2008年01月29日

緊張の連鎖

d8a8fb81.jpg1月27日

本日はレインボーブリッジを間近に臨む芝浦501stスタジオにて、谷村新司ライヴレコーディングの本番当日だ。4日間のリハーサルの後のレコーディングとなるが、これが関係者だけであれば特に問題はない。唯一問題があるとすれば「観客がいる」ということだけだ。

たとえばツアーを数多くやってきて、その後半にレコーディングするという例は過去に何度もある。その場合は演奏もこなれておりそれほど緊張することもないが、今回はこのレコーディングのためだけにリハーサルを行い、なおかつお客さんのいる前(それも相当近く)で演奏するのだから、否が応でもピリピリくるはずである。もし間違ったとしても部分差し替えはきかないから、連帯責任を取ってハイ全員でもう一回ということになるのだ。

tassiは過去に何度もやっている曲が多いので慣れている方だが、そうじゃないミュージシャンの気持ちを思うと、なんだか気の毒だなあ。

レコーディングという作業を、今まで見たことのないお客さんが固唾をのんで見守っている様子、想像できるだろうか。客席は緊張のあまりシ〜〜ンと静まりかえり、その緊張感がこちらにも伝わってくるという、なんともまあ今まで経験したことのない瞬間だった。それでもほぼ1テイクで録音完了し、全員の気迫というかそんなモノを感じた。皆さんサスガです。

それにしても、罪なお方ですなぁ谷村はん。


RICOH Caplio GX 100



fukasawaman409 at 02:08│Comments(2)TrackBack(0)work 

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この記事へのコメント

1. Posted by 藤棚   2008年01月29日 03:15
「部分差し替えが利かない」んですかぁ?…。各楽器の音をチャンネル別でラインで録っていれば、間違い箇所を後日修正できる,というものではないようですね。そのようなライヴ盤はあるようですが…ちがうのかなぁ?。/「はんなり」を表現する道は,えろう厳しおすなぁ、谷村はん!〜1962.01.29,関西生れの、音楽愛好者
2. Posted by shin   2008年01月29日 21:50
5 tassi お疲れ様でした

二度と体験できない貴重な時間を共有できうれしい限りです。
アナログ感を表に出したいと言う谷村さんの意向とは言え一発録りは・・ねぇ。

あの緊張感・・・OK後の溜息と拍手。

しかし、『選ばれしメンバー』
さすがでしたね、滑ったのは谷村さんひとり・・

一番楽しんでいたのも・・
チンペイさんでしたね。

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