2011年01月28日
おぢいさんのランプ

午後からONKIOにて童話を原作としたアニメ映画の劇伴録音。音楽は羽毛田丈史氏。tassiはガット、マンドリン、ウード、ドブロでダビング作業。
ガットメロが結構あったので、先日手に入れたピックのロールスロイスこと「BlueChip」ピックで弾いてみる。セルロイド・ピックとの比較も厳しくチェックしてみよう。
弦とピックが当たる感触はセルロイドとそう変わりはない。それはナイロン弦故の引っかかりのなさが、その違いを少なくしているせいだろう。同じ厚み(0.040インチ)で音色がどのくらい違うかというと、セルロイドの方が若干明るい印象を受ける。表現を変えるならBlueChipの方が音が太いとも言えるだろう。弦にピックを押しつけても「しなり」がほとんどないので、双方の弾力を生かしたプレイはできない。
マンドリンには「35」表示のものを使ってみる。複弦のマンドリンにおいてもその使用感は変わらず、とてもスムーズにピッキングできた。テンション(張力)の高い楽器との相性は素晴らしい。そうは言ってもきちんとピッキングできないとそれに応えてくれないのは確かだ。誤解を恐れずにいえば上級者向けのピック、そんな印象だね。
さらにドブロ、ウードで一発芸をいくつか披露し、今年初のONKIOセッションは終了した。
OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm