2013年09月18日

生放送「火曜曲」最終回

3813be5c.jpg9月3日

「火曜曲」本番出演のためTBSまで。さだまさしさんのサポートでアコギで参加。アコギは先日調整から上がってきたばかりの「GIBSON HANK WILLIAMS Jr.」を使う。

このギターは以前にも紹介したがもう少し詳しく書いてみよう。ギブソン社が1997年に300本限定でカスタムショップとして作られたもの。カスタムショップとは簡単に言うと、普通の生産ラインではなく、専門の職人が厳選された材を使って製作されたギターのことである。10年ほど前に中古で手に入れたときは、それほどイイ音はしていなかった。ただ、ライヴ用にピックアップを載せてしまえば何とか使えるだろうと安く手に入れた。

ピックアップは当初からハイランダーを選択。ラインの音はけっこう気に入っている。スピーカーから聞く分には、ギブソンの男らしいサウンドが忠実に再現されている。ハイランダーは調整が難しく、スキルの乏しいリペアマンだと正しくセットアップできない。一流の腕を持ったリペアマンですら難しいと言っているくらいだから。しかし完璧に調整されれば、バランス、音色共に素晴らしいものがある。

手に入れてから今までの間、このギターには数々の調整がされてきた。フレット、ナット、サドル交換、ピッチ調整、それに伴う指板修正など演奏性に関わることには全て手が入っている。ペグも元々ついていたクルーソンから一時GOTOのあるモデルに換えたがまるで使い物にならず、結局愛用のWAVERLYに落ち着いた。

当初生音にはあまり期待していなかったがここ最近鳴りが変わってきた。やはりライヴで使い込んだせいだろうか、音に深みが増してイイ感じにほぐれてきたようだ。さすがにヴィンテージにはほど遠いが、マイクを通しても使える音に近づいてきたのである。やっぱり楽器は弾いてやらなければダメなんだなと痛感した。

さてテレビの「火曜曲」の話に戻る。足下のエフェクターは先日同様「ZOOM A2.1u」である。前日にリハーサルをやっているので、本日はぶっつけ本番だ。舞台転換に7分。回線チェックに1分というタイトな流れで本番に突入する。生本番なので適度な緊張感があり、なかなか良い演奏が出来たのではないかと満足している。このバタバタ感は昔の「夜のヒットスタジオ」を思い出した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


fukasawaman409 at 11:04│Comments(0)TrackBack(0)work | gears

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