2007年04月13日

TAKAMINE PT-007 CUSTOM

fb910a48.jpg4月12日

谷村新司リハーサルの3日目。本日はWOWOWスタッフのいる中、MCを含めた通しリハーサルだ。サクサクと無事に終わり、明日の再確認を残すまでとなった。

昔懐かしTAKAMINE PT-007を楽器庫の奥から引っ張り出して、リハーサルへと臨む。25年前初めて谷村さんのツアーに参加したときに使っていた楽器である。まだカタログではライクーダー・モデルにしかカッタウエイがなかった頃に、それと同じボディーでテイルピースがないモデルをとオーダーした。どうやら最初のカスタム・モデルだったらしく、ずいぶん高かった記憶がある。今だったらきっと安い軽自動車ぐらい買える額だと思う。

初代タカミネのカスタム・モデルだから、プリアンプはシンプルなボリウムとトーンの、2コントロール・スタイルだ。しかしトーンをゼロに絞ってもまだ音は硬い。パライコで音をかなり作り込まないと、全く使い物にならない。たぶん当時はギターアンプにぶち込んで使うことを想定しての設計だったのだろう。聞くところによるとこのプリアンプがイイという人がいるらしい。いやいや、探しているという人もいると聞くからオドロキだ。まあ音は人それぞれ好みがあるだろうが、tassiはあまり評価していないなあ。その後3コントロール、4コントロールとなってだいぶクセがなくなり良くなったが、プリアンプが多機能になるにつれ基本的な音が痩せてきて、このあたりはちょっと残念なところだ。最近のはどうなのかちょっと気になるところだ。

今回はMillennia TD-1を通して音を作るが、どうやっても合格点には達せず、泣く泣く2軍落ちとなってしまった。単体で聞けばソコソコの音なのだが、ハイランダーをインストールしたGIBSON HANK WILLIAMS JR.のサウンドがかなり高レベルなので、比較するとかなり聴き劣りしてしまう。この赤いタカミネはかなり愛着のある楽器なので、プリアンプを載せ替えるなどの処置を施し、もう一回再生させてみたいと思うのだが....

谷村チームの楽器担当の山口君はとても優秀で、リハーサルはもちろんだが本番中も舞台袖からしっかりステージに気を配り、何かトラブルが発生するとすぐに飛んでくる。とても心強いのでtassiも楽器が多い時は、レコーディングでも個人的にお世話になっている。

男は背中で人生を語ると言うが(ほんとか?)、山口君の背中はいったいナニを語っているんだろう。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


fukasawaman409 at 01:24│Comments(0)TrackBack(0)work | gears

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