2018年01月20日

AT8410a エラスティック交換 前編

cf64c7f8.jpg1月15日

年が明けてしばらく時間があったので、しばらく登場していなかったマイクをチェックしようとセットしてみると、マイクホルダーのエラスティック(サスペンション・ゴム)が経年変化で死んでいることに気がついた。マイクをセットした状態だとゴムがフニャけた状態で、外側のフレーム部分に触れている。マイクを外しても同じ状況。こりゃあマイクチェックどころではない、まずはホルダーを何とかしなくては…..。

マイクホルダーには直接マイクをセットするタイプ、床などの振動を拾いにくいサスペンション・ホルダーの2種類がある。サスペンション・ホルダーは、マイクを挟み込んだ中心部分を外側の円形フレームにゴムで宙づりにすることで、振動ノイズを防ぐという構造になっている。AKG451、NEUMANN KM84などのペンシル型マイクをセットする時、よく使われるのが「audio-technica AT8410a」というモデルだ。たいていどこのスタジオにも置いてある、いわば業界のスタンダードモデルといって良いだろう。

以前テクニカの担当者にこのサスペンション・ゴムのことを訊いたら、在庫があるので弊社取り扱いショップにて注文されたし、という返事をいただいた。それを思い出したので秋葉原のプロショップ「T」に電話すると、ゴムだけの取り扱いがないということだった。おかしいなと思いながらも、取り寄せだと日数も掛かるだろうし、それなら自作するかとホームセンターへと車を走らせた。

目指すはいつもゴルフの行き帰りに使う裏道沿いにある、コーナン本羽田萩中店だ。まずは素材売り場にあるゴムのコーナーを探す。平ゴムのベルトや穴あきのホースはあっても、側を布でくるんだタイプのものは見つからない。唯一近いモノがあったが太すぎて使えない。店のスタッフ曰く、もし細いのが必要なら製造元にオーダーすることは出来る。しかしその場合は1ロール単位なので、数十メートルになってしまいかえって高くついてしまいますね、と。

途方に暮れていると親切なスタッフは、手芸用品の「ユザワヤ」に行ってみたらどうですか、とアドバイスをくれた。一縷の望みをかけて蒲田の駅前までドライブだ。おっとその前にゴムを止める金具を調達しなければ。ワイヤーロープをカシメる金具で代用することにした。

ユザワヤに着いて売り場を探すとドンピシャの商品が見つかった。太さは何種類かあるが3mmのモノを選択。1m/75円という安さ!!今後のことも考え、またヘタってきたNEUMANN用にもと、白黒それぞれを余裕を持てゲットした。

後編へ続く…..

fukasawaman409 at 00:10│Comments(0)gears 

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