2009年05月05日
CRANE CAPO
5月5日
今年のはじめ頃カポタストが届いた。贈ってくれたのは我がファミリーサイト「CRANE HOMEPAGE」 の鶴田誠氏だ。
鶴田氏は大学で教鞭を執る傍ら、ギター製作や修復などに才能を発揮し、特に19世紀ギターなどのヒストリックな弦楽器に造詣が深い方である。
また、ガット弦(羊腸弦)の自作やカポタスト製作など、かなりマニアックな分野にも幅広く手を広げている。特にカポタストは工芸品レベルで、すぐにでも商品化できそうな勢い。写真のカポタストがそれだ。
スティール弦用でマッキーニーというステンレス製のカポタストがあるが、巷ではカポのロールスロイスと呼ばれているそうな。その理由としてまずその値段である。20年ほど前でも1万円以上はしたはずだ。また価格だけでなく、その装着感や機能から判断しても、ロールスの名前に恥じないものがある。
さて、一方クラシックギター用として作られた鶴田氏製作のCRANE CAPOだが、これまた細部にわたって良くできている。例えばネック裏に当たる部分には、傷をつけないようにと高級感あふれる革が使用してある。また、締め上げ用の紐は、廉価版スペイン式カポにありがちなナイロン弦ではなく、本物の羊腸弦だったりと、こだわり抜いた造りとなっている。
ノスタルジックなデザインばかりに目を奪われがちだが、実は本来の目的であるカポタストとしての機能も素晴らしい。ペグの締まりが絶妙で、緩むことなくしっかりと弦を押さえてくれる。
マッキーニーがロールスロイスなら、このCRANE CAPOはオリエント・エクスプレスの豪華客車と言っても過言ではない。
CRANE HOMEPAGE
http://www.crane.gr.jp/
CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
今年のはじめ頃カポタストが届いた。贈ってくれたのは我がファミリーサイト「CRANE HOMEPAGE」 の鶴田誠氏だ。
鶴田氏は大学で教鞭を執る傍ら、ギター製作や修復などに才能を発揮し、特に19世紀ギターなどのヒストリックな弦楽器に造詣が深い方である。
また、ガット弦(羊腸弦)の自作やカポタスト製作など、かなりマニアックな分野にも幅広く手を広げている。特にカポタストは工芸品レベルで、すぐにでも商品化できそうな勢い。写真のカポタストがそれだ。
スティール弦用でマッキーニーというステンレス製のカポタストがあるが、巷ではカポのロールスロイスと呼ばれているそうな。その理由としてまずその値段である。20年ほど前でも1万円以上はしたはずだ。また価格だけでなく、その装着感や機能から判断しても、ロールスの名前に恥じないものがある。
さて、一方クラシックギター用として作られた鶴田氏製作のCRANE CAPOだが、これまた細部にわたって良くできている。例えばネック裏に当たる部分には、傷をつけないようにと高級感あふれる革が使用してある。また、締め上げ用の紐は、廉価版スペイン式カポにありがちなナイロン弦ではなく、本物の羊腸弦だったりと、こだわり抜いた造りとなっている。
ノスタルジックなデザインばかりに目を奪われがちだが、実は本来の目的であるカポタストとしての機能も素晴らしい。ペグの締まりが絶妙で、緩むことなくしっかりと弦を押さえてくれる。
マッキーニーがロールスロイスなら、このCRANE CAPOはオリエント・エクスプレスの豪華客車と言っても過言ではない。
CRANE HOMEPAGE
http://www.crane.gr.jp/
CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM