2018年03月02日

1957 Gibson J-185

f35c6b33.jpg02月26日

夕方からFineにてCM録音。音楽はいしいゆうこ氏。tassiはアコギでダビング作業。

Fineスタジオ、さてどこだったっけ。しばらく行っていなかったので過去の記録を調べたら、なんと麻布十番のはずれにある洋食屋「大越」の隣だったことがわかった。ならばS.Cityに行くルートでOKじゃないか。当然カーナビは必要ナシ。

本日はアコギのみということで事前に音資料が送られてきた。この様子だとアルペジオ系のバッキングだけになりそうだ。ならばギターは1本だけで良さそうな気がする。通常はGibson SJとMerrill OMの2本体制だが、そんな理由から今回はあまり出番のないGibson J-185を登場させようと思う。

メイプル・ボディの185は同じGibsonとは言え、マホガニー・ボディのSJとはサウンドが違っている。指弾きの場合、マホガニーの方が繊細で柔らかいという印象を受ける。それに対してメイプルの方は、硬質でどちらかというと一本調子かな。その最たるものがキング・オブ・アコースティックと呼ばれているJ-200だろう。

17インチのボディから響きわたるそのサウンドは、力強くパワフルだ。まさにロックなストロークにはドンピシャ。だが守備範囲はそれほど広くない。繊細な表現には他の楽器の方が合っていると思う。同じメイプル・ボディなら少し小振り(16インチ)な185の方が守備範囲は広い。今回はこっちだな。

今回のCMは曲の中程からギターがアルペジオで参加するという構成。ギターを左右に2本重ね、2本で成立するアンサンブルを構築した。まずは温かくやさしめの指弾きで録音。CMの意図としてあまり情緒的な方向には行きたくないというので、次にフィンガーピックを付けて粒立ちのハッキリした、あっさり目のサウンドも試してみる。

どちらが採用になるかは、制作側とクライアント両者の意向次第だ。オンエアが楽しみだ。


SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

fukasawaman409 at 00:10│Comments(0)work | gears

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