2012年09月

2012年09月22日

感性>完成

fe666511.jpg9月12日

午後からformにて劇伴録音。音楽は鷺巣詩郎氏。tassiはバンドリン、カバキーニョ、サズ、ブズーキ、ジュラ、リュートで参加。

本日、譜面はあってもないようなもので、オケを聴きながら感性に任せて弾くというもの。何テイクか録ってあとで編集するので、完成された演奏というよりも、失敗を恐れずいろいろなアイデアを出し切るという姿勢が求められている。そう考えると自分の引き出しがいかに小さいかがよく解った。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm


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2012年09月20日

CUATRO

5772b987.jpg9月9日

夜NHKにてBSプレミアムドラマの劇伴録音。音楽は遠藤幹雄氏。tassiはガット、チャランゴ、バンジョー、クアトロ、ウクレレでダビング作業。

本日の民族楽器は楽器指定だが、その他にも参考音源と同じ雰囲気でやりたいという曲があった。その曲は事前に音源を聞いて判断するようにとのことだった。さっそくチェックしてみると、ラテン・テイスト満載でトレスかクアトロ(プエルトリコ)しかありえないだろう、と判断した。

スタジオに到着後スタッフに細かい楽器説明をしてから、いざレコーディングに入る。やはり音域が足りない、トレスでもクアトロでも同様だ。仕方なく不可能な部分はオクターブを下げて対処する。最終的に微妙な音色の違いからクアトロが採用された。ひさしぶりの登場に本人(クアトロ)も喜んでいることだろう。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2012年09月16日

BRAČ

be49726f.jpg9月6日

夕方から六本木のSUNRISEにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、MANDOLA、BRAČでダビング作業。

今回は「暗くて悲壮感漂う…」というのがキーワードだったのでマンドラに加え、クロアチアの民族楽器「BRAČ/発音はブラチュ?」も登場させた。この楽器は数年前に手に入れたもので、タンブリッツァ・アンサンブルの中で使われる。一番小さく音域の高い楽器はビセニチアと呼ばれ、音域が低くなるにつれてブラチュ、ブガリアとその種類が増える。最後はベース・タンブリッツァに行き着くらしい。

4年前にクロアチアの首都ザグレブに旅行したとき、楽器店の主人にtassiの持っているこの楽器の写真を見せた。そのチューニングは「ヤンコビッチ」「スリムスキー」の2種類あるということで、さてそのどちらだったかは今となっては覚えていない。いずれにせよ現在使われているチューニングではなく、以前に使われていたチューニングであるということまでは確認できた。いや逆だったかな…..

なかなか登場機会の少ない楽器なのでこうして陽の目を見ることができてとてもうれしい。今回はコードで色づけするに留めたが、次回はもう少し活躍できる場所を見つけたい。


iPhone 4s


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2012年09月07日

テナーリュート

eab0be95.jpg8月26日 

午後からNHKにてFMシアター「ニンに合わない」の劇伴録音。音楽は横山克氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、テナーリュートで参加。

本日の目玉は何といっても「テナーリュート」だ。楽器名にリュートという言葉が入っているが、リュートとは縁もゆかりもない。当初連絡があったとき、これはリュートの間違いではないかと問い合わせたほどだ。

テナーリュートは自分のホームページに写真やデモ演奏を載せてはいるが、最後にケースを開けたのはいつだったか、というほどお久しぶりで懐かしい楽器だ。本日はほとんどが書き譜のメロ弾き。音域やフレーズに無理がなく、もしかしたら横山氏はこの楽器のことを、ずいぶんと研究されたのだろうか。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2012年09月03日

本日、飛び道具ナシ

ce2e12be.jpg8月25日

朝早く南青山の制作会社にてCM録音。音楽は斉藤茂彦氏。tassiはアコギでダビング作業。

午後からNHKにて劇伴録音。音楽は荻野清子氏。tassiはアコギ、ガットで参加。エンジニアはいつもの鈴木氏。もちろんサンケンCU-41で録っていただく。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)

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2012年09月01日

チャラよりカバ

a546eba8.jpg8月24日

夜文化村にてレコーディング1曲。編曲は佐々木博史氏。tassiはアイリッシュ・ブズーキ、カバキーニョでダビング作業。

当初チャランゴをお願いと言われていたが、送られてきたデモを聞くとこれはカバキーニョの方がマッチングしていると考え、両方ともに持って行く。現場でいろいろとオケに当ててみると、やはりtassiの読みは的中し晴れてカバキーニョの採用となる。

基本はブズーキのストロークでグルーブ感を出し、途中からカバキーニョでさらに躍動感を演出する。民族楽器の持つ力強さが証明されたセッションだった。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)

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