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2017年09月12日

TELEFUNKEN M60

980b779d.jpg9月6日

夕方からSOUND CITYにて劇伴録音。音楽は梶浦由記氏。tassiはガットでダビング作業。

梶浦氏の録音はたいていSOUND VALLEYでレコーディングされることが多い。またエンジニアはここ数年いつも小岩孝志氏が担当で、梶浦氏が最も信頼を寄せていることが伺える。今回はスタジオがSOUND VALLEYではなくSOUND CITYと聞いていたので、もしかしたら聞き間違えかと心配してしまった。とは言っても麻布台から市ヶ谷までの距離だから、30分あればナントカ間に合うだろう。少し早めにスタジオに着くとスタジオは間違っていなかった。

スタジオブースに楽器をセッティングし譜面台を見ると、コピーされた手書きの譜面が2枚置かれている。今日は2曲だけのようだ。まずはガットでアルペジオ、その後メロディーを重ねさらに色を加える。この色を加えるというのがくせ者だ。弾きすぎても邪魔になるし、逆に変に遠慮しても存在する意味がない。まさにさじ加減といったところか。次曲も演奏内容に指定はなく、ひたすら「さじ加減」に徹するということだった。初めて聞く曲に「さじを加える」っていうのは意外と難しいものだ。

マイクを見るとU67に加え451っぽい細身のマイクがあることに気がつく。小岩氏に訊くとTELEFUNKEN M60だという。値段は?と訊くと小岩氏は「安いですよ、ステレオペアで12万円ぐらいです」とサラリと答えてくれた。ここ数年新しい機材情報にすっかり疎くなってしまったことを痛感する。ヘッドフォンから返ってくる音はいつものようにとても素晴らしかったが、M60単体ではどんな音で録れるのだろうか興味津々である。前回のマイクスタンド「Triad-Orbit」といい、今回のマイク「TELEFUNKEN M60」といい、新しい機材がどんどん出てくるんだなあ。もう少しアンテナ張らなきゃ。浦島太郎になったような気持ちでスタジオを後にした。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2017年09月09日

筆おろし「G7th Heritage CAPO」

36cca050.jpg9月4日

夜、お台場にあるテレビスタジオで音楽番組収録。tassiはアコギで参加。

このところテレビ収録が多いが、このスタジオには年に一度も行かないので、迷うとマズイと思いいつもより早めに家を出る。本日はアーティストと二人きりなので、意外と抜かれる(アップで映される)ことが多いかもしれない。映像的なことを考えギターはちょっと派手な「Martin D-45 VR」にした。基本的にアルペジオなので、指弾きなら迷わずギブソン系を選択するが、今回はフィンガーピックをつけて弾くので、マーチンのドレッドノートでもまあ問題ないだろうと判断した。

KeyはBなので4カポGで弾く。カポナシのオープンでなかったこととフィンガーピックをつけたことで、ドレッドノート特有の低域がモッタリしたサウンドは回避できたようだ。一応マイクは立っていたがオンエアはラインの音だけかもしれない。今回初めてG7th Heritage CAPOを使ってみた。果たしてその効果はあったかどうか。やはり一度レコーディング・スタジオでマイクを立てシビアにチェックしてみようと思う。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2017年09月05日

修行と貯金

021fc355.jpg8月31日

夕方、文化村にてレコーディング1曲。編曲は佐々木博史氏。tassiはマンドリン、ブズーキカバキーニョでダビング作業。

佐々木氏とはほぼ一年ぶり、毎回同じアーティストのレコーディングの時に、民族系で呼んでいただいている。今回もきっと2017年バージョンだな。楽器が多いので早めにスタジオに入る。念のためブズーキはアイリッシュ、ギリシャ両方を持ち込む。

マスターリズムの他に手書きのマンドリン用の譜面が別に一枚用意されていた。そこには同じ音を延々と16分で弾くように指示されている。リズムを刻む指示がリズム譜ではなく、音のタマでしか表示できないアホなソフトが、コンピューター譜面ではよくある。しかしこれは手書きの譜面だ。ということは16分音符をずっと弾き続けということなのか。

最初はテンポに乗れず四苦八苦した。ニュアンスを出さずというか出せず、ただひたすら修行のようにピックを動かした。同じタッチと音色で弾き続けるのは、かなりの難作業である。それでも数回弾けば何とかなり、数カ所の修正をしてマンドリンのトラックは完成した。つぎはブズーキでそのオクターブ下をダビングする。マンドリンとの相性を確かめるため、アイリッシュ、ギリシャそれぞれ1コーラスほど弾く。音色の色が強い方が良いということで、ギリシャに決定だ。一度やっているのでこれは割にスムーズにできた。最後にカバキーニョでストローク。あらかじめ入っているアコギのニュアンスを邪魔することなく、アコギに対して上の音域で音を重ね立体的に仕上げる。

レコーディングが始まる前にエンジニアの松橋氏が好みのマイクは何かと訊いてくれた。うれしいこと訊いてくれるねえ。ブースの中にはNEUMANN U67、AKG451E、ロイヤー122の3本が準備されている。今日は複弦楽器なのでロイヤーは外せない。となるとあとは67しかないだろう。残念ながら451にはとっとと退場願った(実は451が嫌いなのだ)。

セッティング中になにげなくマイクスタンドに目をやると、小ぶりだが見たことのないメーカーに気がついた。剛性感溢れるしっかりとした造りが好感持てる。スタジオアシスタントに尋ねると「Triad-Orbit」というメーカーだと教えてくれた。重量級のマイクスタンドに高砂というメーカーはあるが、個人で持つには価格も高くかなり敷居が高い。その点この「Triad-Orbit」ならがんばって手に入れられそうだ。さっそく貯金だ…..。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2017年07月25日

G7th Heritage CAPO

58aac0eb.jpgG7thカポをご存知だろうか。
日本には十数年前に入ってきた、独特のクラッチ機能を持つハイテク・カポである。発売当初は幾つかトラブルがあったようだが、現在はそういうこともなく且つ軽量化されて、使い勝手がさらに進化している。tassiは初期型からずっと使い続けている。もちろんメインのカポは、世間でカポのロールスロイスと呼ばれている90年代の「マッキーニー」だが、ライブではその使い勝手からカポのレクサス(ハイテクという意味で)こと、G7th パフォーマンスカポを愛用している。

ロールスロイスもレクサスも持っているのでもうカポは必要なかろう、と思っていたら新しいものに出会ってしまった。それは「G7th Heritage CAPO」である。一見ゴージャスなヨーク式スクリューカポに見える。しかしあのハイテク・カポを作ってるG7thが、わざわざ「Heritage/遺産」と銘打って出すのであるから、ただの懐古趣味的ヨーク式スクリューカポではあるまい。

一番シンプルなモデルでさえも139ドルのプライスが付いている。日本円に換算すると約1万5千円もする。G7th パフォーマンスカポのおよそ2倍以上の価格だ。ちなみにマッキーニーが150ドルだから、価格的にはロールスロイス級である。これはきっと何か秘密が隠されてるに違いない。また豪華な彫刻が施されているモデルは、何と219ドルと驚きの価格である。

日本ではまだ発売されていないようなので、サイトのオンラインから一番安いモデルを直接取り寄せてみた。立派な箱の中には革の特製ケース。その中に鏡面仕上げされたステンレス製の光り輝くカポが入っていた。たかがカポ一つでこれだけたいそうな扱い、同社では最上級モデルという位置付けなのだろう。

第一印象は「美しい」の一言に尽きるだろう。マッキーニーと同じスタイルであるが、細かい仕上げ特にアールの処理に現代的な洗練さが感じられる。また重すぎず軽すぎず適度な安心感がある重量だ。ただスクリュー部分が必要以上に大きいのが気になった。回してみるとその謎がわかった。マッキーニーはギヤ比1対1、つまりただの素通しのネジだが、G7th Heritage CAPOはギヤ比1対1になっていない。きっとギヤ比を変える機構が、この大きいスクリュー部分に隠されているのだろう。つまり細かい調整が可能ということだ。

スクリューを最後まで回していくと、シリアルナンバーが刻印された支柱部分が見えてくる。これまたなかなかニクい演出だ。またスクリュー底部にはG7thのロゴがさりげなくあしらわれており、センスの良さを感させる。

カポをする場合1弦と6弦では弦のテンションが違うので、一定の押さえ方ではどちらかにテンションが偏り、弦のビビリが出てしまうのはギタリストなら誰でも経験したことがあることだろう。ビビリを押さえるためにきつく押さえると、今度は逆にピッチが上がってしまう。カポの装着にはコツがいることはよく知られている。G7th Heritage CAPOでは弦を押さえる部分に「A.R.T.(Adaptive Radius Technology)」という独自の機構を組み込ませている。このA.R.T.というメカニズムによってチューニングの狂いを少なく、かつビビリもないようにというのが、どうやらこのCAPOの売りのようだ。

伝統的なヨーク式スクリューカポのように見えて、あちこちに新しいメカニズムが組み込まれている。それらが139ドルという価格に反映されているのだろうと納得した。

次回はA.R.T.の効果や実際の使用感などを書いてみようと思う。


SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2

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2014年10月07日

王道システム

59838c06.jpg9月9日

さだまさし「第二楽章」ツアーのリハーサルで越谷まで。

機材はいつものセット。YAMAHA O1V96を旗艦にアコギはGIBSON HANK WILLIAMS Jr.、夢弦堂スペシャル、ガットにANTONIO LOPEZ PROFESSIONAL、そして昔懐かしいSOFIAの12弦だ。ガットと12弦はmisiのピックアップシステムを採用。電池交換がタイヘンなギターは充電式が一番だ。

曲によってそれぞれEQやバランスを微妙に調整する。1曲の中で指のアルペジオからフラットピックへ持ち替えてストロークする、なんてシーンで同じセッティングではバランスが悪くなる。そういう時にデジタルミキサーというのは大変便利だ。今時midiなんて使わないらしいが、足下のマルチエフェクターをコントロールチェンジのボード専用として使い、デジタルミキサーを制御しているのだ。20年以上もこのシステムだ。他に何かイイものはあるのだろうか知らないが、今はコレが一番だと思っている。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2014年10月06日

リュート・ジョーク

b5136141.jpg9月7日

さだまさし伊勢神宮奉納コンサート本番二日目を終え東京に戻った後、笹塚の制作会社にてレコーディング1曲。音楽は喜多智弘氏。tassiは12弦、リュートでダビング作業。

スタジオに到着しまずはリュートのチューニングを念入りにする。リュートはチューニングが狂いやすいのでかなり気を遣う。今でこそチューニングメーターが当たり前のようにある時代なのでそれほど苦労しない。しかし昔は音叉程度のモノしかなく、弦もガット(羊腸)だったからチューニングに苦労したことだろう。

いつもチューニングに時間を割いているリュート弾きの笑えないジョークがあるので紹介したい。

・リュート奏者は人生の大半をチューニングに費やしている
・一度も曲を弾いたことのないリュート奏者がいる。

リュートもそうだが12弦ギターもチューニングに苦労する。さてチューニングを終え譜面を見ると結構黒い。旅帰りで疲れてはいるが気合いを入れてもうひとがんばり。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm


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2014年10月05日

ミニマムセット

8d5765c7.jpg9月6日

さだまさし伊勢神宮奉納コンサート本番初日。

本ツアーではないので今回サポートはピアニストと二人だけ。小編成なのでtassiの機材は至ってシンプル。アコギ用にtc.electronic G・NATURAL、マンドリン用にZOOM A2.1uを用意する。

楽器の本数が多い大規模なツアーでも使おうとおもえば何とかなりそうだが、やはりデジタルミキサーの方が使い勝手はよい。また自分でセッティングするには、このくらいの規模でないとダメだ。いつもながら楽器担当のスタッフに頭が下がる思いだ。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm


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2014年09月15日

本妻が一番

5edf5f52.jpg9月3日

夕方からSONYにてレコーディング1曲。編曲は佐々木博史氏。tassiはフラット・マンドリン、カバキーニョでダビング作業。

ギタリストのダビングを待ってtassiの番が回ってくる。本日は♯系のキーの曲に、マンドリンとカバキーニョでリズムをダビングするという内容。フラット、ラウンドどちらのマンドリンがマッチするかと訊かれたので、もちろんフラットでしょうと答える。

tassiはGIBSON F2を二台所有している。写真の楽器がメインとして使っているものだ。調整や何かのトラブルの時の入院を考えて、だいぶ前にもう一本スペアとして手に入れた。両者共に1910年代に制作された楽器だ。およそ100年前の楽器だが、現在でも充分実用に耐えられるだけのコンディションを保っている。

これだけ古いと音色もそう変わらないのではと思うが実はかなり違う。写真のメインの方が品があるというか、奥行きのある音色だ。スペアの方はやんちゃな感じで、少しだけ荒々しい。メインを入れているケースが特注で重いので、このところスペアばかりを使用していた。

今回はマンドリンとカバキーニョだけなので(運搬が楽ということ)、久しぶりにメインを使ってみたところ、ヘッドフォンから返ってくる音が素晴らしい。もちろんエンジニアの腕もあるが、やはり惚れ込んで手に入れただけのことはあると再確認した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm


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2014年09月12日

カンテレ・デイ

53facee9.jpg9月2日

昼から中野にあるVOLTAにて映画「ホコリと幻想」の劇判録音。音楽は和田薫氏。tassiはアコギ、カンテレで参加。

事前に和田氏から演奏可能かどうかという確認のため、二段譜になったカンテレの譜面が1曲送られてきた。tassiは専門家ではないので、低音部高音部を二回に分けて弾くのなら可能と返信する。

スタジオに到着してみると、何とほとんどがカンテレでギターは2曲のみだ。あらかじめ爪を短く切っておいてよかった。その分ギターが弾きづらかったが、今日はカンテレの日なのでまあヨシとしよう。

エンジニアの山田氏はカンテレにNEUMANN M49をステレオで狙ってくれた。カンテレの音色が細くならないようにとの配慮だろう。ヘッドフォンから返る音色が温かく、いつも以上に気持ちよく演奏できた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2014年09月03日

ネジが馬鹿になった

6d65971f.jpg8月19日

夕方麹町の日テレで番組収録。tassiはマンドリン、アコギで参加。

リハーサルの最中なぜだかマンドリンのチューニングが安定しない。ヘッドの裏を見ると糸巻きを固定しているネジが緩み、4連ペグの台座が浮いているではないか。これではきっちりチューニングできないのは当然だ。

小さなドライバーを借りて増し締めするが、一部のネジはいくら回しても締まらない。とりあえず収録には何とかなったがこのままツアーに持って行くのは問題である。すぐさま修理に出さなければ。


iPhone 4s

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2014年08月22日

QTC50

d84994ed.jpg8月12日

午後SONYにてレコーディング2曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギで参加。

夜千葉にあるDimension Cruiseにて劇判録音。音楽は和田貴史氏。tassiはブズーキ、ジュラであらかじめ録ってあるオケにダビング作業。

和田氏のスタジオDimension Cruiseは湾岸習志野インターそばにある。湾岸道路は朝早く通ることは多いが、このインターで降りたことは一度もない。全く土地勘がないのである。

事故渋滞に捕まりながらナントカたどり着いてみると、個人スタジオとは思えない立派な造り。機材もマイクも充実していてウ〜〜ムと感心してしまった。本日はtassi が前々から試してみたかったEarthworksのマイクで民族楽器を録って頂いた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2014年08月17日

野外対策

515329b4.jpg8月1日

昼から和光市民文化センターにてさだまさしの長崎ライヴリハーサル。

tassiはこの数年さださんのサポートをしているが長崎の野外ライヴは初めてである。夏の野外での注意点は楽器や機材のケアだ。湿度、温度に加え、昼間のライヴだと直射日光による楽器のダメージを心配しなければならない。

アコギ特にガットギターは作りが繊細なので、普段使っている楽器は持っていけない。というわけであまり高価でない薄いボディのガットを使うことにした。その他の楽器や機材はツアーと同じもの。本番が無事に終わりますように。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年07月28日

虜になる音色

e9466f30.jpg7月22日

昼からAVACOにて劇判録音。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、ガット、アイリッシュブズーキ、ジュラでダビング作業。

本日は劇判録音ということもあってか、いつもより速いペースでレコーディングは進む。しかしそこは志方ワールド、普通の劇判録音のようにはいかない。細かいこだわりがあちこちにあり、時間いっぱいまでギリギリのレコーディングだった。

サウンド・ラボ・オワゾにて劇判録音。音楽は横山克、信澤宣明のお二人。tassiはジュラ、12弦でダビング作業。

本日はジュラ(TZOURAS)がメインで、12弦は1曲のみ。ジュラがメインのレコーディングはそうそうない。ジュラは基本的にC.G.Cというチューニングなので、日本のポップスや劇判においてあまりややこしいことはできない。事前に譜面を送ってもらえたのである程度予習が出来、レコーディングはかなりスムーズにいった。

ジュラはブズーキの弟分みたいなもので、ボディサイズが少し小さい。そのせいだろうかブズーキよりも癖のある音色が特徴だ。一度この楽器にはまると抜け出せなくなる。tassiはもちろん、どうやら多くの作曲家がその魅力にとりつかれているようだ。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm


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2014年07月10日

復活

5c2285fe.jpg7月1日

午後からKINGにてレコーディング2曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギで参加。

本日はストリングスの皆さんも一緒の同録である。スタジオのフロアに全員がいる、ちょっと緊張感のあるレコーディングだ。先日無事に復帰したGIBSON SJで無事にセッションを終える。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年07月08日

他愛のない理由

b1f67c3e.jpg6月30日

午後からSOUND CITYにて「さだまさし」さんのレコーディング1曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギで参加。

GIBSON SJのピッチの調子が良くないのでリペアマンに見てもらうと、何とサドルが逆についていたことがわかった。たぶん弦を交換した時にサドルが外れ、戻した時に逆にセットしてしまったということだろう。単純なミスすら見抜けなかった自分に落胆すると同時に、たいしたトラブルでなくて良かったという安堵感でいっぱいだ。老眼が進み細かいところがよく見えなくなってきているんだろうか。

代役を務めてくれたスペアのJ-45と、無事に復帰したメインのSJのどちらを使おうか。サウンドの違いとしてはSJの方がエッジが立っている。J-45はもう少しふくよかでメロディ弾きにも十分対応できる。曲調から判断して本妻のSJを使うことに決めた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm


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2014年07月06日

似て非なるもの

73d8b9ad.jpg6月29日

夜SOUND CITYにて「さだまさし」さんのレコーディング2曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

先日のレコーディングの時、GIBSON SJのピッチが悪かった。なので本日はそのスペアとしてだいぶ前に手に入れた、GIBSON J-45をメインで使うことにした。また押さえでMARTIN D-45もセットする。

スペアとして手に入れたJ-45だが、SJと全く同じ音ということはありえない。特にビンテージギターは個体差が大きいからだ。楽器の違いやマイクとの関係など複合的な要素が絡むとは思うが、いつものサウンドが出せたかは微妙なところ。100点満点ではないけれど及第点はいただけたかもしれない。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年07月04日

GIBSON SJ 不調なり

92885ca2.jpg6月26日

夜SOUND CITYにて「さだまさし」さんのレコーディング2曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギ、12弦で参加。

基本的にアコギはGIBSON SJを使うがなぜかピッチが不安定だ。弦も替えたばかりで新しいし不思議だ。アコギのアルペジオが主体の曲なので、いつも以上にピッチの悪さが気になってしょうがない。かなり神経質に何度もチューニングをするが、最後までピッタリと合わなかった。こんな日もあるのだろうか。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年06月18日

バリトンがボツる

88588007.jpg6月14日

昼からSOUN INNにてドラマの劇判録音。音楽は荻野清子氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンで参加。

スタジオに入るとミュージシャンはtassi一人だけ。ギターだけのバージョンをクリックに合わせ一人黙々と演奏する。後にオケが入る曲も全体像が分からずにひたすら譜面を追う。4時間ほど集中してレコーディングした後しばしの休憩。再開後はストリングスの皆さんとの共演だ。やっぱり合奏はいいね。

今回音域のことなどを考慮してバリトンギターをデビューさせた。しかし音域が低すぎてボツになる。ギター単体ならばその効果は絶大だが、オケが入り全体が充実してくると、バリトンの低域が邪魔になることが予想されたからだ。次回機会があったらまたチャレンジしたい。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2014年06月09日

フィンガーノイズ

a230010a.jpg5月31日

昼からSOUND INNにて映画の劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。tassiはアコギでダビング作業。

tassiがまだ若い頃レコーディングしていてよく注意されたことがある。それは指と弦との摩擦で起こるフィンガーノイズだ。主にコードワークの時によく起こることで、ローポジションからハイポジションあるいはその逆の「縦の移動」の時に起こることが多い。

弦の上に指を触れたままポジション移動すれば、いやでもノイズが発生する。普段何気なく弾いている時は気にならないが、いざマイクを立てて録音してみると、意外とそのノイズの大きさに気づくはずだ。録音物という「製品」にするにはこのノイズが一番の大敵であり、乗り越えなければならない壁なのである。

その壁をどう克服したか。tassiの場合、前後の関係を考えた柔軟なコードフォームの選択。またなるべくノイズを発生させないようなアルペジオの音型や、それに伴うスムーズなポジション移動など。多くの経験の積み重ねによって録音に耐えうる演奏になったのだと思う。

現在ではコーティング弦という便利なものがあり、それほど神経質にならずともノイズが発生しにくくなった。弦の長持ちを謳ったものが多く、それに伴いノイズの軽減といった恩恵も受けられるようになったわけだ。それでも無神経なプレイはNGである。

譜面台に目をやるとアルペジオからメロディまで全て書き譜の譜面が並んでいる。時計を見るとまだかなり時間があるので、新しく張った弦だったが全てコーティング弦に張り替えた。音色は今ひとつだったが背に腹は替えられない。マーティンのコーティング弦はフィンガーノイズに関してはそれほど効果がないと感じた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2014年05月23日

イタリアならラウンドでしょう

20140417.jpg4月17日

夜GREEN BIRDにてCM録音。音楽は千葉純治氏。tassiはマンドリンで参加。

マンドリンといっても大きく分けてフラット、ラウンドと二種類ある。細かく分ければまだいろいろあるがこの二種類を知っておけばまず間違いない。その違いを詳しく知りたい方はコチラを参照されたし。

本日はニーノ・ロータの名曲を忠実に再現するというもの。つまりマンドリンはイタリアのラウンドマンドリンでなければならない。フラットではダメなのだ。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年05月09日

OMEオウムとは関係ありません

b9e6d9b2.jpg3月25日

夕方SOUND CITYにてドラマ「ブラック・プレジデント」の劇伴録音。音楽は仲西匡氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、バンジョーでダビング作業。

久しぶりにOMEの5弦バンジョーを持って行く。1970年代のあこがれの楽器だったが、今や使っている人はあまりいないようだ。それでもtassiは気に入って使っているのだ。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年04月15日

高砂に269自宅に欲しい

b02b0422.jpg3月3日

午後からAVACOにてアニメ金田一少年の事件簿Rの劇伴録音。音楽は和田薫氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

作曲家の和田氏からの発注の場合、たいてい民族楽器が含まれるが今回はギターのみ。エンジニアのY氏もいつもはAKG414をステレオで立てるのに本日はNEUMANN M269を贅沢に2台。tassiはこっちの方が好きだなあ。おまけに高砂のマイクスタンドだ。萌え〜〜〜〜。

曲数は少なくアッという間に終わってしまった。もう少しイイ音を聞きながら演奏したかったなあ。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年01月18日

ハンクで早弾き

03204545.jpg1月18日

先祖返りというわけではないが、長いこと弾いていなかったフラットピッキング奏法にトライしてみることにした。

フラットピッキング奏法といってもただ単にフラットピックを使うのではなく、いわゆるブルーグラスなどで用いられる早弾きのことだ。学生時代はこんなことばかりやっていたので難なく弾けていた。しかし習慣とは恐ろしいもので仕事ではほとんど登場する機会はないので、だんだん弾かなくなってしまい、しまいには速いテンポで弾くことが出来なくなってしまったのだ。

正月明けのリハビリのつもりで再挑戦する。まずは外堀からということで、ギターもマーティン・ドレッドノートを出してくる。このスタイルのプレイにはこの楽器しかないだろう。仕事では滅多に弾かないMartin D-28 HW。シトカトップにハカランダボディの硬質なサウンドが、醒めた心に火をともしてくれる。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2014年01月12日

4度と5度のちがい

0cf30df7.jpg1月7日

夜SOUND INにてレコーディング3曲。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、IRISH BOUZOUKI、GREECE BOUZOUKI、TZOURAS、OUD、MANDOLINでダビング作業。

本日は今年の仕事始め。正月ボケから戻らぬまま長時間のレコーディングである。楽器が多いので台車2回に分けての大量搬入。セッティングからチューニングまでほぼ30分はかかる。用意が出来たところでいつものように作戦会議。

3度抜きサウンドが多いのでギリシャ・ブズーキも2種類用意した。オリジナルの4度チューニングの楽器に加え、マンドリンの1オクターブ下の5度チューニングにセットされたものだ。両者をうまく使い分け志方サウンドに対応していく。同じブズーキでもチューニングが異なると、出てくるサウンドが違うのが興味深いところである。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2013年12月26日

一押しのTZOURAS

a26cb59f.jpg12月16日

午後SOUND CITYにてCM録音。音楽は林部亜紀子氏。tassiはガットギターで参加。

ガットギターといっても内容がスパニッシュテイストのリズムを刻むので、通常使うガットギターではなくフラメンコギターを選択する。フラメンコギターと普通のガットギターの違いはなんだろう。

歴史を紐解けば様々なことが分かってくるが、現在ではその材質の違いが音色に大きく影響を及ぼしていると思う。通常のガットギターのサイド、バックはローズウッドやハカランダがよく使われている。それに対してフラメンコの方は、シープレスという糸杉を使った楽器が圧倒的に多い。中にはローズ系の材を使ったモノももちろんあるが。

その後夕方からSOUND INNにて映画の劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。tassiはアコギ、ガット、ジュラでダビング作業。

当初民族系はサズというオーダーだった。しかし念のためジュラ(TZOURAS)も持って行きオケに合わせると、こちらの方が存在感があることがわかりサズは首になる。このところブズーキも飛び越えてジュラ需要が増えてきた。


RICOH GXR / S10 24-72mm


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2013年10月20日

J.CASTELLUCCIA

56b8ce05.jpg10月09日

正午からSONYにてレコーディング1曲。音楽は三井誠氏。tassiはアコギ、ブズーキで参加。

全体的にヨーロッパの雰囲気が満載のサウンドで、歌詞もフランス語と日本語が混在する曲だったので誰かのカバーかと感じた。ところが実は三井氏のオリジナルだと聞き驚いた。三井氏はCM音楽を長いこと書いているせいか、本物らしく、いや本物以上に聞かせるセンスはさすがである。

当初普通のアコギということだったが、事前に送られてきた音資料を聞くと、これはあの楽器の方が良いだろうと思った。その楽器とは「J.CASTELLUCCIA」である。10年ほど前にパリで偶然手に入れたギターだ。これはまあ簡単に言うとジプシーギターという位置づけだが、何もマヌーシュ・ジャズを弾かなくても存在感のある音色が魅力的だ。特に本日のようなサウンドの時は、普通のアコギに比べてより「らしく」聞こえるはずだ。

最後に特徴的なブズーキのフレーズをダビングして無事に終了した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年10月15日

一生モノのマイクスタンド

4eed0740.jpg9月27日

夕方からSOUND CITYにてこどものうたのレコーディング2曲。編曲は梅堀淳、スワベック・コバレフスキーの両氏。tassiはアコギで参加。

曲自体は既出のものを子供用に優しく仕上げたアレンジになっている。各セクションごとに少しずつニュアンスを変えながらプレイする。ふと譜面台の先を見ると高砂のマイクスタンドが目に入る。堅牢かつ重厚な姿に惚れ惚れとする。やはりマイクスタンドは大事だよな….そんなことに思いを巡らせながらスタジオを後にした。

OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2013年10月11日

ANTONIO LOPEZ

e61d21fb.jpg9月24日

午後から越谷にてさだまさし秋のツアーのリハーサル。いつものようにYAMAHA O1Vを中心にギター類をセットする。

今回はガットギターを以前のモノからチェンジした。以前の楽器はスペインはバルセロナの楽器店「CASA PARRAMON」のオリジナル楽器で、初めてスペインに行ったときに買ってきた楽器だ。1990年からレコーディングに大活躍だったが、その後同店の別ギターがメインになり、サブ楽器として主にライヴ用になってしまった。

ギターをツアーに出すと温度や湿度の変化が大きく、状態がかなり変化する。具体的に言うとネックの反り、表面板の膨らみ、運搬時の振動による力木の剥がれなどである。前回使っていたガットもその例に漏れず、ツアーが終わると必ず入院させていた。そんなこともあって新たにライヴ専用ギターを手に入れたのだ。

ピックアップは電池交換がいらない「MISI/マイサイ」を迷わず選択。仕上がってきたのを弾いてみると、ピックアップのサウンドはもちろんだが生音が抜群にイイ。これには驚いた。フレット交換や各所の調整が功を奏したのだろう、以前のガットよりも良いサウンドで鳴ってくれる。なんだかライヴ専用というのがもったいなく思えてきた。ツアー終了まで大事に扱ってやろうと思った次第だ。

ちなみにこのガットは「ANTONIO LOPEZ PROFESSIONAL」というモデルで黒沢楽器が輸入代理店になっている。一言付け加えておくと、楽器特にギターは個体差があるので、このモデルなら全てが完璧とは限らない。自分の目と耳で確かめる必要があるだろう。スペイン製なのでそのあたりはけっこういい加減だからね。

OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2013年10月10日

要介護4程度?

c848b305.jpg9月23日

午後からLAB RECORDERSにてCM録音。音楽は藤田曜子氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

ピアノの中西氏の録音を待って次のダビング作業となる。メロディー、伴奏共にアコギとガット両方で演奏。さあどちらが採用されるか。

NEUMANN87か67か知らないが、マイクスタンドが心許ない。いつも思うことだがK&Mのマイクスタンドは、AKG451やNEUMANN84などのペンシル型マイク専用にして欲しい。重いマイクを載せるとすぐにお辞儀をしてしまうのだ。せっかくイイ演奏をしてももう一度録り直しとなることが多い。もし使うのならガムテの介護が必要だろう。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年09月18日

生放送「火曜曲」最終回

3813be5c.jpg9月3日

「火曜曲」本番出演のためTBSまで。さだまさしさんのサポートでアコギで参加。アコギは先日調整から上がってきたばかりの「GIBSON HANK WILLIAMS Jr.」を使う。

このギターは以前にも紹介したがもう少し詳しく書いてみよう。ギブソン社が1997年に300本限定でカスタムショップとして作られたもの。カスタムショップとは簡単に言うと、普通の生産ラインではなく、専門の職人が厳選された材を使って製作されたギターのことである。10年ほど前に中古で手に入れたときは、それほどイイ音はしていなかった。ただ、ライヴ用にピックアップを載せてしまえば何とか使えるだろうと安く手に入れた。

ピックアップは当初からハイランダーを選択。ラインの音はけっこう気に入っている。スピーカーから聞く分には、ギブソンの男らしいサウンドが忠実に再現されている。ハイランダーは調整が難しく、スキルの乏しいリペアマンだと正しくセットアップできない。一流の腕を持ったリペアマンですら難しいと言っているくらいだから。しかし完璧に調整されれば、バランス、音色共に素晴らしいものがある。

手に入れてから今までの間、このギターには数々の調整がされてきた。フレット、ナット、サドル交換、ピッチ調整、それに伴う指板修正など演奏性に関わることには全て手が入っている。ペグも元々ついていたクルーソンから一時GOTOのあるモデルに換えたがまるで使い物にならず、結局愛用のWAVERLYに落ち着いた。

当初生音にはあまり期待していなかったがここ最近鳴りが変わってきた。やはりライヴで使い込んだせいだろうか、音に深みが増してイイ感じにほぐれてきたようだ。さすがにヴィンテージにはほど遠いが、マイクを通しても使える音に近づいてきたのである。やっぱり楽器は弾いてやらなければダメなんだなと痛感した。

さてテレビの「火曜曲」の話に戻る。足下のエフェクターは先日同様「ZOOM A2.1u」である。前日にリハーサルをやっているので、本日はぶっつけ本番だ。舞台転換に7分。回線チェックに1分というタイトな流れで本番に突入する。生本番なので適度な緊張感があり、なかなか良い演奏が出来たのではないかと満足している。このバタバタ感は昔の「夜のヒットスタジオ」を思い出した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年09月17日

ZOOM A2.1u

ba9e7828.jpg8月31日

広島のイベント「サウンドマリーナ '13」でさだまさしさんのサポート。

出演時間はおよそ40分でコンサートのトリである。トリというのは最後の出演者ということである(元々は寄席用語)。しかしリハーサルは朝11時である。つまり本番までかなり長時間待たなければならない。天気が良ければあちこち散歩という過ごし方もあるが、この日はあいにくの雨なのでホテルの部屋で待機する。

ツアーでは楽器や機材はトラックに積みっぱなしであるが、こういったイベントでは基本的に手持ちとなる。また、セッティングに時間を要する機材は、スタッフの苦労を考えると持って行けない。そこで登場するのが「ZOOM A2.1u」だ。かなり前にも紹介したが再度登場願おう。

基本的にはデジタルエフェクターという位置づけだ。アコースティック専門と謳っているだけあって、その音色は素直で好感持てるものである。しかしtassiが使うエフェクトは補正としてのEQ及び最低限のリバーブのみだ。リミッターもモジュレーション系も価格なりのクオリティーなので、積極的に使ったことはない。プリセットのシミュレーションは、オリジナルの楽器に触れたことのない人にはイイかもしれないが…..。

とはいえプリセットパッチがあること、ボリュームペダルがあるので楽器の差し替えがスムーズに行えること、XRLアウトがあるのでDIとしての機能があること。この3つがあるだけでも重宝している。これで市場価格1.5万円は安いといえるだろう。このサイズで10倍くらい音質にこだわったモデルが出れば、多少高くても喜んで買うのだが。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年08月27日

リュートのために爪を切る

0a44ec12.jpg8月16日

夜SOUND CITYにてアニメの劇伴録音。音楽は浜口史郎氏。tassiはガット、リュート、マンドリンでダビング作業。

本日はリュート曲があるので爪をギリギリまで短く切って臨む。本来リュートは指頭つまり「指先」で奏でる楽器だ。「爪先」ではないのである。指の柔らかいタッチがリュート独特の音色を生むわけだが、もし完全に爪を切ってしまうとギターが弾けなくなるのでいつも苦労する。

今回はリュートに時間が掛かりそうだったので、ギター、マンドリン曲を先に録る。その後時間を掛けてリュート曲を仕上げていく。エンジニア吉田氏のマイク選択に依るものだろう、NEUMANN M149の臨場感あふれるサウンドが素晴らしかった。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年08月09日

感動の青いキューボックス

5d451158.jpg8月2日

午後からポニーキャニオンにて劇伴録音。音楽は井内啓二氏。tassiは12弦、ガット、ウクレレ、アイリッシュブズーキ、マンドリンでダビング作業。

ポニーキャニオンってどこ?確か一口坂スタジオは昨年クローズしたはずだし…なんて思っていると、それは旧ワンダースターションのことです、とコーディネーターが教えてくれた。なんだ代々木のあそこですか。とはいえ楽器が多いので早めに到着する。

当初リュートが候補に挙がっていたが、いろいろとやってみるとアイリッシュブズーキの方が雰囲気に合うことが分かり、リュートはあえなく首になる。音域やチューニングなどいろいろな要素があり、決め打ちでないとリュートはなかなか採用されないようだ。

このスタジオ、旧ワンダーとどこが変わったのかと辺りを見回してみるがよくわからない。ブースに入ってみて意外なものを発見した。一口坂にしかなかったあの青いキューボックスである。ああ懐かしい、ナツカシイ。こんなところにDNAが引き継がれていたのか。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年07月14日

5度仕様

1221580c.jpg7月12日

夜から上池袋のDedeにてレコーディング2曲。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、BOUZOUKI、SAZ、TZOURASでダビング作業。

連休の前日のせいか首都高も一般道もものすごい渋滞だ。少し早めに家を出たが何と1時間も遅刻してしまった。ダビングだったから助かったけど、これがせーのの劇伴だったらアウトだろう。

3度抜きコードを弾く場合、ギターのような4度チューニングだと運指がやっかいになる。もしくはパワーコードのポジションになってしまうので、これまた変化に乏しくなる。ギリシャブズーキも基本的に4度チューニングなので、ギター同様3度抜きコードが弾きづらい。

春先に1本ギリシャブズーキを手に入れることが出来た。フレット、ナット交換およびピッチ調整の際に、この楽器は5度チューニング仕様にしようと決めた。マンドリンの1オクターブ下ということだ。先日ようやく調整から上がってきたブズーキはなかなかイイ感じで仕上がっている。今日は志方さんの現場なのできっと登場機会があるはずだ。

志方さんに今日は「新しい子」がいるよと告げると、興味津々である。メインはSAZとTZOURASだったが、5度チューニングのブズーキも隠れて少しだけ登場させた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2013年01月15日

夢の自炊生活

1dbdbf41.jpg1月14日

正月は時間があるから本格的に「自炊」するかと手動裁断機を入手した。

本棚には奥そして手前と二重に並んだ文庫本が、二度と読まれぬままに眠っている。捨てるのはもったいないがBOOK OFFに持って行くのも面倒くさい。いつかナントカしなくてはと長い間気になっていたのだ。

すでにドキュメントスキャナ「FUJITSU SCAN SNAP S510M(初代か?)」は持っているので、裁断機さえあればいつでも自炊可能だった。手動裁断機の定番というとプラスの「PK-513L」というモデルが有名だ。以前買おうとしたがレバーが折りたためず、収納に困るので涙をのんで諦めた。それから数年を経て、ようやくレバーが折りたためる最新モデルが登場したのだ。

それはウチダ「180AT-P」というモデル。たぶん作っているところは一社で、いろいろなメーカーにOEM供給をしているはずから、同じかたちの他社製でも一緒と考えてよいだろう。切れ味は抜群で何でもザクザクと裁断できる。思わず自分の指を入れてみたくなった。いや、それはやめておこう、廃業になるからね。当分廃業いや自炊生活が続きそうだ。


CASIO EX-FC300S


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2012年11月09日

適材適所

4716b4da.jpg10月1日

午後、上池台のスタジオにてレコーディング1曲。音楽は中村幸代氏。tassiはアコギでダビング作業。

スラッキーギター風にアプローチってことなので、チューニングを工夫して変則オープンチューニングで対応する。書き譜のアルペジオには、普通のオープンチューニングではかなり無理がある。運指が弾きやすくなおかつオープンチューニングの響きも残した、独自のチューニングを考えるのはけっこう楽しい。

楽器はLOWDEN O-38である。チューニングを下げてもしっかりとしたサウンドが出せるので、こういったオーダーの時にはなくてはならないギターだ。

アルペジオが終わるとメロディのダビングに移る。もちろん楽器はMERRILL OM-28だ。こういう時のためにあるような楽器だとtassiは勝手に思っている。音の太さや瑞々しいサウンドはこの楽器ならではである。本日はそれぞれの楽器の良さが十分に発揮されたセッションだった。

10月末から始まるステージのためにガットの巻き弦をすべて替えることにする。ガットの巻き弦は切れることがあるから、早め早めのチェンジは怠らない方がよい。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2012年10月17日

夜明け前

ac0655f9.jpg9月18日

午後から南青山の制作会社にてレジャー系の劇伴録音。音楽はTAMAYO氏。tassiはアコギ、ガット、アイリッシュブズーキ、ウード、ジュラで参加。

ROOT246を渋谷から溜池方面に向かい青山トンネルを越えると、駒沢通りが右から交差する。以前はT字型にぶつかっていたのが、最近青山方面へとまっすぐ抜けられるようになった。これはとても便利だ。渋谷、恵比寿、代官山界隈を抜けて青山方面に行く裏道は、以前は國學院大學からコカコーラ本社の横を通って246に入るルートだった。しかし新しい道路ができたおかげで、駒沢通りを直進するという「大道」を行くことができるようになった。これはたいした進歩である。

そんなルートを使いながら新しいスタジオに到着すると、そこには狭いブースがあった。楽器がすべて入らないので。各パートごとに楽器をセッティングする。本日もTZOURAS/ジュラが大活躍。これからはブズーキではなくジュラの時代が来る、そんな予感がした。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2012年09月20日

CUATRO

5772b987.jpg9月9日

夜NHKにてBSプレミアムドラマの劇伴録音。音楽は遠藤幹雄氏。tassiはガット、チャランゴ、バンジョー、クアトロ、ウクレレでダビング作業。

本日の民族楽器は楽器指定だが、その他にも参考音源と同じ雰囲気でやりたいという曲があった。その曲は事前に音源を聞いて判断するようにとのことだった。さっそくチェックしてみると、ラテン・テイスト満載でトレスかクアトロ(プエルトリコ)しかありえないだろう、と判断した。

スタジオに到着後スタッフに細かい楽器説明をしてから、いざレコーディングに入る。やはり音域が足りない、トレスでもクアトロでも同様だ。仕方なく不可能な部分はオクターブを下げて対処する。最終的に微妙な音色の違いからクアトロが採用された。ひさしぶりの登場に本人(クアトロ)も喜んでいることだろう。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2012年09月16日

BRAČ

be49726f.jpg9月6日

夕方から六本木のSUNRISEにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、MANDOLA、BRAČでダビング作業。

今回は「暗くて悲壮感漂う…」というのがキーワードだったのでマンドラに加え、クロアチアの民族楽器「BRAČ/発音はブラチュ?」も登場させた。この楽器は数年前に手に入れたもので、タンブリッツァ・アンサンブルの中で使われる。一番小さく音域の高い楽器はビセニチアと呼ばれ、音域が低くなるにつれてブラチュ、ブガリアとその種類が増える。最後はベース・タンブリッツァに行き着くらしい。

4年前にクロアチアの首都ザグレブに旅行したとき、楽器店の主人にtassiの持っているこの楽器の写真を見せた。そのチューニングは「ヤンコビッチ」「スリムスキー」の2種類あるということで、さてそのどちらだったかは今となっては覚えていない。いずれにせよ現在使われているチューニングではなく、以前に使われていたチューニングであるということまでは確認できた。いや逆だったかな…..

なかなか登場機会の少ない楽器なのでこうして陽の目を見ることができてとてもうれしい。今回はコードで色づけするに留めたが、次回はもう少し活躍できる場所を見つけたい。


iPhone 4s


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2012年09月07日

テナーリュート

eab0be95.jpg8月26日 

午後からNHKにてFMシアター「ニンに合わない」の劇伴録音。音楽は横山克氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、テナーリュートで参加。

本日の目玉は何といっても「テナーリュート」だ。楽器名にリュートという言葉が入っているが、リュートとは縁もゆかりもない。当初連絡があったとき、これはリュートの間違いではないかと問い合わせたほどだ。

テナーリュートは自分のホームページに写真やデモ演奏を載せてはいるが、最後にケースを開けたのはいつだったか、というほどお久しぶりで懐かしい楽器だ。本日はほとんどが書き譜のメロ弾き。音域やフレーズに無理がなく、もしかしたら横山氏はこの楽器のことを、ずいぶんと研究されたのだろうか。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2012年08月16日

1959年は当たり年

feebcf61.jpg8月14日

午後からTOWERSIDEにてレコーディング1曲。編曲は萩田光雄氏。 tassiはアコギでダビング作業。

しっとりと優しげな曲調だったがアコギは弱々しくなく、という指示がありGIBSON SJでしっかりとアルペジオする。個体にもよるが50年代後半のGIBSONは当たりが多い。ストロークによしアルペジオによしと、けっこうオールラウンドだ。もちろんマイクを通したときの音が良くなければ意味がないが。

レコーディング現場においてギターのサウンドは、プレーヤーや楽器だけの要素で成り立つものではない。使用するマイクやアウトボード、そしてそれをオペレートするエンジニアの腕によるところも大きい。本日はそんなことを感じた一日だった。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Planar 45mm F2 (G)

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2012年06月23日

最後のご奉仕

6680e98c.jpg5月31日

奈良県文化会館にてさだまさしコンサート。本日はツアーではなく単発の「春日大社式年造替記念」と銘打ったコンサートである。

奈良にゆかりの深い曲やいわゆるおなじみ曲が多い構成となっている。tassiはいつもの機材ではなく、19日の十津川で使ったAW2816をメインとした簡易バージョンにて参戦する。DPAを使用していないためアコースティック感には少々欠けるが、COLE CLARKが良い仕事をしてくれた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 12-50mm

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2012年03月08日

価格に勝る腕

ecd786ed.jpg2月15日

午後からSOUND VALLEYにて劇伴録音。音楽は梶浦由記氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

エンジニアの小岩氏はtassiのギターを毎回スバラシイ音で録ってくれる。本日もいつものようにエクセレント・サウンドだった。ふと見るといつもと違うマイクが一本立てられている。アレは何かと尋ねたら、テレフンケンの安いAK-47です、とのことだった。

以前やはりテレフンケンの再生産版(ELA M250など)を使う機会があったが、期待したほどの好印象を持ったことはなかった。ところが本日はわりと安いモデルであるにもかかわらずイイ音だった。HAはGRACE。こんなところにも違いがあるのだろうか。いや、やはりエンジニアの「腕」に違いない。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年02月21日

そろそろ行くか....

0362d97c.jpg2月7日

深夜遅くONKIOにてレコーディング1曲。編曲、演奏は榊原大氏。tassiはガット、カンテレで参加。

榊原氏のアルバムに入る1曲で、打ち込みなし、クリックなしという骨太なセッションである。tassiはガットでサポートし、その後カンテレでメロディーを重ねる。

カンテレはそう登場機会は多くないが、最後に使用したのが昨年の12月終わりで約1ヶ月ぶりだから、この手の民族楽器としては出場機会は多い方だろう。最初に手に入れてからもう20年近くになる。そろそろ弦の心配をするが新しい弦は手元にない。ネットで探せば何とかなりそうだが、これは一度現地に行かねばならないだろう。弦の調達はもちろんのこと、実際に演奏している人を見てみたいものだ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年02月05日

安かろうは悪かろう、ではなかった

f0132149.jpg1月28日 

夜ONKIOにて映画のサウンドトラックの劇伴録音。音楽は菅野祐悟氏。tassiはアコギ、ウクレレで参加。

どうやらエンドロールに使われる部分のレコーディングらしい。演奏自体は短いものですぐ終わりそうなのだが、画合わせと同時進行なので意外とかかってしまった。

本日アコギは「ブレイザー&ヘンケス」で軽くストローク、そしてウクレレは夢弦堂スペシャルだ。当初マイクはU47,R121の組み合わせでセットされていたが、どういうワケかR121がクビになりSM57が登場する。安くても良いものは良いのだ、ということか。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月30日

恐るべし「TAMA」

7cb3e271.jpg1月23日

天気の怪しい夜遅く、神宮前の制作会社にてCM録音。音楽は川嶋可能氏。tassiはアコギ、12弦でダビング作業。

当初アコギ、ガットとオーダーを受けていたが、全体のサウンドを聴きこれは12弦が必要だと感じ、車にとって返し12弦を持ち込む。全体のバッキングはアコギでプレイし、メロディーパートをアコギ、12弦と弾き分ける。どちらでもお好きな方をお使い下さい。

外に出ると心配になるほどの大雪だ。明日のレコーディングに使うギターを、本日中に搬入することを決意。

最近K&Mのマイクスタンドの調子が良くない。重いマイクをセッティングすると、重さに負けてお辞儀してしまうのだ。自宅でも外のスタジオでもそうなのだから、やんわりと欠陥といっても良いだろう。一生モノの「高砂」を手に入れる勇気はなく、といって「キース」の小型はディスコンらしい。

仕方なく「TAMA」を買ってみたらコレが実に良い。ギタースタンドも「TAMA」製はヘビーデューティー(今や死語?)で、なかなか壊れない。壊れないから新しいのが売れない、とメーカーの人が嘆いていたとかいないとか。家のスタンドは全て「TAMA」に買い換えようかな。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月28日

カテゴリーは違うと思う

f4017d67.jpg1月18日

夕方からSOUND INNにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはアコギ、ハンマー・ダルシマでダビング作業。

「和のテイストが欲しいので、ヤンチンとかそういうのがいいわ、オホホホ....」という連絡が入ったが、ヤンチンはチューニングに問題があるのでハンマー・ダルシマも一緒に持ち込む。ついでに中国の月琴も。

まずはアコギでバッキングをサクッと録り、さあ次は叩きモノだ。ヤンチンとハンマー・ダルシマの音色の違い志方さんに聴いてもらう。ヤンチンはかなり個性的な音色だという印象があったようだ。素直な音色そしてキーの事をふまえ、ハンマー・ダルシマの方が妥当だろうという結果になる。月琴は奏法的に無理があるので即却下。

弦が張ってあるとはいえハンマー・ダルシマは弦楽器というより打楽器の範疇だろう。今年はハンマーさばきの技術向上に努めよう。反省点を胸に刻みスタジオを後にした。

その後代々木上原のエレファントニカにてレコーディング1曲。音楽は大森俊之氏。tassiはアコギ、マンドリンでダビング作業。エレファントニカでは先ごろデッドストックのU67を先日導入したとかで、このマイクで録音できるのがとても楽しみだ。

マイクポジションを選びながらまずはいつものGIBSON SJでバッキングトラックを録る。次に録るマンドリンのソロパートはGIBSON F-2を使用。なるほど上品でいて押し出しのしっかりしたU67サウンドだ。真空管を変えたということだった。そんなこともサウンドの向上に一役買っているのかもしれない。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月08日

土俵

f30e7314.jpg1月7日

今年の仕事始めは谷村新司さんのレコーディングで文化村スタジオまで。編曲は瀬戸谷芳治氏。tassiはマンドリンで参加。

マンドリンだけというセッションはあまり多くない。tassiの場合アコギと持ち替えということがほとんどなので、本日はなんだか荷物が少なくてちょっと拍子抜けだ。それなら久しぶりにマイクを持ち込んでみるか、そう考えリボンマイク「AT4080」を銀箱に入れ、楽器と共に搬入する。

マンドリンやブズーキなど複弦楽器は、高域がチリチリと痛い感じの時がある。そういう時リボンマイクが重宝するのだ。以前ポルトガルギターで試した時にとても効果的だったので、今回もそれに倣ってやってみようということだ。

スタジオに着くとブースには「AKG C24」とショップスらしきマイクがすでにセッティング済みだった。tassiが「AT4080」を持ち込んだせいか、ショップスはセッティングから外された。なんだか悪いなと思ったが、3本立てるわけにはいかないからまあしょうがないか。...と思いつつサウンドチェックを始める。

最初2本をミックスしてモニターしていたようだが、結果的にC24だけになった。一応4080も録ってあったのでプレイバックの時に聞き比べると、明らかにC24の方がエッジも立っているし曲調にも合っている。ということで今回はリボンマイク不採用となってしまった。

帰り際にコンソールの横を見るとNEVEのヘッドアンプが見えた。そうだったか....。次回からヘッドアンプも持参で来るか、そう思いスタジオを後にした。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2012年01月07日

ドレッドノートについて

9c35b2f1.jpg1月4日 

スタジオではGIBSON SJがtassiのメイン楽器だ。メロ弾きなどの単音弾きにはMerri OM28と使い分けている。決してMartinが嫌いなわけではないが、特にドレッドノート(つまりDタイプ)はほとんど使わないといってもよい。オケの中に入るとGIBSON SJの方が居場所がはっきりしているからだ。特に指弾きのアルペジオの時、マーティンDタイプは音像がぼけてしまうからね。

実はマーティンのドレッドノートは持っている、それも3本も。曲調に合えば使ってみたいのだが、何しろ他の民族楽器も持っていかなければならないので、ギターは先に挙げた2本で手一杯になってしまう。

年も明けたし久しぶりにマーティンDタイプを出してきて弾いてみる。一人で弾いているぶんには全く問題がないんだ。イイ音なんだけどなあ....


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

fukasawaman409 at 21:28|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2012年01月04日

GIBSON死んだ

552cb098.jpg1月3日

ツアーで使っているGIBSON HANK WILLIAMS Jr.の調子がおかしくなった。ネックがSの字に反り返り、ハイポジションを押さえると音がビビるようになったのだ。昨年夏の暑さや多湿そしてこの冬の乾燥などがギターを痛めつけたようだ。

実はGIBSONだけではない。tassiが初めてバルセロナで手に入れたガットギターもネックが反ってしまったのだ。一月のリハーサルまでまだ間があるので、正月明け早々修理に出すことにした。

もちろんこんな修理は落合の名人にしかお願いできない。無理言って何とか仕上げてもらうように頼み込んだ。こういう楽器のトラブルはツアーをやっている以上避けて通れないことなのだ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm


fukasawaman409 at 22:52|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)