2007年05月27日
馬頭琴のサウンドに感激

午後、南麻布の制作会社にて住宅会社CM録音。音楽は中川俊郎氏。事前に音源と譜面が送られてくる、という念の入れようなので、相当難解な譜面なのだろう。確かに譜面を見ると、今まで押さえたことのないポジションで、6本目の指が欲しいくらいだ。
そんなこともあって、いつもより早めにスタジオに着くが、まだストリングスの皆さんが演奏中で、時間つぶしに近所を散歩。以前も書いたが、この辺りは都心ながら静かなところで、鬱蒼と茂る木々の周りに遊具や野良猫が堂々と生活している。ちょっとした異次元空間かな。
さてスタジオに戻り作業開始だ。6本指フレーズは諸々の事情により割愛になった。書き譜のアルペジオにメロディーをダビングするが、最後にそれをギター1本でソロ風に再現せよとの命令が下り、ナントカ苦労しながら仕上げる。オンエアはどちらのバージョンだろうか。
その後、夜から品川のTerra Astにてレコーディング。音楽は加藤みちあき氏。イケメンの津軽三味線奏者のアルバムらしい。ここではひたすらアルペジオで土台作りに励む。馬頭琴奏者である嵯峨氏の音色に、モンゴルの大地が映像となって目の前に現れる。民族楽器の持っている力は素晴らしい。
RICOH Caplio GX 100