2019年02月05日

Pre-War Guitars

image10月26日

午後からA-toneにて映画の劇伴録音。音楽は佐藤準氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリンでダビング作業。

春に体調を崩し、佐藤氏の仕事をドタキャンして以来なので、まずはそのお詫びをする。最初はアコギから始める。本日は我が愛機のGibson SJではなく、先日手に入れたばかりのPre-Warギターを試す。

このPre-Warギターはその名の通り戦前の黄金期に作られた、MartinやGibsonのレプリカを再現している新進気鋭のメーカーである。サウンドはもちろんのこと、そのルックスもビンテージ風に、いかにも使い込まれたかのような仕上げになっている。実際の現場で使うのは初めてなので楽しみだ。

ルックスは古いが新品のギターなので、シビアにマイクを通した音は心配したが、そこは杞憂に終わった。ナカナカどうして大したものだ。キチンと調整のされていない中途半端なビンテージなら、絶対にPre-Warギターの方がイイと思った。これからもGibson SJのサブとして使い続けようかな。

不満な点は一つある。それはフレット端の仕上げだ。それぞれ1弦側6弦側に向かって、ほんのかすかにだが高さが落とされている。そしてその際(キワ)も斜めに処理されているのだ。ほんの些細なことだが、これが原因で弦落ちしてしまう。フレットはギリギリまで立てて、ストンと直角に処理してあれば弦落ちは防げるはずだ。買ったばかりだが、全てフレット交換を決意した。

レコーディング終了後、佐藤氏から「今回の監督です」と紹介されて驚いた。よく似た人もいるもんだなあと思ったら、水谷豊さん本人だった。本日は水谷豊脚本監督の映画「轢き逃げ」の劇伴録だったのだ。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

fukasawaman409 at 12:37│Comments(0)

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