2006年11月

2006年11月27日

芋たこなんきん

fc209aef.jpg11月26日

正午から渋谷にあるNHK506stで、朝の連続テレビドラマ「芋たこなんきん」の劇伴録音。音楽は栗山和樹氏。

tassiはアコギ、ガット、ブズーキで参加。コミカルな曲でブズーキを使用した。ドラマの舞台が昭和初期の大阪ということで、古いスタイルのジャズをやるのでアーチトップ・ギターも持ってきてほしいということだった。ジャズはtassiの専門外なので、まあリズムくらいなら刻みますよってことで、GIBSON L-50というピック・ギター(別名漫才ギター)を同行させた。

なぜ「漫才ギター」というのか。tassiが子供の頃テレビの寄席番組に出ていた漫才師がよく持っていたのが、テイルピースが付いて、f穴の開いたスタイルのギターだった。確か「かしまし娘」の一人が持っていたのはL-50、「玉川カルテット」の場合はあのSUPER-400だったりと、tassiのようなフォーク世代にはちょっと古くさい楽器というイメージがあったので、今考えるとちょっと小馬鹿にしたニュアンスもなかったわけではない。

ピック・ギターという呼び方はよくわからないが、クラシック・ギターが指で弾くのに対し、ピックを使って弾くからそう呼んだのかもしれない。ハワイアンや古いジャズが全盛の頃の昭和初期に、たぶん日本でつけられた俗称じゃないかと思う。きっとアメリカでは通用しない気がするが、どなたか知っている方がいれば教えてほしい。

さて、ふだんはL-50が登場する機会などほとんどなく、いつも楽器庫の隅に寂しくポツンと置かれているだけ。今回は1曲だったが、フラット・ワウンド弦を張ったL-50のサウンドは、まさに古いスイングを刻むにはもってこいの楽器だった。

マイクはサンケンのCU-41を2本ステレオで使用。一般的にはあまり知られていないが、日本が誇る完成度の高いすばらしいマイクだ。


「芋たこなんきん」
http://www3.nhk.or.jp/asadora/index.html


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm

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2006年11月26日

EPSON P-5000

48e306ce.jpg11月25日

tassi愛用のオリンパス E-1は登場当時画期的な「ダストリダクション」機能が備わっていた。今でこそ当たり前の機能だが、当時はオリンパス E-1が唯一の存在だったので、tassiは迷わずコレを選んだのだ。登場してからもう3年程経つのでそろそろ新しい機種に目がいくが、まだまだ現役でがんばってもらいたいと思う。

撮影の時はメモリーカードを複数枚持って出かけるが、いい気になっているとあっという間にメモリーカードは一杯になってしまう。特に海外旅行の時などは、データーを吸い出すノートパソコンを持って行くわけにも行かず、困ったあげくいろいろ調べてみるとストレージという方法があることを知った。

2年前にEPSON P-2000というハードディスク内蔵のフォトビュワーを手に入れた。メモリーカードのデーターを吸い出し、なおかつ現場で画像を確認できるというスグレモノだ。コレを持って海外に出かけたのだが、ホントに重宝した。デジタル一眼の液晶ディスプレイは大きさも限られているし、機能としてはあくまでも確認用だ。ところがP-2000の画面は3.8インチという大きい画面。ストレージ機能は当然だが、夜ホテルに戻ってからのその日撮った写真の観賞用としても立派に役に立った。

最近はRAWで撮ることが多く、JPEGで撮っていた頃より撮影可能な枚数が限られてきた。おまけにE-1のRAWデーターは当初P-2000では再生できず、ソフトウエアのアップデートをしてもサムネイルでしか表示でない。せっかく3.8インチのディスプレイがあってもフルサイズでは見られないのだ。コレは困った。カメラを買い換える訳にもいかず困っていたら、新機種のP-5000なら可能らしいと言うことがわかった。ストレージを2台持っていても無駄だとはわかっていたが、これは買うしかないだろうと判断して先日手に入れた。

ディスプレイは若干大きくなって4インチ。ところがもっと驚いたことには、ディスプレイの画質が大幅に良くなっていることだ。また、起動の早さはもちろんのこと、写真の表示速度がとても速くなり、キビキビとした動きにまたまた感動だ。容量は80GもあるのでRAWで撮っても十分余裕がある。

今はまだデスクトップに置いて鑑賞するだけだが、旅行にでも行って早くこの機能を十分に発揮できる状況になればいいなと願っている。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2006年11月25日

M49改造版

fba3d19c.jpg11月24日

夕方から麻布台のサウンドシティAstで劇伴録音、音楽は若草恵氏。

アニメ映画の録音だったが曲数が30曲ほどあり、譜面台に載せられた譜面の厚さを見て思わずめまいが....。tassiはアコギ、ブズーキ、ドブロで参加。録音と同時に画合わせの確認作業が同時進行なので、通常の録音より時間がかかっているようだった。結局6時間を超える長時間となってしまった。

スタジオに着いて自分のブースに入ると、いつもは見慣れないマイクがセットしてある。NEUMANN M49というビンテージマイクである。ウッド・ベースやホルンなど、低域中心の楽器によく使われるが、通常ギター類に使われることはない。そういえば以前ウクレレに使ってみようか、なんていうエンジニアがいたなあ。

スタジオ・アシスタント曰く、このM49は某有名エンジニアが改造したもので、M269のサウンドに近づけてあるということらしい。確かに録音が始まってみるとHighの感じがM49とは違っている。ギター以外にもヴォーカルにも良いらしい。次に来た時はこのマイクをリクエストしてみようかな。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2006年11月22日

譜面台は三脚代わり

5720ffe7.jpg11月21日

午後から新富町の音響ハウス1stで某電機メーカーのCM録音。音楽は平岩嘉信氏。

アコギのアルペジオにストリングスという編成で曲はバッハ。ストリングスの皆さんの前にチョチョっと弾いて30分ほどでOKを頂く。今日のマイクはAKG C451EとROYER 122という2本立てだ。全く異なるキャラクターのマイクを2本ということで、どんな音が返ってくるかと興味津々だった。

マンドリンや複弦系の楽器には「痛くない」音に録れるということで、tassiは自宅録音の時にはROYER 122をよく使う。でもアコギにはあまり使ったことがなかった。と言うより、正直言ってアコギには不向きと感じていた。しかし今回は、451のおいしいところとうまく組み合わさって、ナカナカの音がしていた。今後の参考にしよう。

夕方からサウンドインAstでアグネス・チャンさんのレコーディング1曲。アレンジは川口真氏。ストリングスも入っての同録だ。モニター状況で苦労したが、なんとかやり終えて無事終了。

マクロレンズを手持ちで撮るのはタイヘンだ。写真を撮りに行く目的なら迷わず三脚を持って行くところだが、仕事のついでに撮るとなるとそうはいかない。いったい何しにきてるんだ!と怒られそうなので、譜面台を三脚代わりにして微妙に上下させ、ナントカやりくりしている。それでもISO800が限度だろうなあ.....


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO


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2006年11月19日

夢弦堂の特注ギター

f6ffff84.jpg11月19日

昨日に引き続き、麹町のサウンドインで午後から劇伴録音。作曲は大森俊之氏。NHK「おかあさんといっしょ」の中で歌われる「月うた」の録音。

サウンドインは二日続いていたので楽器はスタジオに預け、tassi今日は手ぶらで(いや、カメラだけ持って)登場だ。三拍子の曲はガットで、シャッフルの曲ではGIBSON SJを弾いた。今日もギターはイイ音してる。エンジニアは小幡幹男氏、やっぱりそうだったか.....。

夕方ギター製作家の西貝清氏のところへ顔を出し、特注しているギターの細かい打ち合わせをする。ネックの太さや幅、それにペグの種類やポジションマークの材質など、アッという間に楽しい時間は過ぎてしまう。完成はいつになるのか楽しみだ。「EPIPHONE RECORDING A」というプレクトラム・バンジョーも直してもらってご機嫌で帰宅。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm


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2006年11月18日

萌え系アニメの劇伴

c2bfcd83.jpg11月18日

夜麹町のサウンドインでアニメの劇伴録音。作曲は三澤康広氏。来年オンエア予定の萌え系のアニメだとか。

tassiがスタジオに着くとストリングスはすでに帰った後で、ピアノの松田真人氏が一人でダビング中。途中から参加で松田氏と2曲一緒にダビング、その後ギターソロ・バージョンを2曲録る。ギターソロといっても一人二役で、アルペジオとメロディを別々に弾く形だ。アルペとメロの音域が近かったため、スティールとガットの音色違いで対処する。ゆったりとしたテンポで、気持ちよく演奏できた。いつも以上にGIBSON SJの音が暖かく、すばらしい音だった。マイクは67、それとも87....?


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 11-22mm

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2006年11月17日

「Paris Musette」をリベンジ

332fdb3a.jpg11月17日

午後から笹塚にある「FREE AS A BIRD」で着ウタ録音。編曲は平岩紀子氏。

前回できなくて宿題になっていた「Paris Musette」が弾けるようになったので、今回晴れてリベンジというワケだ。前回入れたギターも「J.CASTELLUCCIA」に差し替えて、よりおフランスな感じに磨きがかかった。そのほかにもウクレレで、ゆる〜〜い感じのモノを数曲。西貝氏の手になるウクレレも乾いたサウンドでとてもイイ感じで録音できた。

この着ウタ「Super Hits!」は現在KDDI auのみだが、いずれSOFT BANK MOBILEにも対応するらしい。


「Super Hits!」
http://p.superhits.jp/

「J.CASTELLUCCIA」
http://www.castelluccia.fr/home.php

「夢弦堂ギター」
http://www5.ocn.ne.jp/~mugendoh/introduction.html


EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm

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2006年11月14日

初めてのRAW現像作業

561dffd2.jpg11月14日

午後から目黒のエピキュラスで劇伴録音。音楽は鈴木康純氏。

早めに着くとブルースハープの妹尾氏がまだダビング作業中だった。tassiは妹尾氏と1曲セッションの後に、一人でギターバージョンを録る。本日は追加も含めて3曲のみという、まことにアリガタイ曲数だった。いつもこういう風にはいかないが、まあたまにはイイかもね。

今日の録音は大阪よみうりテレビで放送のドラマで、残念ながらタイトルは忘れてしまった....

初めてRAW現像というのをやってみる。いつもはJPEGでしか撮らないtassiだが、いつ行くかわからない旅行の準備のために最近はRAWで撮るようにしている。レタッチもJPEGでやるよりも、RAWで現像からやった方が画質の荒れは少ないようだ。

POWER MAC G4からINTEL MACに乗り換えたおかげで、写真道楽生活はますます快適になっている。

EPSON R-D1s VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm


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2006年11月11日

バラライカとマンドリン

86c94b07.jpg11月10日

午後からサウンドインCstでCM録音。編曲は平岩嘉信氏。
ロシア風にということで、バラライカそして念のためにマンドリンも随行させる。アップテンポの速い曲だったが、愛のある譜面で難なく無事終了。いつもは外部エンジニアのアシスタントとして作業している、サウンドインの女性エンジニアが録ってくれた。

その後乃木坂SONYまで移動してレコーディング1曲。編曲は河野伸氏。早めに着くとまだギタリストのダビング最中。よ〜く見ると見覚えのある顔、久しく会っていない石成正人氏だった。tassiはダビングということらしい。今日はバッハの某曲のコード進行によく似た曲をマンドリンでコードワーク。歌手は歌唱力のある若手女性ヴォーカリストのようだ。

帰宅してPHOTOSHOP CS2のインストールに手こずる。数日前から何度やってもうまくいかない。うまくいったと思うと起動できずにクラッシュ。そんなことを繰り返しているうちに深夜になってしまった。結局プラグインフォルダにある「TWAIN.plugin」という書類を捨てて無事起動できた。インテルマックとの相性かと思いきや、そうでもないらしい。エプソンのスキャナーは、PHOTOSHOPから直接コントロールできないってことだが、とりあえず一安心やれやれ。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm


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2006年11月10日

カレーとキッス

3b3b75dd.jpg11月8日

午前中に赤坂のodenスタジオにてCM録音。編曲者不在という、CMにはよくあるパターンでmanndolinを弾いた。電動歯ブラシのCMだった。

午後から青山のVICTOR301stでレコーディング1曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギで参加。前のCMが早く終わったので楽器をセッティングして昼食。前々から気になっていたCURRY BARのランチをめざして外に出る。11時30分の開店と同時に店に入りチキンカレーをオーダー。店の名前は「ヘンドリックス」そう、あのジミヘンのヘンドリックスだ。店内はポスターといいレコードのジャケットといい、どう見ても60〜70年代を意識した作りで、tassiも昔を思い出してしまった。こういう店にそういえばよく通ったよな....と遠い目になってしまう。

店の壁をふと見るとレコードのジャケットが数枚。よく見てみると全てキスシーンばかり。なんだかウレシイねえ。でも2〜3枚足らない感じ。もしtassiだったらあとFairground Attractionの「The First of a million kisses」はその1枚に加えたいな。エリオット・アーウィットの写真の一部がジャケ写になっているアルバムだ。

そうそう、カレーの味だがスパイスが効いて本格的な味だった。ザラザラした荒々しいスパイスの舌触りが、以前どこかで食べたカレーを思い起こす......


EPSON R-D1s VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm


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2006年11月06日

エリオットカポのカスタマイズ

2219cb7e.jpg11月6日

古いスペインギターによるクラシック曲の録音が終わり、ホッとしている間に連休もアッという間に終わってしまった。元々祝祭日と関係ない暮らしをしている身なので、世の中がどうなっているのかよくわかっていない。だから窓越しに街の喧噪が聞こえてこないと、ああ今日は世の中は休みなんだなと感じるワケだ。

さて、先日オーダーした「エリオットカポ」のカスタマイズを紹介する。正確にはエリオット製マッキーニカポのカスタマイズだ。カスタマイズといってもチューブ交換だけ。前回の写真と見比べてもらうとわかるが、色は薄い緑で若干だが肉厚が薄くなっている。また、写真ではわからないがオリジナルよりもほんの少し堅めだ。

では肝心の音はどうかというと、オリジナルのチューブより明瞭感が増した印象を受ける。元々の実力があるカポなので、そのままでも十分使えるのだが、チューブ交換によって、よりその実力に磨きがかかったということだ。ま、市販車でも十分早いポルシェがチューンアップされて、さらにレスポンス良くなったということかな。おっと、このカポはロールスロイスだったっけ.....


EPSON GT-X900


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2006年11月04日

8弦ウクレレ

cc4b00d8.jpg11月1日

夜、恵比寿のABSスタジオでCM録音。作曲は田中ユウスケ氏。某植物性化粧品のCMだった。

当初6弦ウクレレということだったが、tassiは8弦ウクレレしか持っていないので、何とかこれで代用しようと考えていた。弦が多いということになったら、その場で2本外してしまえばいいワケだからね。スタジオに入り参考音源を聞いてみるとどうやらウクレレではないようで、tassiには弦のちょっと死んだマンドリンに聞こえる。何度も聞いてみてもやはりスティール弦のマンドリンだ。フラット・バックのバンドリンのようなサウンド。

まあオリジナルはオリジナルとして、ナントカ8弦ウクレレで仕上げなければならないので、ピックで弾いたりブリッジよりでストロークしたりで、いろいろ工夫をしながらイメージに近づけた。tassiと入れ替えでフルートの高桑英世氏がリコーダーで参加。


EPSON R-D1s VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm


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2006年11月03日

エリオットカポにちょっとガッカリ

02c3360e.jpg10月28日

夜から青山のVICTOR301でレコーディング。編曲は萩田光雄氏。団塊世代へのメッセージといった感じの歌で、ちょっとフォーク調の歌謡曲だった。

先日アメリカの「エリオット・カポ」にオーダーしてあったカポが届いた。オーダーするとなれば送料も当然かかるわけで、けっこうバカにならない。28ドルだから約3,000円強ってことか。1個も2個も送料は変わらないだろう、ってことでシルバーもついでにオーダーした。

包みを開けると現在持っているマッキーニと同じサイズ。ダメ元でMerrillにはめてみるが、5カポが精一杯。6カポはネックに傷がつき、7カポ以上は全くムリ。そんなとこまでカポするんですか、と呆れて聞かれそうだが、「エッヘン、するんです!」。別にしたくてするワケじゃなく、仕事上どうしても必要だからなのだ。

幅広ネックのMerrill用ということで、7フレットのサイズまで詳しくメールで伝えてあった。また、サイズの違いがはっきり識別できるようにと、割高なゴールドにしたのに、ダメじゃんこれじゃ。まあ作っている人が元々ブルーグラスのバンジョー・プレーヤーだから、5カポ以上するなんてことは想定外なんだろうねえ。以前所有していたShoenbergだったら5カポもムリだっただろう。

サイズはあきらめるとして、さてその作りはどうだろう。全体に仕上げもきれいでサスガと思わせるところもあるが、一つ残念なのはカポを脱着するときに動かす「コ」の字型レバー(うまく説明できないが)の動きがスムーズでないこと。特に外すときが一苦労。とてつもなくエラく時間がかかる。新品だからあちこちの動きが渋いのかと最初思ったが、どうやらそうではないらしい。

弦を押さえる部分の端は、ネジを締め付けても動かないように「コ」の字型の中に収まる仕組みになっている。その端の部分の厚みがオーバーしているのか、収まる凹部分の削りが足りないのかわからないが、とにかく引っかかって外れないんだ。もしかして金メッキのせいで微妙に厚くなっているのかと思い、シルバーの方もいろいろ試したが全く同じ症状。仕方なく端部分の裏側を金属ヤスリで削り落とし、ぎくしゃくとだが何とか動くようにはなった。実は問題はそこだけではなく、「コ」の字を止めているピン周辺部分の加工精度があまりよろしくないことも、スムーズでないことの理由の一つだった。

見た目の高級感もあり、かつ音も確かにイイのだが、細かい詰めが甘いなあ。たまたまtassiが手に入れたのがハズレだったらイイが、みんなこんな感じじゃ「Mckinney」の名が泣くなあ。オリジナルのMckinneyはちゃんとしてたぞ!


EPSON GT-X900


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2006年11月02日

猫写真

4143611c.jpg10月26日

夕方から北青山にあるCM音楽制作会社でCM録音。作曲は井筒昭雄氏。

ちょっと早めに着いたので近くを散歩。大通りを一歩入ると車の喧噪は聞こえず、ああ都会にもこんな場所があったのとかと感動。公園とはいえない広場みたいな場所に(そんなスペースがあるのも不思議だが)猫が気持ち良さそうに昼寝。普通カメラを持って近づくとたいてい逃げてしまうのだが、この猫たちは人に馴れているのか、あるいは人をバカにしているのか、まったくどこ吹く風で惰眠をむさぼっている様子。じりじりと距離をつめ、1メートルほど近づいてフィルムに(じゃなかったカードに)収める。

CMではMandolinで参加。tassiの前にはチューバが入って、ライクーダーの「JAZZ」風なサウンドという印象だった。


EPSON R-D1s Minolta M-ROKKOR 40mm

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