2013年10月

2013年10月28日

工夫とわがままな一日

bf44b8f4.jpg10月16日

夕方MECHにてレコーディング1曲。編曲は谷田部正氏。tassiはアコギでダビング作業。

スタジオに到着後譜面を見るとフラットが全部ついている。何とKey=Abmであった。バッキングのアルペジオだったのでちょっと困った。そのままでは弾けないので4カポにしようかと思ったが、全体の重心が高くなるでここは奥の手を使う。バッキングを重ねリードは楽器を替えてダビングする。

夜遅くSOUND CITYにて劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、ドブロ、ブズーキでダビング作業。

早朝からのレコーディングらしく皆さんお疲れのようで、ほとんど1テイクでOKをいただくがもう少し良くなるだろうと、何度かトライして納得のいくテイクを録る。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2013年10月25日

今日は3カポ

43bf620a.jpg10月15日

午後からKINGにてレコーディング1曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギで参加。

本日はピアノ、エレキベース、それにtassiのアコギというシンプルな編成。シンプルなだけに細かい部分が露わになる。

さてKey=Fをどう弾こうか。コード進行やテンションの入り具合を計算に入れ、CAPO=3でうまく対処した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2013年10月20日

J.CASTELLUCCIA

56b8ce05.jpg10月09日

正午からSONYにてレコーディング1曲。音楽は三井誠氏。tassiはアコギ、ブズーキで参加。

全体的にヨーロッパの雰囲気が満載のサウンドで、歌詞もフランス語と日本語が混在する曲だったので誰かのカバーかと感じた。ところが実は三井氏のオリジナルだと聞き驚いた。三井氏はCM音楽を長いこと書いているせいか、本物らしく、いや本物以上に聞かせるセンスはさすがである。

当初普通のアコギということだったが、事前に送られてきた音資料を聞くと、これはあの楽器の方が良いだろうと思った。その楽器とは「J.CASTELLUCCIA」である。10年ほど前にパリで偶然手に入れたギターだ。これはまあ簡単に言うとジプシーギターという位置づけだが、何もマヌーシュ・ジャズを弾かなくても存在感のある音色が魅力的だ。特に本日のようなサウンドの時は、普通のアコギに比べてより「らしく」聞こえるはずだ。

最後に特徴的なブズーキのフレーズをダビングして無事に終了した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2013年10月17日

樫舎

b9023f24.jpg9月30日 

さだまさし「天晴」ツアー初日でオリンパスホール八王子。

秋のツアーがようやくスタートする。さださん本人を入れて10人という大編成。それぞれの役割分担は減るが、厚みのあるサウンドが魅力的だろう。本日は初日ということもあってか、奈良の和菓子店「樫舎」の御主人喜多さんが出張で来ている。ロビーでの販売はもちろんだが、楽屋にもおいしい和菓子とお抹茶を届けて下さる。ホットするひとときである。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2013年10月16日

ロンロコ

a1e25e93.jpg9月28日

午後からONKIOにて劇伴録音。音楽は三宅一徳氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、アイリッシュブズーキ、ジュラ、ロンロコで参加。

本日は久しぶりにロンロコが登場する。以前ロンロコのブリッジが剥がれ、修理から直ってきたもののそのままほったらかしにしておいたので、急いで弦を張り替えてスタジオに持ち込む。

三宅氏はバリトンチャランゴを想定して譜面を書いてきているので、ロンロコで対応するとなるとオクターブ関連がややこしくなる。まあそこは機転を利かせナントカ無事にこなす。

いろいろなタイプの曲があり、そのたびに人格を変え楽器を替え対応する。なかなか充実した一日だった。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm


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2013年10月15日

一生モノのマイクスタンド

4eed0740.jpg9月27日

夕方からSOUND CITYにてこどものうたのレコーディング2曲。編曲は梅堀淳、スワベック・コバレフスキーの両氏。tassiはアコギで参加。

曲自体は既出のものを子供用に優しく仕上げたアレンジになっている。各セクションごとに少しずつニュアンスを変えながらプレイする。ふと譜面台の先を見ると高砂のマイクスタンドが目に入る。堅牢かつ重厚な姿に惚れ惚れとする。やはりマイクスタンドは大事だよな….そんなことに思いを巡らせながらスタジオを後にした。

OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2013年10月11日

ANTONIO LOPEZ

e61d21fb.jpg9月24日

午後から越谷にてさだまさし秋のツアーのリハーサル。いつものようにYAMAHA O1Vを中心にギター類をセットする。

今回はガットギターを以前のモノからチェンジした。以前の楽器はスペインはバルセロナの楽器店「CASA PARRAMON」のオリジナル楽器で、初めてスペインに行ったときに買ってきた楽器だ。1990年からレコーディングに大活躍だったが、その後同店の別ギターがメインになり、サブ楽器として主にライヴ用になってしまった。

ギターをツアーに出すと温度や湿度の変化が大きく、状態がかなり変化する。具体的に言うとネックの反り、表面板の膨らみ、運搬時の振動による力木の剥がれなどである。前回使っていたガットもその例に漏れず、ツアーが終わると必ず入院させていた。そんなこともあって新たにライヴ専用ギターを手に入れたのだ。

ピックアップは電池交換がいらない「MISI/マイサイ」を迷わず選択。仕上がってきたのを弾いてみると、ピックアップのサウンドはもちろんだが生音が抜群にイイ。これには驚いた。フレット交換や各所の調整が功を奏したのだろう、以前のガットよりも良いサウンドで鳴ってくれる。なんだかライヴ専用というのがもったいなく思えてきた。ツアー終了まで大事に扱ってやろうと思った次第だ。

ちなみにこのガットは「ANTONIO LOPEZ PROFESSIONAL」というモデルで黒沢楽器が輸入代理店になっている。一言付け加えておくと、楽器特にギターは個体差があるので、このモデルなら全てが完璧とは限らない。自分の目と耳で確かめる必要があるだろう。スペイン製なのでそのあたりはけっこういい加減だからね。

OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2013年10月10日

要介護4程度?

c848b305.jpg9月23日

午後からLAB RECORDERSにてCM録音。音楽は藤田曜子氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

ピアノの中西氏の録音を待って次のダビング作業となる。メロディー、伴奏共にアコギとガット両方で演奏。さあどちらが採用されるか。

NEUMANN87か67か知らないが、マイクスタンドが心許ない。いつも思うことだがK&Mのマイクスタンドは、AKG451やNEUMANN84などのペンシル型マイク専用にして欲しい。重いマイクを載せるとすぐにお辞儀をしてしまうのだ。せっかくイイ演奏をしてももう一度録り直しとなることが多い。もし使うのならガムテの介護が必要だろう。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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