2017年07月

2017年07月31日

模範演奏

25689451.jpg7月30日

午後から文化村にて教材用のレコーディング。音楽は中村暢之氏。tassiはガットで参加。

中村氏とは久しぶりにお会いする。スケジュール帳を調べていたら、「映画ちびまる子ちゃん/イタリアから来た少年」以来だから約2年ぶりとなる。本日は教材用と聞いていたので、それならば模範的な演奏を心がけねばならないと襟を正す。しかし模範的な演奏とはいったい何だろう。譜面はコード譜だけなので、これが正解というものは一つもない。とにかくリズムと音程に気を遣い、正確なアルペジオを心がけた。

後で聞いてみると英語教材用のレコーディングだったらしい。ということは今日録音した音源に英語の歌がダビングされそれが教材となるのだから、演奏は模範的である必要はなかったのだと気づく。だったらもっと自由に演奏するんだった…..。


SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2017年07月28日

イスタンブールを思い出した

fb1295b3.jpg7月27日 

昼からS.VALLEYにてレコーディング1曲。編曲は梶浦由記氏。tassiはアコギ、ウードでダビング作業。 

レコーディング前夜に資料が送られてきたのだが、tassiは一人宴会ではしゃぎすぎて大事な資料を確認せず、当日慌ててレコーディングに臨む。アコギはともかくウードはキーによってはとても弾きにくい楽器なので、心配しながらスタジオに入る。ところがKeyはEmなのでホット胸をなで下ろす。

レコーディング前にデモを聞かせてもらうとオリエンタルな雰囲気の曲調で、何年か前にトルコのイスタンブールを旅した時のことを思い出す。スルタンアフメット、アヤソフィア、ガラタ塔はもちろん、今ここで使っているウードを手に入れた時のことなどが頭をよぎる。

まずはアコギでベーシックを録る。その後ウードをダビングするが、譜面はコード譜だけなのでほとんど自由演技である。何を弾いてもOKであるが、逆に何を弾いたらよいか分からない時がある。こんな時本当に異国を旅をしていて良かったと感じる。つまり感じたまま弾けばよいのだ。


SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2


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2017年07月25日

G7th Heritage CAPO

58aac0eb.jpgG7thカポをご存知だろうか。
日本には十数年前に入ってきた、独特のクラッチ機能を持つハイテク・カポである。発売当初は幾つかトラブルがあったようだが、現在はそういうこともなく且つ軽量化されて、使い勝手がさらに進化している。tassiは初期型からずっと使い続けている。もちろんメインのカポは、世間でカポのロールスロイスと呼ばれている90年代の「マッキーニー」だが、ライブではその使い勝手からカポのレクサス(ハイテクという意味で)こと、G7th パフォーマンスカポを愛用している。

ロールスロイスもレクサスも持っているのでもうカポは必要なかろう、と思っていたら新しいものに出会ってしまった。それは「G7th Heritage CAPO」である。一見ゴージャスなヨーク式スクリューカポに見える。しかしあのハイテク・カポを作ってるG7thが、わざわざ「Heritage/遺産」と銘打って出すのであるから、ただの懐古趣味的ヨーク式スクリューカポではあるまい。

一番シンプルなモデルでさえも139ドルのプライスが付いている。日本円に換算すると約1万5千円もする。G7th パフォーマンスカポのおよそ2倍以上の価格だ。ちなみにマッキーニーが150ドルだから、価格的にはロールスロイス級である。これはきっと何か秘密が隠されてるに違いない。また豪華な彫刻が施されているモデルは、何と219ドルと驚きの価格である。

日本ではまだ発売されていないようなので、サイトのオンラインから一番安いモデルを直接取り寄せてみた。立派な箱の中には革の特製ケース。その中に鏡面仕上げされたステンレス製の光り輝くカポが入っていた。たかがカポ一つでこれだけたいそうな扱い、同社では最上級モデルという位置付けなのだろう。

第一印象は「美しい」の一言に尽きるだろう。マッキーニーと同じスタイルであるが、細かい仕上げ特にアールの処理に現代的な洗練さが感じられる。また重すぎず軽すぎず適度な安心感がある重量だ。ただスクリュー部分が必要以上に大きいのが気になった。回してみるとその謎がわかった。マッキーニーはギヤ比1対1、つまりただの素通しのネジだが、G7th Heritage CAPOはギヤ比1対1になっていない。きっとギヤ比を変える機構が、この大きいスクリュー部分に隠されているのだろう。つまり細かい調整が可能ということだ。

スクリューを最後まで回していくと、シリアルナンバーが刻印された支柱部分が見えてくる。これまたなかなかニクい演出だ。またスクリュー底部にはG7thのロゴがさりげなくあしらわれており、センスの良さを感させる。

カポをする場合1弦と6弦では弦のテンションが違うので、一定の押さえ方ではどちらかにテンションが偏り、弦のビビリが出てしまうのはギタリストなら誰でも経験したことがあることだろう。ビビリを押さえるためにきつく押さえると、今度は逆にピッチが上がってしまう。カポの装着にはコツがいることはよく知られている。G7th Heritage CAPOでは弦を押さえる部分に「A.R.T.(Adaptive Radius Technology)」という独自の機構を組み込ませている。このA.R.T.というメカニズムによってチューニングの狂いを少なく、かつビビリもないようにというのが、どうやらこのCAPOの売りのようだ。

伝統的なヨーク式スクリューカポのように見えて、あちこちに新しいメカニズムが組み込まれている。それらが139ドルという価格に反映されているのだろうと納得した。

次回はA.R.T.の効果や実際の使用感などを書いてみようと思う。


SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2

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2017年07月22日

イントロだけではなかった

a9a75be6.jpg7月17日

午後SOUND CITYにてレコーディング1曲。本日は先日録った曲のイントロ部分のみを差し替えるという作業。

レコーディング数日前、プロデューサーから「あの曲のイントロ部分だけをやり直します」というメールが入った。演奏がダメだったから差し替えるのではなく、アレンジを替えたいという意図らしい。しかし前回録音してから日にちも経っているし、スタジオは同じとはいえAstからBstと場所も違うし、同じ音色になるのだろうか…と心配する。

その時弾いた「あの曲」の楽器は覚えていたので、「Gibson SJ 1959」を迷わず持って行く。とりあえず一回レコーディングしてみると、微妙に音色が違うことに気づく。マイクと楽器は同じだが、部屋の鳴りが微妙に影響しているのだろうか。これはイントロだけではなくある程度途中まで弾かないと、音色の違いが分かってしまうかもしれないなあと感じる。マイク・ポジションや楽器の傾け方など試行錯誤しながら、本来なら5分で終わる作業が1時間近く掛かってしまった。

CDになった時に果たしてどれだけの人が音色の違いに気がつくのだろうか、興味津々である。


SONY α7S / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2

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2017年07月13日

そろそろ旅に行きたいねえ

4f50e97b.jpg7月12日

夜S.CITYにてアニメ映画の劇伴録音。音楽はやまだ豊氏。tassiは2曲参加で12絃ギター、OUD、SAZでダビング作業。

スタジオに着いてみるとまだピアノのダビング中だ。今日は民族系が多いのでチューニングに時間を要する。ピアノのダビング中にゆっくりとチューニングに専念できるのがうれしい。なにせOUD、SAZもチューニングペグは1対1、つまり素通しなのでエライ時間がかかるのだ。

譜面は一応あるが、ないも同然でコード表記があるだけだ。作曲家のやまだ氏のデモにあるように自由演技ということらしい。ところで、やまだ豊氏の師匠は作曲家の渡辺俊幸氏だ。渡辺氏は「さだまさし」のレコーディングでいつもお世話になっているが、毎回全て書き譜の譜面でキッチリしている印象を受ける。弟子のやまだ氏の譜面はたいてい白い。ほとんどお任せの感じで師匠と弟子がこうまで違うかといつも不思議に思う。まあそういうもんかなあ。

本日は全て「裏丸系」最近とんとご無沙汰の楽器ばかりだ。こうやってトルコ、ギリシャの楽器を並べると久しぶりに旅に出たくなるなあ。

…..ってなことを感じながらも作業は順調に進み、無事にレコーディングは終了した。

iPhone 6


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2017年07月10日

あこがれの長野県民

1abedbb8.jpg7月6日

スタジオワークやライヴの合間を縫って、ほんの数日だが長野まで旅に出る。鳥の鳴き声と風の音しかしない自然の中での生活は、不便であるがとても快適で東京に帰りたくなくなる。定住するとなったらそれはそれで苦労は多いことだろう。たまに来るのでいいのだ、と自分を納得させている。

SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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2017年07月09日

久々にウクレレ登場

0631b9d9.jpg6月30日

早朝から千葉での屋外球技の後、夜麻布台のスタジオにてレコーディング1曲。作編曲は石倉誉之氏。tassiはウクレレでダビング作業。

初対面の作家との作業は緊張する。一応譜面はあるとはいうものの、お互いの芸風が分からないので、慎重にコミュニケーションを図らなければならない。よく知っている相手とは違い、コーディネーター経由での出会いは、時としてお互いに不幸な結果になる場合もある。とはいうものの、こちらも40年ほどやっているので、手探りでコミュニケーション力全開で作業に臨む。

「ウクレレお願いね!」とだけ言われてきたのだが、内容が分からないのでソプラノ、テナー、バリトンと3本を持ち込む。いろいろと打ち合わせをするとどうやらソプラノで良さそうだ。まずソプラノでストローク。次に間奏及びエンディングにソロが欲しいというので、音色的に太い方が良いと判断してとテナーを使う。普段ならピックを使うが、ウクレレらしさを出すために指弾きで弾いた。

ウクレレの素朴で温かいサウンドには「NEUMANN M49」なんかで録るとイイ結果が出せるが、今回はオケが厚くその中での存在感を出すために、SONY C-800GとNEUMANN KM84の二本を立てて頂いた。分厚いオケの中にあっても埋もれることなく、存在感のあるサウンドでレコーディングされた。本日はエンジニアのマイク・チョイスに脱帽だ。

SONY α7S / Cael Zeiss Vario-Tessar FE 4/24-70 ZA

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