2006年06月13日

無事完成!!

b7e36b04.jpgパーツオーダーから数えると、う〜〜む長かったなあ.....
足かけ3年ぐらいだろうか、ようやく重い腰を上げての作業そして完成。

当時から現在までにオートハープの需要があったかというと、1回ぐらいしかなかった。
だからこんなに伸び伸びになっていたのである。
先日のセッション(ビギンの比嘉さんアルバム)では借り物のオートハープで対処。
これからは胸を張って自分の楽器で堂々とやるつもりだ、どんと来い! 50,80よろこんで!!

実はまだバーが足らず90本ほど追加オーダーしている。
sus4やmadd9なんてコード、前回のオーダーの時には気がつかなかったわけだ。
バーだけで軽く本体価格を上回っているから、楽器店の人もあきれてるだろうね。

キー配列だが、下2列が基本のスタイル。
で、上は本来セブンス(ドミナント7th)コードを配置するのが普通だが
tassiはあえてdimコードを中心部に配置、でこの形になった。
中心を使えばセブンスの音はないが、なんとかトライアドで対処できるだろう。
どうしても必要ならばバーを差し替えればよい。

キーを限定すればもっと機能的なコードを多彩に配置できるが
色々なキーで使う事を考えるとミニマムでこの形がベストだろう。
あとは現場でのバー差し替えで対処しようと思う。

余裕が出来たらmp3データをアップする予定だ。

ではお疲れさま、カンパ〜〜イ!!

fukasawaman409 at 22:22│Comments(9)TrackBack(1)gears 

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この記事へのトラックバック

1. dim3兄弟  [ 深呼吸してトコトコ歩く2 ]   2006年07月22日 21:20
(この記事の内容はコードに詳しい人なら初歩中の初歩の知見です。ご容赦を。)  プ

この記事へのコメント

1. Posted by にゃん   2006年07月21日 22:52
 はじめまして。オートハープ歴10ヶ月イコール楽器歴、の、つまりドシロウトです。
 カスタマイズされたバー配列興味深く拝見しました。
 当たり前みたいな質問ですけれど、中央に並んだのはC#、D、Cのディミニッシュ「セブンス」でしょうか?だとすれば3コードで12音が揃いますよね。
 そして、それを中心に配列された意図は、どのキーで弾いているときでも、スケール外の半音が欲しいときに、3つのディミニッシュコード群に指が伸ばせる、ということでしょうか?
 参考にしたいので、ご教示いただけると幸いです。私も使用楽器はオスカーシュミットの21バーで、下2列の配列はほぼ同じです。
2. Posted by tassi   2006年07月22日 11:47
にゃんさん初めまして、そして書き込みありがとうございます。
今回のバー制作に当たって色々と配列を調べたところ、にゃんさんのサイトに「Evoharp」の記述がありました。
それまでのキー配列に疑問を持っていたワタシは、コレを見て即座に「決定!」と叫んでしまいました。
tassiの配列はにゃんさん情報がなければ出来なかったモノです。あらためて、ありがとうございます。

つづく
3. Posted by tassi   2006年07月22日 11:49
つづき
「Evo-Layout」では上段はドミナント7thとして使うように考えられていますが、7thはなくても何とかなりそうなので
そこを他のコードに割り当てられないかと考えて、まずはdimのバーを配置したというのが正直なところです。
ドミナント7thのb9としても機能するし、どのキーにおいても使えるので中心部に置きました。
その隣にある左右4つのバーは近くにあるコードに関連のあるものです。
それでも完全ではありませんので、状況に応じてバーの抜き差しが必要ですが、これが結構めんどくさい。
もう少し簡単にセットアップできるシステム、誰か作ってくれないかなあ....

とにかく、バー配列は難しいですね。
演奏するスタイルによって「コレが正解」というのはないようです。
4. Posted by にゃん   2006年07月22日 12:37
早速のお返事ありがとうございます。
私の拙いブログの記載が参考になったとのこと、驚きつつ、嬉しく思っています。ありがとうございます。

ところで、
>もう少し簡単にセットアップできるシステム、誰か作ってくれないかなあ....
ということですが、Ortheyハープのクイックチェンジバーフォルダーがあります。しかし、Orthey氏はネット嫌いで、Fax.や国際為替決済など面倒らしいです。
 同様のシステムをd'Aigle(http://www.daigleharp.com/)が採用しています。メールなど対応もいいです。クイックチェンジバーフォルダーについてはd'AigleのサイトのAutoharp Anatomyのページが分かりやすいです。ただしオスカーのように自由に段は変えられません。
 ご参考まで。(これから外出します。)
5. Posted by にゃん   2006年07月22日 12:50
追伸です。
こちらのブログ、さらにこの記事のことを私のブログにurlつきで取り上げさせていただいてもよろしいでしょうか?私はブログ上にリンク集は置いていませんので、記事の中での記載になります。
よろしくお願い致します。
6. Posted by tassi   2006年07月22日 13:18
にゃんさま
ブログでの記事記載の件、了解です。
タイミングよく追加オーダーしたBarが今届きました。
何と102本!!これからの作業を考えると気が遠くなりそうです。
7. Posted by にゃん   2006年08月06日 01:04
 今日、自分のオートハープに、dimコード3つ追加してみました。使いこなしはこれからです。
 ご心配いただいたフェルトの加工ですが、切り欠き部分を完全に取り去るのではなく、ハサミで山型に切り込みを入れるだけにし、フェルトが1本につながった(切り欠き部分ではごく薄いですが)状態にしてあり、今のところは不安定なところは出ていません。
 でも、実際、部品の工作精度は低いですね。プラスチックボタンの一部についていた大きなバリは、日本の製品に慣れている身には逆に新鮮でした。
8. Posted by tassi   2006年08月06日 01:16
にゃんさま

dimコード完成おめでとうございます。
切り欠かないフェルトの加工、参考になりました、ありがとうございます。

フェルトと金属の間に、木工用のタイトボンドを薄く塗ると接着面が強化されますよ。また、明らかに剥がれかかっているところには、ヘラを使ってボンドを流し込むというやり方で完璧です。

プラスチックボタンのバリですが、アレを見ると南部せんべいの縁に着いているバリを思い出します。せんべいだと何だか得した気分になりますが、ボタンのバリはどうもいけませんねえ。
9. Posted by 小坂@十勝産   2007年05月09日 21:51
こんばんは。
『禁断の楽器「Zither/ツィター」』で書き込みをした者です。昔の記事への書き込みですいません。

既にご存知かと思いますが、「The Autoharp Owner's Manual」という本に「ultratonic」や「Jazz-style」というような記事があります。

これらは購入したときにはないコードの作成の作成に関することで特に珍しいことではありません(tassi様が既になされていることです)。

ただ、特筆すべき点として複数のコードバーの同時押下で別のコードを鳴らすという考えです。

関連した用語に「Floating pentatonic」、「Ultrachromatic」、「Diapentic」、「Diachromic」等があるとのことです。
以下のような特化した本もあります。
 http://www.thedulcimerlady.com/marketplace.htm#Ultratonic

一つの情報まで

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