2018年01月17日

自画自賛

f142ac77.jpg12月27日

午後から東麻布の制作会社にて劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガット、エレキ・シタールでダビング作業。

tassiは仕事ではアコースティックな楽器しか演奏しない。唯一例外が今回登場するエレキ・シタールだ。実はかなり昔に本物のシタールを手に入れたことがあった。実際に弾こうとトライしたが、いろいろな意味で敷居が高すぎて演奏は諦めてしまった。まあサンプリングして打ち込みで使おうか、なんていう不埒な考えでしばらく持っていたが、あるとき久しぶりにケースから出したら虫がわき出て、部屋中バルサンを炊く羽目になってしまった。その後マンションの管理室に一時預かってもらい、そこから引っ越した後はさてどうなったやら……。

スタジオに到着し楽器をチューニングしていると、「そのギブソンいい音してますね!」とエンジニア氏に感心されてしまった。自分でもそう思ってはいるが、改めて人からほめられると嬉しいものだ。どうやらエンジニア氏はまともなギブソンの音に出会ったことがないらしい。確かにそうだろう、tassiもわが愛器のスペアを探したが、ほとんど見つからなかった。ビンテージ楽器は特に個体差が大きく、状態が良くても(つまり外観は綺麗でも)音が良いのに出会うことはまれなことだ。

渡された譜面はシンプルだが、音色や音量の管理が難しく指のタッチにかなり気を遣う。おまけに高見氏はギタリストでもあるので、さらにハードルが上がる。丁寧な演奏を心がけ、今年最後のレコーディングが終わった。


SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA


fukasawaman409 at 00:10│Comments(0)work | gears

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