2009年08月23日

NGDB

4dd358c6.jpg8月21日

午後から六本木の制作会社にてCM録音。音楽は内山肇氏。tassiはフラット・マンドリンでダビング作業。

tassiの音楽ルーツの一つにブルーグラスがあるが、そのブルーグラスを聴くきっかけになったのが、「ニッティー・グリッティ・ダート・バンド」である。

1970年代前半だったと思うが、当時たまたまテレビをつけていたら、彼らの来日公演の模様が放送されていた。現在のようにビデオやDVDなどは存在していないし、当然ながら留守録なんていうこともできない。本当に偶然の産物だったのだ。

画面の中で演奏される彼らの演奏は、今まで聴いたこともないサウンド。バンジョーやフラット・マンドリンといった楽器を演奏している姿を見たのは、彼らが初めてだった。心躍るというのはこういうことを言うのだろう。

聴き逃しちゃいけない、一字一句記憶に残すんだと、画面に釘付けになっていた。あるいは、もしかしたら当時最先端の、カセット・テープ・レコーダーを自分の部屋から持ってきて、付属のマイクをテレビのスピーカーに向け、無言で固まっていた姿も思い出される。

本日はそんな彼らの曲を完全コピーで弾く機会に恵まれた。当時を思い出しながら「ああ、オレのルーツ...」なんて感涙に咽びながらのプレイだった。


RICOH Caplio GX 100


fukasawaman409 at 01:49│Comments(1)TrackBack(0)work 

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この記事へのコメント

1. Posted by 鉛筆   2009年09月10日 20:27
閲覧する素人として,最も知りたかった事柄です。
明かしていらっしゃる御内容に、感銘を
受けました。

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