よりも定価売価共に高いので、まとめ買いするとなるとけっこうな負担になるからね。
一応他の弦も試そうと思い、コーティング弦の「EXP46」というのも手に入れてきた。薄い膜がコーティングされているので錆びにくく長持ちする、というのがその謳い文句だ。弦ノイズも若干緩和されるだろうと期待したが、これはあまり効果はなかった。その他にもライト・ポリシュ(セミ・ポリッシュよりもラウンドに近いのか?)の「EJ46LP」というのもあるが、これを常時置いている楽器店は少ないようだ。
拡大して見るとEXPの方はコーティングによる光沢感があるのが分かる。また、EJの方はなんだかシャワーのホースみたいで、あんまり高級感はないなあ....
EPSON GT-X900
2007年11月09日
2007年11月07日
チェスト!
11月4日
夜SONYにて劇伴録音。本日は「チェスト!」という映画の劇伴で、tassiはガットでアルペジオとメロディーを重ねる。1曲はギター2本のみという、いつもは慣れているパターンだけど、なかなかシビアなレコーディングで、タッチやニュアンスに気を遣って演奏した。曲数は少なかったが、待ち時間が多く終わってみたらけっこうな時間だった。
ついつい車に積みっぱなしの楽器ばかりを使ってばかりなので、これではイカンと最近スタジオに登場機会の少ない「夢弦堂スペシャル」を出してきて、指慣らしにと弾いてみる。Xブレイシングではないファーン・ブレイシングのせいだろうか、マーチンやメリルとはまた違った、倍音の多いサウンドを再確認する。
まだまだケースの中から出してやれない楽器たちが多くいる。大奥で不遇の一生を終えた女性たちが姿を変え、楽器部屋から怨念の呻き声となって聞こえてこないようにと、ただただ祈るばかりだ。明日からは心を改め、毎日まんべんなくケースを開けて、懺悔と寵愛の日々を誓う。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON 35mm
夜SONYにて劇伴録音。本日は「チェスト!」という映画の劇伴で、tassiはガットでアルペジオとメロディーを重ねる。1曲はギター2本のみという、いつもは慣れているパターンだけど、なかなかシビアなレコーディングで、タッチやニュアンスに気を遣って演奏した。曲数は少なかったが、待ち時間が多く終わってみたらけっこうな時間だった。
ついつい車に積みっぱなしの楽器ばかりを使ってばかりなので、これではイカンと最近スタジオに登場機会の少ない「夢弦堂スペシャル」を出してきて、指慣らしにと弾いてみる。Xブレイシングではないファーン・ブレイシングのせいだろうか、マーチンやメリルとはまた違った、倍音の多いサウンドを再確認する。
まだまだケースの中から出してやれない楽器たちが多くいる。大奥で不遇の一生を終えた女性たちが姿を変え、楽器部屋から怨念の呻き声となって聞こえてこないようにと、ただただ祈るばかりだ。明日からは心を改め、毎日まんべんなくケースを開けて、懺悔と寵愛の日々を誓う。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER NOKTON 35mm
2007年11月06日
楽器フェア
11月3日
何年ぶりかで楽器フェアに行ってきた。パシフィコ横浜の展示場だから、みなとみらい駅で降り5分ほどだ。
特に目当てのモノがあるわけではなく、ここ数年行っていなかったのでどんな具合だろうと、興味半分暇つぶし半分といったところか。コールクラークのアコギを試奏しようと思ったが、周りがうるさくとてもとてもチェックできるような状態ではなかった。ギブソンのブースはギターがほとんどで、マンドリンやバンジョーの姿は見かけなかった。やはり代理店が変わるとラインナップも変わるのか。
見学もソコソコに早々と中華街にて食事。紹興酒の酔いもあってか、帰りの電車は熟睡。気がついたら乗り過ごしていた。
RICOH Caplio GX 100
何年ぶりかで楽器フェアに行ってきた。パシフィコ横浜の展示場だから、みなとみらい駅で降り5分ほどだ。
特に目当てのモノがあるわけではなく、ここ数年行っていなかったのでどんな具合だろうと、興味半分暇つぶし半分といったところか。コールクラークのアコギを試奏しようと思ったが、周りがうるさくとてもとてもチェックできるような状態ではなかった。ギブソンのブースはギターがほとんどで、マンドリンやバンジョーの姿は見かけなかった。やはり代理店が変わるとラインナップも変わるのか。
見学もソコソコに早々と中華街にて食事。紹興酒の酔いもあってか、帰りの電車は熟睡。気がついたら乗り過ごしていた。
RICOH Caplio GX 100
2007年11月04日
三線にカポ
11月2日
午後から多摩川近くのSOUND DALIにてレコーディング1曲。本日は久しぶりの三線登場だ。
三線でKey=Aというのは、ナカナカやっかいだ。tassiは基本的に「本調子」でチューニングするので、2弦がトニックの根音つまり「A」になる。だいたい「F」あたりが一番良い音域なのだが、「A」となると上げるか下げるか迷うところである。下げれば低すぎて音にならず、上げれば弦が切れる恐れアリで、さてどうしたもんか。
結局ギリギリの「G」まで上げ、カポを使ってナントカ対応する。いずれ細い弦を張る高域用の三線を、もう1本用意する必要がありそうだ。演奏としては1フレーズを2パターン録って、短時間にて無事終了。
RICOH Caplio GX 100
午後から多摩川近くのSOUND DALIにてレコーディング1曲。本日は久しぶりの三線登場だ。
三線でKey=Aというのは、ナカナカやっかいだ。tassiは基本的に「本調子」でチューニングするので、2弦がトニックの根音つまり「A」になる。だいたい「F」あたりが一番良い音域なのだが、「A」となると上げるか下げるか迷うところである。下げれば低すぎて音にならず、上げれば弦が切れる恐れアリで、さてどうしたもんか。
結局ギリギリの「G」まで上げ、カポを使ってナントカ対応する。いずれ細い弦を張る高域用の三線を、もう1本用意する必要がありそうだ。演奏としては1フレーズを2パターン録って、短時間にて無事終了。
RICOH Caplio GX 100