2013年12月

2013年12月31日

スペアがなかったことを思い出す

b7c78189.jpg12月28日

夜SOUND CITYにてCXドラマの劇伴録音。音楽は吉川慶氏。tassiはアコギ、ガット、12弦、マンドリン、ドブロ、エレキシタール、カンテレで参加。

本日は今年のスタジオの仕事納めだ。一年間いろいろな作編曲家に呼んで頂いて感謝感激である。必要とされていると人はがんばれるものだ。エレキシタールからダビングは始まり、最後はカンテレで〆となる。

そういえば昨年春ヘルシンキまでカンテレの弦を探しに行ったが見つからなかった。諦めて戻ってきたがそろそろスペアを用意しないと心配だな。最後はメールでのやりとりでナントカするしかないか。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 17mm F0.95

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年末の踏ん張りどころ

a8f66e61.jpg12月27日

朝早くSOUND INNにて映画の劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。tassiはアコギ、12弦でダビング作業。

スタジオに入り譜面台を見ると何と1曲だけ。劇伴と聞いてきたで曲数をかなり覚悟してきたが、これでは年末ジャンボに当たったようなモノではないか。曲が多い少ないで演奏が違うということは基本的にはない。しかし時間をゆったり使えるので、いつも以上に丁寧に演奏できることはいうまでもない。

その後SOUND CITYにてTBSドラマの劇伴録音。音楽は高見優、木村秀彬の両氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、ヤンチンで参加。

本日はギタリスト千代正之氏と一緒のダビング作業だ。基本的に千代氏がメロディー、tassiがバッキングを担当する。二人のギターが終了した後に一人でヤンチンをダビングする。作曲家の木村氏にヤンチンのチューニングなどを訊かれるが、基本的によく解っていないと正直なところを答える。なのであまり複雑なことは書かないように…という意味を込めてのハナシである。

さらにSOUND INNにとって返しレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、三線でダビング作業。

三線のキーとしては少し低いのが気になるなあ。弦をゆるめてチューニングすると伸びた蕎麦みたいなサウンドになる。太い弦を張った低域バージョンの楽器を用意しないとダメかも。実はもう一本楽器はあるのだが、一時の三線ブームは過ぎ去り、ちょっと気分が盛り上がらない。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 17mm F0.95

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2013年12月30日

どうしてここにスタジオが?

ff244d2b.jpg12月20日

夜SUNRISEにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。 tassiは12弦、ガット、アイリッシュブズーキ、ジュラでダビング作業。

この時期スタジオのある六本木のど真ん中は、夜ともなると酔って浮かれた人ばかり。歩道を歩くそんな酔客を丁寧に避けながらの楽器搬入である。肩が触れただけでもナイフで刺されるこのご時世、レコーディングが終わるまでは慎重にしないとね。

セッションはいつものように作戦会議を開き、ブロックごとに仕上げていく。ちょっと普通のレコーディング現場とは違った感じだ。楽器もとりあえず最大限セットするが使うのはほんの一部だけ。

ちょっと時間をオーバーしてレコーディングは終了。さて、搬出も無事に終わるかな。


RICOH GXR / S10 24-72mm

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2013年12月28日

迂回して一仕事

2fdb0b33.jpg12月18日

昼から文化村にてCM録音。音楽は河野伸氏。tassiはフラットマンドリンで参加。

本日は丁度ツアーの移動日で、他のメンバーが岡山から名古屋へ移動する中、一人東京へ戻ってのレコーディングである。スタートが微妙な時間なので自宅に戻れず、前日に岡山までGIBSON F-2一丁携えての新幹線移動となった。これがギターだったら断っていたかもしれないなあ….

大勢のクライアントの皆さんが見守る中、大編成のストリングスと木管群という素晴らしいミュージシャンと一緒にマンドリンをプレイする。こぢんまりとしたCMが圧倒的に多い中、たまにはこういった大編成でリッチに音楽を聴かせるというのはイイねえ。バブルの頃はこんな感じだった。

セッション終了後、名古屋へ向かう。


iPhone 4s

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2013年12月26日

一押しのTZOURAS

a26cb59f.jpg12月16日

午後SOUND CITYにてCM録音。音楽は林部亜紀子氏。tassiはガットギターで参加。

ガットギターといっても内容がスパニッシュテイストのリズムを刻むので、通常使うガットギターではなくフラメンコギターを選択する。フラメンコギターと普通のガットギターの違いはなんだろう。

歴史を紐解けば様々なことが分かってくるが、現在ではその材質の違いが音色に大きく影響を及ぼしていると思う。通常のガットギターのサイド、バックはローズウッドやハカランダがよく使われている。それに対してフラメンコの方は、シープレスという糸杉を使った楽器が圧倒的に多い。中にはローズ系の材を使ったモノももちろんあるが。

その後夕方からSOUND INNにて映画の劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。tassiはアコギ、ガット、ジュラでダビング作業。

当初民族系はサズというオーダーだった。しかし念のためジュラ(TZOURAS)も持って行きオケに合わせると、こちらの方が存在感があることがわかりサズは首になる。このところブズーキも飛び越えてジュラ需要が増えてきた。


RICOH GXR / S10 24-72mm


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2013年12月24日

アルペジオの音選び

a40d86f2.jpg12月13日

朝早くONKIOにてアニメ映画の劇伴録音。音楽は北里玲二氏。tassiはアコギ、ガット、12弦で参加。

本日は先日の追加でアコギのみのバージョンを録るというオシゴト。なのでギター以外に存在するのは無情なクリックだけだ。規定のテンポに合わせてまずは伴奏部分のギターを録る。次にその伴奏に合わせてメロディーをダビングしていく。と言うと簡単そうだが意外と難しい。

クリックに合わせるということがプロなら当たり前にできるが、自分のテンポで自由に弾くことになれているアマチュアには、どうしても窮屈に感じられるようだ。まあそれも考え方を変えると、リズム感抜群のメンバーに合わせるという気持ちを持てば、何ら不自由なことではないのである。

アルペジオの場合どの音を選ぶかということが重要である。キッチリ音符が指定してあればそれに従えばいい。しかしギターの場合たいていはコード譜のみでプレーヤーに任されていることがほとんどである。パターンはいくつかあるだろう。その中で曲調やテンポに合わせ自分なりに作ることにセンスを問われるわけだ。そしてさらに重要なことはメロディーの流れを考えてそれを邪魔せず、いや生かすような音を瞬時に選択して弾かなければならない。

毎回100パーセントうまくいくとは限らないが、本日はわりとうまくいった方だろうか。


RICOH GXR / S10 24-72mm


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2013年12月23日

これぞ理想形

32f4e811.jpg11月29日 

昼からONKIOにてレコーディング1曲。音楽は櫻井映子氏。tassiはアコギ、アイリッシュブズーキで参加。

いくつかの民族楽器を持っていったが、アイリッシュな感じのサウンドだったので、まずはアイリッシュブズーキでベーシックリズムを録る。さらに高音域でのアルペジオをアコギでダビングする。ああこれでようやく理想のサウンドに近づけることが出来た。414と84のサウンドが最高だった。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 17.5mm F0.95

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2013年12月10日

代役

8579471f.jpg11月28日

午後ONKIOにてレコーディング1曲。編曲は石川鷹彦氏。tassiはアコギで参加。

本日はアコギのみということなので、いつものGIBSON SJ、MARTIN D-45、MERRILL OM28という最強トリオでスタジオに入る。まずはGIBSONでバッキング。もう一本重ねるということで、いつもはまず登場させないキング・オブ・ドレッドノートのD-45で弾いてみる。弾く前は低域がうるさいかなと心配したが、ハカランダが功を奏してすっきりした上品のある音になった。

夜はNHKにて劇伴録音。音楽はやまだ豊氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、アイリッシュブズーキでダビング作業。

様々なタイプの曲に対し楽器を替え奏法を替え対応する。劇伴音楽のおもしろさである。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 17.5mm F0.95

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2013年12月08日

弾きごたえアリ

3c44968f.jpg11月24日 

夜NHKにてドラマの劇伴録音。音楽は渡辺俊幸氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

いつもより早めにスタジオに到着。時間に余裕があったので食事でもしてから….と譜面を見るとかなり黒い。こりゃあ余裕カマしてる場合じゃないぞ。とひたすら予習に励む。本番もかなり苦労してナントカ弾き終えた。よって本日は夕食ナシ。


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2013年12月01日

ボーナス

19ce9809.jpg11月19日

夕方からSOUND CITYにてアニメの劇伴録音。音楽は横山克氏。tassiはヤンチン(揚琴)でダビング作業。

事前に譜面が送られてきているので、使う音をピックアップしてチューニングする。正直なところtassiはヤンチンの正しいチューニングを知らない。一度資料を取り寄せたことがあったが、弦が載っている駒の左右をキチンとチューニングするのは至難の業だ。時間を掛けてチューニングしてもキーが違えば元も子もない。なので以来使う音だけをチューニングすることにしている。ハンマーダルシマならクロマチックでチューニングされている。できればこちらを使って欲しいが、横山氏はどうやらヤンチンのサウンドがお好きらしい。

先日のNHKでのカンテレ録音のように、本日も複数のマイクによる収録だ。本日は2曲のみというミュージシャンにとってはボーナスのようなレコーディングである。サラリーマン経験がないのでボーナスを貰ったことはない。きっと今日みたいに嬉しいんだろうな。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 17.5mm F0.95

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