2006年06月06日
よんぱち

アレンジャーの名前から想像すると、本日のセッションはどうやら演歌系らしい。
結構早くスタジオに着きセッティングしていると
スタジオアシスタントがマイクのセッティング中。
この手の録音はリズム隊とストリングス全てが同時録音なので
マイクセッティングもその数からするとタイヘンだ。
どうも今日は「よんぱち」らしい。
最近はほとんどのスタジオでProTools、通称「ツールス」が導入されているが
セッションによってはまだSONY3348、通称「よんぱち」を使う場合もある。
マイクセッティング中のベテラン・アシスタントに聞くと
最近の若いアシスタントは「よんぱち」が操作できないらしい。
特にパンチインアウトは怖くてダメだそうだ。
ツールスなら長めに録っておいて、あとで巧く繋ぐという手もあるが
「よんぱち」ではそうはいかない。
失敗してもアンドゥで元に戻せないから、かなりのプレッシャーになるってことだ。
そういえば、昔はアシスタントが間違って全て消してしまい
大騒ぎになったことも今や懐かしい思い出になりつつある。
Dr:見砂、Bass:松下、Per:鳴島、E.Gt:高島、A.Gi:谷というエンカ系ベテランリズム隊に
tassiのアコギ、ブルースハープの松田氏、ジョーストリングスという編成だった。