2008年06月23日

丁寧な演奏

88329617.jpg6月20日

午後からクレセントにてレコーディング1曲。「今日は唄とアコギだけ、それもクリックなしですよ」 まずはスタジオに着くなり、編曲の佐藤準氏にそう告げられる。ちなみにKeyはF#。

プリプロは2カポEポジションらしい打ち込み風。しかしDEMOは実際に4カポDポジションで弾いている。でも譜面に書かれているリフは、2カポじゃないと弾けない。ってことで、イサギヨク2カポにして本番開始。

アコギの録音で特に気を遣うのが、フレット・ノイズ(というか弦を擦るノイズ)である。あの「キュッ」という耳障りな音だ。tassiは長年録音に携わっているので、ノイズのしないような運指をいつも心がけているが、フレーズによってはどうしてもそのノイズが避けられない場合がある。

スラーのかかった音符を弾く時、単音であればハンマリングを使うことでノイズを避けられるがが、2声の重音を同時に弾くとき、フレーズによってはどうしてもスライドで対処するしかない場合がある。特に巻弦を使わなければならない場合は、ノイズが2声分(2弦分)乗ってしまうので、けっこう気になるレベルになる。

まさに本日がそうで、これが気になってしょうがない。周りは「ノイズも芸のうち」と言ってくれるのだが、やはり弾いている本人はとても気になる。ダビング作業ならフレーズを1本ずつ丹念に録り分けるのだが、本日は唄との一発録りなのでそうは問屋が卸さない。

それでもナントカ無事にダビングまで済ませて、その後わが懐かしき代官山のそばにあるZEROスタジオにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。以前にやったゲーム音楽のロングバージョンで、tassiはBOUZOUKIとIRISH BOUZOUKIで参加だ。

過去の記憶をたどりながらそれぞれのパートを思い出し、録音する作業が続く。以前にも増して丁寧な演奏を心がける。


RICOH Caplio GX 100

fukasawaman409 at 01:24│Comments(0)TrackBack(0)work 

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