2010年12月18日
盆と正月、オートハープ

夕方からアバコにてWOWOWドラマの劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。
最近の傾向かちょっと重たいテーマのドラマで、音楽もそんな感じでゆったりとしたテンポの曲でガットを重ねる。制作スタッフに腰痛の心配をされてしまった。これ以上ひどくなったら誰か運搬スタッフを真剣に考えなければいけないだろう。
その後ONKIOにてレコーディング1曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギ、マンドリン、オートハープで参加。
転調の多い曲を一発でアルペジオしなければならない。繊細な曲なのでフィンガリング・ノイズに気をつけながら弾く。開放弦が使えないのでツライなあ。マンドリンのダビング後、皆さんの帰った後で最後のオートハープを重ねる。
オートハープが登場するのは年に1回あるかないかだ。今回は曲のキーや使うコードが分からなかったので、全ての「コード・バー」を持ち込む。コード・バー製作のいきさつはこのブログが始まった頃に紹介しているので、興味のある方は以前の記事を参照されたし。
今回使用したコードの中で特殊なのは「Eb7+5」「F#maj7」「Cm7b5」というもの。スタンダードなセットの中には無いコードだ。作っておいて良かった、4年前の苦労はこの日にようやく報われたわけだ。オートハープが次に登場するのはいったいいつだろう、来年中にあるといいけれど....
EPSON R-D1s / VOIGTLANDER SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5