2013年12月24日
アルペジオの音選び

朝早くONKIOにてアニメ映画の劇伴録音。音楽は北里玲二氏。tassiはアコギ、ガット、12弦で参加。
本日は先日の追加でアコギのみのバージョンを録るというオシゴト。なのでギター以外に存在するのは無情なクリックだけだ。規定のテンポに合わせてまずは伴奏部分のギターを録る。次にその伴奏に合わせてメロディーをダビングしていく。と言うと簡単そうだが意外と難しい。
クリックに合わせるということがプロなら当たり前にできるが、自分のテンポで自由に弾くことになれているアマチュアには、どうしても窮屈に感じられるようだ。まあそれも考え方を変えると、リズム感抜群のメンバーに合わせるという気持ちを持てば、何ら不自由なことではないのである。
アルペジオの場合どの音を選ぶかということが重要である。キッチリ音符が指定してあればそれに従えばいい。しかしギターの場合たいていはコード譜のみでプレーヤーに任されていることがほとんどである。パターンはいくつかあるだろう。その中で曲調やテンポに合わせ自分なりに作ることにセンスを問われるわけだ。そしてさらに重要なことはメロディーの流れを考えてそれを邪魔せず、いや生かすような音を瞬時に選択して弾かなければならない。
毎回100パーセントうまくいくとは限らないが、本日はわりとうまくいった方だろうか。
RICOH GXR / S10 24-72mm