2017年10月08日

ミステリーにはカンテレ

b1634fed.jpg10月3日

昼から東麻布の制作会社にて劇伴録音。音楽は一年ぶりにお会いする高見優氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、ブズーキ、カンテレでダビング作業。

通常ならブズーキは2種類、バンジョーは3種類持って行かなければならないところ、事前に譜面を送っていただいたので楽器の絞り込みができて、最小限の選択と積み込みで済んだ。いやはやありがたいことである。ボーヤのいないtassiにとって楽器の搬入は一苦労なのである。運搬8割、演奏2割といったところか。

本日は4時間拘束なので、かなりの曲数を覚悟しなければならない。まあ曲数というより1曲に対してダビングがあるのでトラック数といったらいいかもしれない。麻布十番の洋食屋 大越で腹ごしらえをしていざ!このスタジオはブースが狭いので、まずは竿モノから先に録音する。マイク・アレンジを考えて、曲ごとにというよりも楽器ごとの録音という手順になる。

まずはアコギ次にガット、ブズーキをはさんでバンジョーという順番である。同じフレーズが何回も出てくるが、そのたびに強さの指定が変わってくるので気が抜けない。単純にボリュームのレベルを上げればいいというわけではないのだ。この辺りは高見さんはかなりシビアである。

竿モノの録音が終わり、あらためてカンテレをセットして次のステップへと。曲調はミステリータッチ、こんなサウンドにもカンテレが合うんだなとちょっとした驚きだった。プレーヤーとして楽器に対峙している自分と作曲家とでは、楽器の魅力を引き出す才能がこうも違うのだと頭を殴られたような気になった。


SONY α7S / Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

fukasawaman409 at 00:10│Comments(0)work 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔