2018年04月14日

民族系は準備が必要

73df95d0.jpg3月28日

夜サウンドシティにてレコーディング。音楽は若林タカツグ氏。tassiはアコギ、ブズーキ、マンドリン、ウード、サズでダビング作業。

今回も事前に譜面をいただいたので、楽器のチョイスに無駄がなかった。ブズーキというとアイリッシュ系をイメージする人と、ギリシャのもう少しクセのある音色を期待する人と、ふた通りに別れることが多い。またそれとは別に、単に「民族的な音」という漠然としたイメージだけで捉えている人もいる。そんな時は2種類持って来なければならない。本日の作曲家若林氏は、明確にアイリッシュ系をイメージしているので、持っていく楽器もアイリッシュ・ブズーキ1本だけですんだ。

まずはアコギとアイリッシュ・ブズーキをダブルで録る。音圧感そしてグルーブ感が出せたと思う。次にマンドリンだ。ラウンドでもフラットでもない、ナポリ製のヴィンテージなセミフラットバック・マンドリン「E.DE CRISTOFALO」でトレモロ奏法。

最後に残ったのは「裏丸系」のダビングだ。鬼のように速い7拍子の曲。ついていくのが精一杯だ。まずはサズでリズムを刻む。次にウードで途中にあるアドリブソロ。さすがにこのテンポに7拍子という条件が重なると、全くのアドリブというのは完成度が期待できない。なのであらかじめ考えてきたソロを基本に、民族色をあまり強く出さず、部分部分を修正しつつ仕上げた。


SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

fukasawaman409 at 01:30│Comments(0)work 

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