2012年08月

2012年08月29日

昭和の名フレーズ

d1965436.jpg8月21日

午後からVICTORにてレコーディング4曲。編曲は羽毛田丈史氏。tassiはアコギ、ガット、ギリシャ・ブズーキ、アイリッシュ・ブズーキでダビング作業。

本日はカバーアルバムに中に含まれる4曲を速いペースで録る。ほとんど原曲のアレンジに近い感じで、ブズーキが登場する。昭和の名曲(名フレーズ)をブズーキで演奏できること、いやあ光栄だなあ。その当時はどなたが演奏していたのだろうか、気になるところだ。

原曲にはないエッセンスとしてアイリッシュ・ブズーキでリズムを刻む。ギターよりエスニック感が出て、個人的には効果があったと思う。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)

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2012年08月27日

まず見つけられない

0655ce69.jpg8月20日

夕方からSUNRISEにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiは12弦、アイリッシュブズーキ、リュートでダビング作業。

このスタジオは六本木のど真ん中に位置している。飲食店が多いエリアの雑居ビルの中にあるので、初めて訪れる人や一般の人はすぐに見つけることは難しい。本日も関係スタッフが汗だくになりながら、迷いに迷ってようやく到着した。

レコーディングはまずフレーズの耳コピから始まり、その後いろいろな楽器の組み合わせを検討する。この時点ですでに1時間は経過している。まあいつのも手法なのでtassiは心配していなかったが、アシスタントエンジニアはどうなることかとハラハラしていたようだ。当初予定していた時間を少しオーバーして、本日も無事に志方ワールドが終了した。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)

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2012年08月24日

ちょっとした後悔

3e6f6d30.jpg8月15日

午後六本木の制作会社にてCM録音。音楽は河野伸氏。tassiはアコギでダビング作業。

まずはGIBSON SJでアルペジオ。キーやコード進行の関係上3カポDスタイルで弾く。これでOKかと思いきや、もう1トラックポジションを替えてダビングを、と言われたので1カポEスタイルにて弾く。音色を変えたかったのでこちらはMerrill OM28を使う。

あらかじめダビングすることが解っていたらギターを反対にしたのになあ…スタジオを出るときにふと思ったがもう遅い。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Planar 45mm F2 (G)

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2012年08月16日

1959年は当たり年

feebcf61.jpg8月14日

午後からTOWERSIDEにてレコーディング1曲。編曲は萩田光雄氏。 tassiはアコギでダビング作業。

しっとりと優しげな曲調だったがアコギは弱々しくなく、という指示がありGIBSON SJでしっかりとアルペジオする。個体にもよるが50年代後半のGIBSONは当たりが多い。ストロークによしアルペジオによしと、けっこうオールラウンドだ。もちろんマイクを通したときの音が良くなければ意味がないが。

レコーディング現場においてギターのサウンドは、プレーヤーや楽器だけの要素で成り立つものではない。使用するマイクやアウトボード、そしてそれをオペレートするエンジニアの腕によるところも大きい。本日はそんなことを感じた一日だった。


OLYMPUS OM-D E-M5 / Carl Zeiss Planar 45mm F2 (G)

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2012年08月14日

なんでもあり

5104074f.jpg8月8日

夕方からNHKにてドラマの劇伴録音。音楽は荻野清子氏。tassiはアコギ、ガット、バンジョー、エレキシタールで参加。

けっこうな曲数の譜面を速いペースでこなしていく。とはいえギターの曲数はそれほど多くないので、実は待ち時間の方が多かったりする。軽快な曲ではバンジョーでリズムを刻み、不思議でミステリアスなシーンではエレキシタールが活躍し、またしっとりと情感豊かなサウンドにはガットギターが登場する。といったまさに劇伴音楽の見本市さながらの5時間だった。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm


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2012年08月11日

唄の力にひれ伏す

645ab845.jpg8月6日

午後LAB recordersにてレコーディング2曲。編曲はそれぞれワタクシtassiと安田裕美氏。

tassi編曲の方はアコギとアップライトベースがベーシックで、それにドブロを重ねるというシンプルな編成だ。演奏がシンプルだけに唄の存在がかえって強調される。まさに「歌える」歌手ではないとこうはいかない。

二曲目は安田氏の編曲によるもの。tassiのほかにピアノ、ウッドベースが加わり、情感あふれる夏の情景が目に浮かぶような曲。マンドリンのトレモロを重ね、さらにしっとりとした世界が構築された。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2012年08月08日

三線、実は音域は低い

e39d218c.jpg7月26日

昼からformにてレコーディング1曲。tassiは三線でダビング作業。

譜面に書かれていた音域が一部かなり高かったのでオクターブ下げを提案する。三線はみんなが思っているよりも相当音域は低い。三味線と混同することが多いようだ。

その後NHKへ移動しオーディオドラマ「」の劇伴録音。音楽は千住明氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

テレビと違ってラジオは音だけの世界である。視覚に訴えることなく、五感は耳だけなので想像力がかき立てられるはずだ。役者の語りに加え、音楽の占める位置もかなり重要だと思う。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2012年08月07日

ナショナルで男臭く

692473ed.jpg7月24日

夜NHKにて土曜ドラマの劇伴録音。音楽は村松崇継氏。tassiはドブロ、マンドセロ、リュートでダビング作業。

力強い男の泥臭いイメージ、ということだったのでメロディはドブロ(正確にはナショナル)とマンドセロを使う。マンドセロはスズキ、GIBSONの両方を持ち込み両音色を確認し、GIBSONの方が制作意図に合うということでこちらを選択する。途中でリュートが一部登場し、ドブロとの対比で優しさが演出できた。


OLYMPUS OM-D E-M5 / M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm

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2012年08月03日

拝借

3e205caf.jpg7月22日

夕方から六本木の制作会社にてCM録音。音楽は河野伸氏。tassiはアコギ、マンドリンで参加。

本日はアコギがメインなので、マイクも贅沢に2本ステレオでセッティングして頂く。エンジニアからマイクアレンジのアイデアを訊かれたので、それなら最近のマイブームであるXYの形を提案。結果は大変ご満足頂けたようでtassiも鼻が高い。といってもこのセッティングはNHKの鈴木さんから教えて頂いたものなので、渋谷区神南方面には足を向けて寝られない。


OLYMPUS OM-D E-M5 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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