2006年09月25日
ペダル・スティールに大汗

午前中に西麻布のOnAir麻布AstまでCMデモ録音。音楽は蒲池愛氏。
某飲料メーカーのCMでバッハのG線上のアリアをアレンジしてやるそうだ。事前にウクレレ、スラッキーギター、そしてペダル・スティールギターと言われていたが、ペダル・スティールはもう20年も弾いていないので自信がないからと断った。しかし、色々諸事情がありナントカということで、楽器庫の奥にしまい込んであったFUZZYのペダルスティールを久々に出してくる。
んっ、まだ弦は錆びていないなあ。おお、ペダルやニーレバーもしっかり動くじゃないか!これならナントカなりそうだ、まあ演奏以外はね。さてと、アンプはどうするか。もうやらないと決めていたのでアンプも当時処分してしまったからなあ。ラインで録ってもらう事にしてさっそくMillennia TD-1で音作りを始める。と同時に久々に触るペダル・スティールの感触を確かめながら、徐々に記憶を取り戻してゆく。
ペダル・スティールに相当気を取られていたせいか、ウクレレを持って出る事を忘れてしまい、いったん家まで戻りスタジオへと急ぐ。まずはレゲエ風にウクレレでリズムを刻みつつ、色々なアプローチを試す。別タイプでスラッキー風なアルペジオのアコギをダビング。そしてついに今日のその時が来てしまった。
レゲエ風はコードでサポート、別タイプは対旋律を数小節弾く。何度かトライしてOKをもらう。勘を取り戻せたところまではいかなかったが、ナントカなったのでホッと胸をなで下ろす。いやあ汗かいちゃいました.....
ペダル・スティールはしっかりしたバーさばきや、左足のペダルワークそして右足のヴォリューム・ペダル操作など、全身をくまなく使う楽器なので、ブランクが長いと仕事レベルで演奏するのはナカナカ難しいと感じた一日だった。
写真は作曲家蒲池愛氏とプロデューサーの坂口雄一氏、そしてFUZZYのペダル・スティール。脇に見えるのはMagnatoneのラップ・スティール。
EPSON R-D1s VOIGTLANDER ULTRA WIDE-HELIAR 12mm