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2017年09月05日
修行と貯金

夕方、文化村にてレコーディング1曲。編曲は佐々木博史氏。tassiはマンドリン、ブズーキカバキーニョでダビング作業。
佐々木氏とはほぼ一年ぶり、毎回同じアーティストのレコーディングの時に、民族系で呼んでいただいている。今回もきっと2017年バージョンだな。楽器が多いので早めにスタジオに入る。念のためブズーキはアイリッシュ、ギリシャ両方を持ち込む。
マスターリズムの他に手書きのマンドリン用の譜面が別に一枚用意されていた。そこには同じ音を延々と16分で弾くように指示されている。リズムを刻む指示がリズム譜ではなく、音のタマでしか表示できないアホなソフトが、コンピューター譜面ではよくある。しかしこれは手書きの譜面だ。ということは16分音符をずっと弾き続けということなのか。
最初はテンポに乗れず四苦八苦した。ニュアンスを出さずというか出せず、ただひたすら修行のようにピックを動かした。同じタッチと音色で弾き続けるのは、かなりの難作業である。それでも数回弾けば何とかなり、数カ所の修正をしてマンドリンのトラックは完成した。つぎはブズーキでそのオクターブ下をダビングする。マンドリンとの相性を確かめるため、アイリッシュ、ギリシャそれぞれ1コーラスほど弾く。音色の色が強い方が良いということで、ギリシャに決定だ。一度やっているのでこれは割にスムーズにできた。最後にカバキーニョでストローク。あらかじめ入っているアコギのニュアンスを邪魔することなく、アコギに対して上の音域で音を重ね立体的に仕上げる。
レコーディングが始まる前にエンジニアの松橋氏が好みのマイクは何かと訊いてくれた。うれしいこと訊いてくれるねえ。ブースの中にはNEUMANN U67、AKG451E、ロイヤー122の3本が準備されている。今日は複弦楽器なのでロイヤーは外せない。となるとあとは67しかないだろう。残念ながら451にはとっとと退場願った(実は451が嫌いなのだ)。
セッティング中になにげなくマイクスタンドに目をやると、小ぶりだが見たことのないメーカーに気がついた。剛性感溢れるしっかりとした造りが好感持てる。スタジオアシスタントに尋ねると「Triad-Orbit」というメーカーだと教えてくれた。重量級のマイクスタンドに高砂というメーカーはあるが、個人で持つには価格も高くかなり敷居が高い。その点この「Triad-Orbit」ならがんばって手に入れられそうだ。さっそく貯金だ…..。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年09月02日
投薬時間

夜遅くSOUND CITY ANNEXにて劇伴録音。音楽は栗山和樹氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。
本日は時代劇の劇伴だ。曲数は少ないが譜面はなかなか手強い。違う拍子が組み合わさり、トリッキーなトラップがあちこちに仕掛けられている。ちょっと油断するとすぐに落ちてしまう。いつもは一杯呑んでいる時間帯なので身体が演奏モードになっていない。こんな時間帯にレコーディングなんて、ホントに久しぶりだ。ナントカ集中して無事に終えた。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年08月30日
今秋閉店

夜、六本木にあるSUNRISEにてレコーディング2曲。編曲は志方あきこ氏。tassiはアコギ、12弦でダビング作業。
アコギ系に加えブズーキを2種類持ってくるように、と前日に連絡があったので汗だくになりながら積み込む。スタジオ前に到着するがすぐに搬入することはできない。というのは、このSUNRISEスタジオは六本木のど真ん中のビルの中にある。交通量に加え人通りも多い場所で、しょっちゅう駐車違反の取り締まりをやっている場所だ。過去にここで機材搬入中に捕まって泣いた人は相当数いると思う。なのでスタジオ前に着いたら、まず電話をかけてスタジオスタッフに車まで来てもらう。そこで見張っていてもらう内に、機材搬入をするという流れになる。とにかくめんどくさい場所にあるのだ。
さて、スタジオに着くとまだパーカッションのダビング中なので、30分ほど押してtassiの作業開始だ。基本的に12絃がメインで、もう一本その相方をどうするか検討する。今回はあまりエスニック色を出さないということで、相方は普通のアコギに決定する。
いつも苦労して楽器搬入してきたこのスタジオが、何と今年秋でクローズするとのことだ。ビルの老朽化にによる解体がその原因なんだろう。スリリングな楽器搬入がもう楽しめないのだ。それにしてもまた職場が一つなくなる。寂しい限りである。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年08月26日
出自は消せ

午後から番組収録のため渋谷の放送局へ。編曲は宮川彬良氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
本日はいつものような録音ではなく「出演」である。ドラマの1シーンに登場するバンドマンという設定で、もちろん本当に演奏するしその音も収録される。つまりテレビカメラが回っている中での演奏ってことだ。
さてギターは何を登場させるかな。ガットはそのままでOKとしても、問題はアコギだ。時代設定が1970年少し前、またいわゆる箱バンのギタリストなので、普通のフォークギターを持って行くと時代考証的に合わない気がする。手持ちの楽器で合いそうなのは1950年代の「GIBSON L-50」だ。アーチトップのアコギ、いわゆる漫才ギターである。しかしL-50は現在手元にない。そこで少し古いが1929年の「Gibson L-4」を選んだ。
放送の都合上、ヘッドにある「GIBSON」のロゴは黒テープによってマスキングされ、メーカー名は消されてしまった。まっ、しかしギターマニアならどこのギターかすぐに分かるはずだ。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年08月02日
思い出に浸る間はなかった

夕方から多摩川沿いにあるDALIでレコーディング1曲。編曲は野崎洋一氏。tassiはアコギでダビング作業。
DALI久しぶりである。現在使っているiMacのiCalで検索したがヒットしなかった。あれっ、そんなに来ていなかったかなあ。そこで現在も宛名書きのためだけに細々と使い続けている、PowerBook G4の「Daymaker」というスケジュール・ソフトで検索したら、なんと2007年に行ったことが確認出来た。つまり10年ぶりということだ。おまけに野崎氏とは過去に手嶌葵さんの番組録音で会ったのが最後で、これまた6年ぶりということになる。なんだか過去に戻ってしまったようで不思議な感覚だ。
本日の曲のキーはEb。カポナシではとうてい無理なコード進行だ。分数コードに加えテンションが多く一筋縄ではいかない。1カポでも3カポでも相当難易度が高いぞ。さて、何カポにするかを考える。そこで開放が多く使え、且つ響きがあまりフォークっぽくならないように1カポを選択する。
2回ぐらいプレイすれば弾けると思ったが思いの外タイヘンだ。懐かしさに浸っている場合ではない。身体に入るまで何度かやり直しして、部分修正の後やっと完成にこぎつけた。おかげで満足行く結果となった、と思う。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年07月31日
模範演奏

午後から文化村にて教材用のレコーディング。音楽は中村暢之氏。tassiはガットで参加。
中村氏とは久しぶりにお会いする。スケジュール帳を調べていたら、「映画ちびまる子ちゃん/イタリアから来た少年」以来だから約2年ぶりとなる。本日は教材用と聞いていたので、それならば模範的な演奏を心がけねばならないと襟を正す。しかし模範的な演奏とはいったい何だろう。譜面はコード譜だけなので、これが正解というものは一つもない。とにかくリズムと音程に気を遣い、正確なアルペジオを心がけた。
後で聞いてみると英語教材用のレコーディングだったらしい。ということは今日録音した音源に英語の歌がダビングされそれが教材となるのだから、演奏は模範的である必要はなかったのだと気づく。だったらもっと自由に演奏するんだった…..。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年07月28日
イスタンブールを思い出した

昼からS.VALLEYにてレコーディング1曲。編曲は梶浦由記氏。tassiはアコギ、ウードでダビング作業。
レコーディング前夜に資料が送られてきたのだが、tassiは一人宴会ではしゃぎすぎて大事な資料を確認せず、当日慌ててレコーディングに臨む。アコギはともかくウードはキーによってはとても弾きにくい楽器なので、心配しながらスタジオに入る。ところがKeyはEmなのでホット胸をなで下ろす。
レコーディング前にデモを聞かせてもらうとオリエンタルな雰囲気の曲調で、何年か前にトルコのイスタンブールを旅した時のことを思い出す。スルタンアフメット、アヤソフィア、ガラタ塔はもちろん、今ここで使っているウードを手に入れた時のことなどが頭をよぎる。
まずはアコギでベーシックを録る。その後ウードをダビングするが、譜面はコード譜だけなのでほとんど自由演技である。何を弾いてもOKであるが、逆に何を弾いたらよいか分からない時がある。こんな時本当に異国を旅をしていて良かったと感じる。つまり感じたまま弾けばよいのだ。
SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2
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2017年07月22日
イントロだけではなかった

午後SOUND CITYにてレコーディング1曲。本日は先日録った曲のイントロ部分のみを差し替えるという作業。
レコーディング数日前、プロデューサーから「あの曲のイントロ部分だけをやり直します」というメールが入った。演奏がダメだったから差し替えるのではなく、アレンジを替えたいという意図らしい。しかし前回録音してから日にちも経っているし、スタジオは同じとはいえAstからBstと場所も違うし、同じ音色になるのだろうか…と心配する。
その時弾いた「あの曲」の楽器は覚えていたので、「Gibson SJ 1959」を迷わず持って行く。とりあえず一回レコーディングしてみると、微妙に音色が違うことに気づく。マイクと楽器は同じだが、部屋の鳴りが微妙に影響しているのだろうか。これはイントロだけではなくある程度途中まで弾かないと、音色の違いが分かってしまうかもしれないなあと感じる。マイク・ポジションや楽器の傾け方など試行錯誤しながら、本来なら5分で終わる作業が1時間近く掛かってしまった。
CDになった時に果たしてどれだけの人が音色の違いに気がつくのだろうか、興味津々である。
SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2
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2017年07月13日
そろそろ旅に行きたいねえ

夜S.CITYにてアニメ映画の劇伴録音。音楽はやまだ豊氏。tassiは2曲参加で12絃ギター、OUD、SAZでダビング作業。
スタジオに着いてみるとまだピアノのダビング中だ。今日は民族系が多いのでチューニングに時間を要する。ピアノのダビング中にゆっくりとチューニングに専念できるのがうれしい。なにせOUD、SAZもチューニングペグは1対1、つまり素通しなのでエライ時間がかかるのだ。
譜面は一応あるが、ないも同然でコード表記があるだけだ。作曲家のやまだ氏のデモにあるように自由演技ということらしい。ところで、やまだ豊氏の師匠は作曲家の渡辺俊幸氏だ。渡辺氏は「さだまさし」のレコーディングでいつもお世話になっているが、毎回全て書き譜の譜面でキッチリしている印象を受ける。弟子のやまだ氏の譜面はたいてい白い。ほとんどお任せの感じで師匠と弟子がこうまで違うかといつも不思議に思う。まあそういうもんかなあ。
本日は全て「裏丸系」最近とんとご無沙汰の楽器ばかりだ。こうやってトルコ、ギリシャの楽器を並べると久しぶりに旅に出たくなるなあ。
…..ってなことを感じながらも作業は順調に進み、無事にレコーディングは終了した。
iPhone 6
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2017年07月09日
久々にウクレレ登場

早朝から千葉での屋外球技の後、夜麻布台のスタジオにてレコーディング1曲。作編曲は石倉誉之氏。tassiはウクレレでダビング作業。
初対面の作家との作業は緊張する。一応譜面はあるとはいうものの、お互いの芸風が分からないので、慎重にコミュニケーションを図らなければならない。よく知っている相手とは違い、コーディネーター経由での出会いは、時としてお互いに不幸な結果になる場合もある。とはいうものの、こちらも40年ほどやっているので、手探りでコミュニケーション力全開で作業に臨む。
「ウクレレお願いね!」とだけ言われてきたのだが、内容が分からないのでソプラノ、テナー、バリトンと3本を持ち込む。いろいろと打ち合わせをするとどうやらソプラノで良さそうだ。まずソプラノでストローク。次に間奏及びエンディングにソロが欲しいというので、音色的に太い方が良いと判断してとテナーを使う。普段ならピックを使うが、ウクレレらしさを出すために指弾きで弾いた。
ウクレレの素朴で温かいサウンドには「NEUMANN M49」なんかで録るとイイ結果が出せるが、今回はオケが厚くその中での存在感を出すために、SONY C-800GとNEUMANN KM84の二本を立てて頂いた。分厚いオケの中にあっても埋もれることなく、存在感のあるサウンドでレコーディングされた。本日はエンジニアのマイク・チョイスに脱帽だ。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2017年06月28日
生きてますよ〜〜

午後イチで代々木上原にある小さなスタジオにて劇伴録音。音楽は木村秀彬氏。tasiはアコギ、ガットでダビング作業。
木村氏の譜面はいつも書き譜でなかなか手強い。なのでいつもなら事前に送られてくることが多いのだが、今回は当日の朝まで一切の連絡がなかった。忘れているのかなあ…..まあ現場処理でナントカなるでしょう。
スタジオに着いてみるとその理由が分かった。本日は2曲のみのレコーディングだったのである。いつもはダビングも含めどっさりと譜面の山なのだが、今回はなんだか得した気分だ。たまにはイイよね。
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約2年半ぶりにブログを書いている。この間facebookなどのSNSを含め、一切関わりを断ってきた。更新が途絶えているので、音楽やめちゃったかとか死んじまったか…などと思った人も多かっただろう。しかし、どっこい生きてます!!SNSから距離を置いてみると、毎日がそれに支配されていたことがよく分かった。以前ほどの更新はできないが、またぼちぼちと再開しようと考えている。みなさまよろしくおつきあい下さい。
SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA
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2014年12月09日
2014年12月08日
東から西へ

午後ONKIOにて「レコーディング1曲」。編曲は青木寿(Deep寿)氏。tassiはアコギ、ブズーキ、ポルトガルギターでダビング作業。
まずはアコギでバッキング、その後ブズーキとポルトガルギターでフレーズを重ねエスニックな味付けをする。
その後吉祥寺のプライベートスタジオにてレコーディング1曲。編曲は窪田ミナ氏。tassiはアコギでダビング作業。
大雨の中何本ものアコギを運び込むが、本日は部分的にアルペジオやスロークを重ねるだけであった。
OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 (G)
2014年11月20日
バラライカオーケストラ

午後から六本木の制作会社にてCM録音。音楽は川嶋可能氏。tassiはバラライカ、マンドリン、マンドラでダビング作業。
参考音源を聞かせて頂くとバラライカオーケストラのようなサウンド。つまりtassi一人で何人分いや何十人分かのパートを弾かなければならない。そう、本日は大ダビング大会なのである。
譜面はメロディーのみだったがそれをふくらませて人数感を出す。ハーモニーをつけたりオクターブ下を加えたりしながら徐々に人数が増えていく。あまりオンで録るとリアル過ぎるので、なるべくオフ目のマイクアレンジを、エンジニア広瀬氏にお願いする。ついでにリボンマイクもイイかもねと伝えると、アイワのビンテージのマイクをセットしてくれた。
出来上がりを聞いてみると寒々しいロシアの感じが出ていて大成功!
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年11月10日
むかしばなし

午後NHKにてオーディオドラマ「あたたかい水のでるところ」の劇判録音。音楽は川田瑠夏氏。tassiはアコギ、ガット、エレキシタールでダビング作業。
NHK501スタジオは機材も古く2ch同録しか対応していないというイメージがあった。なのでこの話があった時は、こりゃあたいへんだぁ、心して掛からなければと緊張したものだ。ところが現在ではPro Toolsにもしっかり対応している。スタジオ内は30年も昔と変わらず古式騒然としているが、機材は最新なのである。
40代以上のミュージシャンにとって501といえば、NHKかN朝のどちらかのスタジオを指すのは常識だった。だから仕事を受けた時、501と聞いたらどちらか間違えないようにすることが大切だった。ちなみにN朝とは正確には朝日サウンドスタジオのこと。六本木の再開発に伴い閉鎖され現在はない。なぜNかといえばテレビ朝日の英語略称NETの頭文字を取ったのだろう。朝日サウンドスタジオはテレビ朝日(NET)の関連会社だったのでN朝の略称(愛称?)でこう呼ばれた。
昔はメールなど無い時代、電話口でNHKと伝えられたかN朝と言われたかを後で思い出すとどちらだったか…と思うことが多々あった。きっと間違ってあっちのスタジオに行ってしまったミュージシャンもいたんだろうなあ。古いミュージシャンならみな懐かしいと思うに違いない。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年11月02日
黒服物語

夕方MITにてドラマ「黒服物語」の劇判録音。音楽は仲西匡氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
本日はギタリスト伊丹氏と二人でのダビング作業だ。久しぶりの再会に世間話などをしながら和気藹々と、お互いの音を確認し合いながらレコーディングは順調に進んだ。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年10月16日
本日も録音芸術

午後VICTORにて劇判録音。音楽は甲田雅人氏。tassiはアコギ、ブズーキ、ウクレレ、カンテレでダビング作業。
スタジオに到着し譜面台を見ると、コンピューターで打ち出された黒〜〜い譜面が並んでいる。ううむ、今日はかなり手強そうだぞ。
まずは竿モノつまりギター類から先に録っていく。ブズーキもアイリッシュ、ギリシャと使い分ける。ヨーロッパのテイストが出せただろうか。ウクレレを最後にカンテレへと移る。
カンテレ曲は結構テンポが速い。最初から最後まで弾き通すのは無理と考え、同じパターンの音符をまとめて録る作戦にした。キーが変わるところもその都度チューニングを変え録っていく。少し時間は掛かったがナントカ無事に録り終えた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年10月09日
2014年10月07日
王道システム

さだまさし「第二楽章」ツアーのリハーサルで越谷まで。
機材はいつものセット。YAMAHA O1V96を旗艦にアコギはGIBSON HANK WILLIAMS Jr.、夢弦堂スペシャル、ガットにANTONIO LOPEZ PROFESSIONAL、そして昔懐かしいSOFIAの12弦だ。ガットと12弦はmisiのピックアップシステムを採用。電池交換がタイヘンなギターは充電式が一番だ。
曲によってそれぞれEQやバランスを微妙に調整する。1曲の中で指のアルペジオからフラットピックへ持ち替えてストロークする、なんてシーンで同じセッティングではバランスが悪くなる。そういう時にデジタルミキサーというのは大変便利だ。今時midiなんて使わないらしいが、足下のマルチエフェクターをコントロールチェンジのボード専用として使い、デジタルミキサーを制御しているのだ。20年以上もこのシステムだ。他に何かイイものはあるのだろうか知らないが、今はコレが一番だと思っている。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年10月06日
リュート・ジョーク

さだまさし伊勢神宮奉納コンサート本番二日目を終え東京に戻った後、笹塚の制作会社にてレコーディング1曲。音楽は喜多智弘氏。tassiは12弦、リュートでダビング作業。
スタジオに到着しまずはリュートのチューニングを念入りにする。リュートはチューニングが狂いやすいのでかなり気を遣う。今でこそチューニングメーターが当たり前のようにある時代なのでそれほど苦労しない。しかし昔は音叉程度のモノしかなく、弦もガット(羊腸)だったからチューニングに苦労したことだろう。
いつもチューニングに時間を割いているリュート弾きの笑えないジョークがあるので紹介したい。
・リュート奏者は人生の大半をチューニングに費やしている
・一度も曲を弾いたことのないリュート奏者がいる。
リュートもそうだが12弦ギターもチューニングに苦労する。さてチューニングを終え譜面を見ると結構黒い。旅帰りで疲れてはいるが気合いを入れてもうひとがんばり。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年10月05日
2014年09月17日
サクッと終わる

夕方からSOUND VALLEYにてアニメの劇判録音。音楽は梶浦由記氏。tassiはガットでダビング作業。
本日は追加録音ということで何とガットの2曲だけ。スティール弦のアコギもきっちりチューニングしたが、残念ながら出番はなかった。まあこういう日もあるのだ。バッキング中心の曲とガットのみのギター曲を録って無事に終了する。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年09月15日
本妻が一番

夕方からSONYにてレコーディング1曲。編曲は佐々木博史氏。tassiはフラット・マンドリン、カバキーニョでダビング作業。
ギタリストのダビングを待ってtassiの番が回ってくる。本日は♯系のキーの曲に、マンドリンとカバキーニョでリズムをダビングするという内容。フラット、ラウンドどちらのマンドリンがマッチするかと訊かれたので、もちろんフラットでしょうと答える。
tassiはGIBSON F2を二台所有している。写真の楽器がメインとして使っているものだ。調整や何かのトラブルの時の入院を考えて、だいぶ前にもう一本スペアとして手に入れた。両者共に1910年代に制作された楽器だ。およそ100年前の楽器だが、現在でも充分実用に耐えられるだけのコンディションを保っている。
これだけ古いと音色もそう変わらないのではと思うが実はかなり違う。写真のメインの方が品があるというか、奥行きのある音色だ。スペアの方はやんちゃな感じで、少しだけ荒々しい。メインを入れているケースが特注で重いので、このところスペアばかりを使用していた。
今回はマンドリンとカバキーニョだけなので(運搬が楽ということ)、久しぶりにメインを使ってみたところ、ヘッドフォンから返ってくる音が素晴らしい。もちろんエンジニアの腕もあるが、やはり惚れ込んで手に入れただけのことはあると再確認した。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年09月12日
カンテレ・デイ

昼から中野にあるVOLTAにて映画「ホコリと幻想」の劇判録音。音楽は和田薫氏。tassiはアコギ、カンテレで参加。
事前に和田氏から演奏可能かどうかという確認のため、二段譜になったカンテレの譜面が1曲送られてきた。tassiは専門家ではないので、低音部高音部を二回に分けて弾くのなら可能と返信する。
スタジオに到着してみると、何とほとんどがカンテレでギターは2曲のみだ。あらかじめ爪を短く切っておいてよかった。その分ギターが弾きづらかったが、今日はカンテレの日なのでまあヨシとしよう。
エンジニアの山田氏はカンテレにNEUMANN M49をステレオで狙ってくれた。カンテレの音色が細くならないようにとの配慮だろう。ヘッドフォンから返る音色が温かく、いつも以上に気持ちよく演奏できた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年09月11日
特別な事情

朝早くグリーンバードにて劇判録音。音楽はACE氏。tassiはアコギ、アイリッシュブズーキでダビング作業。
朝10時からのセッションというのはそう多くない。バブルの頃は早朝から深夜までなんていうことは日常茶飯事だった。しかしバブル崩壊以降景気が一気に右肩下がりになり、よっぽどのことがない限りスタジオの外に出たら朝だったなんてことはない。
本日はこのレコーディングが終わり次第淡路島に移動しなければならないので、制作スタッフがtassiのために時間を調整してくれたというわけ。バブルの頃を思い出しながら譜面に向かう。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年09月05日
2014年09月03日
ネジが馬鹿になった

夕方麹町の日テレで番組収録。tassiはマンドリン、アコギで参加。
リハーサルの最中なぜだかマンドリンのチューニングが安定しない。ヘッドの裏を見ると糸巻きを固定しているネジが緩み、4連ペグの台座が浮いているではないか。これではきっちりチューニングできないのは当然だ。
小さなドライバーを借りて増し締めするが、一部のネジはいくら回しても締まらない。とりあえず収録には何とかなったがこのままツアーに持って行くのは問題である。すぐさま修理に出さなければ。
iPhone 4s
2014年08月25日
SIMPLE IS BEST

夜VICTORにて劇判録音。音楽は志方あきこ氏。tassiはアコギ、ガット、ジュラ、 アイリッシュブズーキでダビング作業。
大編成ストリングスの終了を待ってtassiのダビングとなる。いつもの志方ワールド満載のレコーディング。しかし劇判ならではの尺が短い曲もいくつかあり、そこはあえてシンプルにという割り切りもあったのか、多くを重ねることなく時間通りに無事終了した。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年08月22日
QTC50

午後SONYにてレコーディング2曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギで参加。
夜千葉にあるDimension Cruiseにて劇判録音。音楽は和田貴史氏。tassiはブズーキ、ジュラであらかじめ録ってあるオケにダビング作業。
和田氏のスタジオDimension Cruiseは湾岸習志野インターそばにある。湾岸道路は朝早く通ることは多いが、このインターで降りたことは一度もない。全く土地勘がないのである。
事故渋滞に捕まりながらナントカたどり着いてみると、個人スタジオとは思えない立派な造り。機材もマイクも充実していてウ〜〜ムと感心してしまった。本日はtassi が前々から試してみたかったEarthworksのマイクで民族楽器を録って頂いた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年08月18日
全音符はむずかしい

夜代官山のエムポイントにてNHKスペシャルの劇判録音。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはガットで参加。
本日は長崎からの旅帰りで少々疲れ気味。夜からのレコーディングはありがたい。本日はガットのみということで、たぶんギターバージョンを結構録るんだろうなと覚悟してスタジオに入る。
ブースに入り譜面台を見るとなんと1曲だけである。それもほとんど全てといっていいほどの全音符のみ。簡単そうに見えるが実は全音符が一番難しい。アルペジオやストロークは流れに乗って弾いていればなんとかなるが、全音符の場合発音のニュアンスや音を切るタイミングなどかなり気を遣う。
重厚に、優しく、情緒的に、軽快に…などのニュアンスを、一発の和音だけで表現するのはかなり高度なテクニックだと思う。はたしてそれが出来たかどうかは分からないが、無事にOKを頂けた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年08月17日
野外対策

昼から和光市民文化センターにてさだまさしの長崎ライヴリハーサル。
tassiはこの数年さださんのサポートをしているが長崎の野外ライヴは初めてである。夏の野外での注意点は楽器や機材のケアだ。湿度、温度に加え、昼間のライヴだと直射日光による楽器のダメージを心配しなければならない。
アコギ特にガットギターは作りが繊細なので、普段使っている楽器は持っていけない。というわけであまり高価でない薄いボディのガットを使うことにした。その他の楽器や機材はツアーと同じもの。本番が無事に終わりますように。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年08月16日
ああ懐かしい

夜SOMEWHEREにてCM録音。音楽は長沢ヒロ氏。tassiはウクレレでダビング作業。
久しぶりだぞSTUDIO SOMEWHERE!!いつ以来だろうかかれこれ10年は来ていない。以前はここでよくCMのレコーディングをしたものだ。本日もCM録音。作家も久しぶりにお会いする長沢ヒロ氏。プロデューサーも元ロリーポップの有森氏。これまたお久しぶりだ。すべて懐かしい感じでレコーディングは無事終了した。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年08月14日
瞬時の理解力

夜KINGにてレコーディング2曲。編曲は若草恵氏。tassiはポルトガルギター、ガットで参加。
まずは要所要所にポルトガルギターのフレーズを弾く。リズム隊録音と違って演奏箇所が一部に指定されているのはある意味楽とも言える。しかし弾く場所が近づくと緊張するという点もある。
1曲挟んでガットのダビング。あらかじめ録ってあったオケのイントロに書き譜のフレーズを弾くというものだ。何度かやるうちにアドリブでやって欲しいというリクエストが来る。
イントロ部分だけを数回しか聞いていないので、いったいどんな曲調かが全く理解できていない。まるでイントロ当てクイズのような無茶なレコーディングだなあ。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年07月28日
虜になる音色

昼からAVACOにて劇判録音。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、ガット、アイリッシュブズーキ、ジュラでダビング作業。
本日は劇判録音ということもあってか、いつもより速いペースでレコーディングは進む。しかしそこは志方ワールド、普通の劇判録音のようにはいかない。細かいこだわりがあちこちにあり、時間いっぱいまでギリギリのレコーディングだった。
夜サウンド・ラボ・オワゾにて劇判録音。音楽は横山克、信澤宣明のお二人。tassiはジュラ、12弦でダビング作業。
本日はジュラ(TZOURAS)がメインで、12弦は1曲のみ。ジュラがメインのレコーディングはそうそうない。ジュラは基本的にC.G.Cというチューニングなので、日本のポップスや劇判においてあまりややこしいことはできない。事前に譜面を送ってもらえたのである程度予習が出来、レコーディングはかなりスムーズにいった。
ジュラはブズーキの弟分みたいなもので、ボディサイズが少し小さい。そのせいだろうかブズーキよりも癖のある音色が特徴だ。一度この楽器にはまると抜け出せなくなる。tassiはもちろん、どうやら多くの作曲家がその魅力にとりつかれているようだ。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm
2014年07月26日
2014年07月23日
楽器も忠実に再現

午後から南青山の制作会社にてCM録音。音楽は中川俊郎氏。tassiはアコギでダビング作業。
本日はあるフォークの名曲をほぼ完璧に再現するというもの。この曲は12弦ギターが使われていると一般的には思われている。しかしよく聞くと右チャンネルは普通のアコギ、左チャンネルはナッシュビルチューニング(ハイストリングス)ギターで弾き分けている。
当初12弦ギターでと伝えられていたが、前日に「忠実に再現」ということだったので注意深く聞き発見した。その他にもまだ驚くべき事実が判明した。なるほど!と膝を打ったのであった。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年07月10日
復活

午後からKINGにてレコーディング2曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギで参加。
本日はストリングスの皆さんも一緒の同録である。スタジオのフロアに全員がいる、ちょっと緊張感のあるレコーディングだ。先日無事に復帰したGIBSON SJで無事にセッションを終える。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年07月08日
他愛のない理由

午後からSOUND CITYにて「さだまさし」さんのレコーディング1曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギで参加。
GIBSON SJのピッチの調子が良くないのでリペアマンに見てもらうと、何とサドルが逆についていたことがわかった。たぶん弦を交換した時にサドルが外れ、戻した時に逆にセットしてしまったということだろう。単純なミスすら見抜けなかった自分に落胆すると同時に、たいしたトラブルでなくて良かったという安堵感でいっぱいだ。老眼が進み細かいところがよく見えなくなってきているんだろうか。
代役を務めてくれたスペアのJ-45と、無事に復帰したメインのSJのどちらを使おうか。サウンドの違いとしてはSJの方がエッジが立っている。J-45はもう少しふくよかでメロディ弾きにも十分対応できる。曲調から判断して本妻のSJを使うことに決めた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm
2014年07月06日
似て非なるもの

夜SOUND CITYにて「さだまさし」さんのレコーディング2曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギ、ガットで参加。
先日のレコーディングの時、GIBSON SJのピッチが悪かった。なので本日はそのスペアとしてだいぶ前に手に入れた、GIBSON J-45をメインで使うことにした。また押さえでMARTIN D-45もセットする。
スペアとして手に入れたJ-45だが、SJと全く同じ音ということはありえない。特にビンテージギターは個体差が大きいからだ。楽器の違いやマイクとの関係など複合的な要素が絡むとは思うが、いつものサウンドが出せたかは微妙なところ。100点満点ではないけれど及第点はいただけたかもしれない。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年07月05日
カンテレ

夕方からBURNISH STONEにてレコーディング1曲。編曲は十川ともじ氏。tassiはアコギ、カンテレでダビング作業。
まずはアコギのベーシックトラックを録る。次にカンテレのダビングである。カンテレを録ったことのある日本人エンジニアはそう多くないはずだ。本日も楽器を前にしてあちこちマイクを移動しながら、ベストなポジションにマイクをセットしてもらう。エンジニアによってそのポジションが変わるから、プレーヤーとしては興味津々だ。
カンテレ的には難しいフレーズがいくつかあったりで、かなり苦労しながら無事にテイクを録り終えた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年07月04日
2014年07月03日
譜面は手書きに限る

午前中から笹塚の制作会社スタジオにてゲームの劇判録音。音楽は藤田淳平、藤間仁、エバンの三氏。tassiはアコギ、ガット、12弦、ブズーキでダビング作業。
本日は複数の作家によるレコーディングだ。コンピューター打ち出し譜面ではなく、ほとんどがそれぞれの作家による手書き譜面である。最近のプリントアウト譜面慣れた身としてはとても新鮮に映る。体裁だけが整えられた一見良さそうに見える打ち出し譜面に比べて見にくい部分も多少あるが、手書きの場合作家の意図を直接感じることが多い。
大御所の作家もコンピューター譜面が多い今日この頃、若い作家が手書きでがんばっている姿を見るととてもほほえましく、また演奏意欲をそそられると感じるのはtassiだけであろうか。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年06月29日
追加録音?

昼からMITにて劇判録音。音楽は仲西匡氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。
本日もギターバージョンを2曲のみ録音する。なかなか予算的に厳しい折、2曲だけでも呼んで頂けるのはありがたいことである。短時間だったけど丁寧に仕上げて無事終了だ。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年06月25日
2014年06月23日
しばしのお別れ

午後SOUND INNにてレコーディング1曲。編曲は若草恵氏。tassiはチャランゴで参加。
フォルクローレ風サウンドなので、tassiがチャランゴで呼ばれたのだった。とはいえそこは歌謡曲、レキント・ギターが入ったりでいわゆる「中南米混在型サウンド」といったところだろうか。
夜遅くNHKにて劇判録音。音楽は服部隆之氏。tassiはガットギターでダビング作業。
最近劇判録音というと曲数が少なく、たいていギターバージョンを数曲録ることが多い。本日もその例に漏れず2曲のみ。ただし一人ダビングのギターだけという曲もあるので、気を遣いながら丁寧に仕上げた。
長年通ったこのスタジオが今日でクローズになる。つまり今日が506スタジオ最後の録音となったのだ。スタジオ内をリニューアルするので、しばらくは工事のために使えないのだ。完成後の口開けレコーディングがあったら参加したいものだ。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm
2014年06月19日
ポジション選び

夕方NHKにてFMシアターの劇判録音。音楽は谷川賢作氏。tassiはアコギ、12弦、マンドセロで参加。
レコーディング当日谷川氏から連絡があり、ホームページの音が気に入ったのでマンドセロを持ってくるようにとのことだった。
5度チューニングでアルペジオをキレイに弾く場合少し頭を使う。開放を使うポジションを考えたり、カポをうまく使うなりして、ノイズを押さえ且つ音がぶつ切りにならないような発想が必要だ。
特にマンドセロのような大きい楽器になると、フレット間隔も広く運指にかなり気をつかう。本日はかなりうまくいったのではないかな。
OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm
2014年06月18日
バリトンがボツる

昼からSOUN INNにてドラマの劇判録音。音楽は荻野清子氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンで参加。
スタジオに入るとミュージシャンはtassi一人だけ。ギターだけのバージョンをクリックに合わせ一人黙々と演奏する。後にオケが入る曲も全体像が分からずにひたすら譜面を追う。4時間ほど集中してレコーディングした後しばしの休憩。再開後はストリングスの皆さんとの共演だ。やっぱり合奏はいいね。
今回音域のことなどを考慮してバリトンギターをデビューさせた。しかし音域が低すぎてボツになる。ギター単体ならばその効果は絶大だが、オケが入り全体が充実してくると、バリトンの低域が邪魔になることが予想されたからだ。次回機会があったらまたチャレンジしたい。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年06月17日
サラウンド

作曲家大森俊之氏のライヴのためsonoriumまで。
過去2回のリハーサルで果たしてサラウンド効果を生かしたライヴが成功するか楽しみである。とはいえtassiはモニター環境重視のためにイアモニを使用するので、演奏中はサラウンド効果を感じることはできない。
コンサート終了後関係者に訊いたところ、一番サラウンドを楽しめたのは2階席だったようだ。やはり楽器の直接音の存在が大きいので、座る位置によってその効果の違いが生じてくるらしい。大森氏によるとまた次回も企画しているという話なので、今回の課題点をクリアの上よりクオリティーの高いライヴに期待したい。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95
2014年06月16日
サスペンスにはブズーキ

朝早くワンミュージックスタジオにてドラマの劇判録音。音楽は得田真裕氏。tassiはマンドリン、ブズーキでダビング作業。
基本的にマンドリンはGIBSON F2を使用する。サスペンス風な曲調はブズーキの癖のある音で色をつけた。
OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95