2010年10月26日

AT4080 VS AT4081

d402601e.jpg10月18日

昼から信濃町にてヤドランカ・コンサートのリハーサル。tassiはガット、ブズーキ、サズで参加。

今回はトラである。リハーサルも本番も一回限りということで、自宅での予習復習が必要になってくる。とはいえヤドランカさんはあまり決めごとがお好きではない様子。現場(本番)での柔軟な対処が必要となるだろう。

audio-technicaからリボンマイクを特別に貸し出して頂いた。AT4080(以下80)とAT4081(以下81)の二本だ。80はノイマンU87的な堂々とした立派なお姿。片や81の方はノイマンKM56的なペンシル型のマイク。テクニカでは80はヴォーカル用、81は楽器用という分け方をしていると聞いた。

まずはアコギで試してみる。80の方はかなり低域が強調されたファットなサウンド。高域は痛くなくいかにもリボンの音といったところだろうか。低域の膨らみがちょっと気になるので、もしそれに単体で使うなら楽器に対してのマイクの距離や角度、そしてEQ補正がいくらか必要かなと感じた。あるいはキャラクターの違う他のマイクと組み合わせるという手もある。81の方はというと低域が程よくカットされスッキリした音で、アコギならこれ単体でいけそうな気がした。

次にマンドリンで試してみる。81はアコギ同様スッキリした音で、なおかつ高域のチリチリ感が緩和されとても好印象だ。アコギではファットだった80の方はというと、低域の膨らみがマンドリンにはイイ感じである。81だけしか知らなければなんの不満もなかったが、80の音を聴くと81がちょっともの足らなくなるというのが正直なところ。マンドリン系には80単体でもOKだなあ。

もしこのマイクを単体で使うなら、線の細い楽器は80の方がイイだろうね。またアコギのようにレンジの広い楽器には81の方が逆にスッキリして適していると感じた。同じ楽器でも個体差があるので、これはあくまでもtassiの独断と偏見によるものだ。

さあどちらかを選べと言われたら困ってしまう。同じリボンマイクでも微妙にキャラクターが違うからだ。さあどっちにしようか....


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

fukasawaman409 at 21:37│Comments(0)TrackBack(0)work | gears

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔