2012年01月

2012年01月30日

恐るべし「TAMA」

7cb3e271.jpg1月23日

天気の怪しい夜遅く、神宮前の制作会社にてCM録音。音楽は川嶋可能氏。tassiはアコギ、12弦でダビング作業。

当初アコギ、ガットとオーダーを受けていたが、全体のサウンドを聴きこれは12弦が必要だと感じ、車にとって返し12弦を持ち込む。全体のバッキングはアコギでプレイし、メロディーパートをアコギ、12弦と弾き分ける。どちらでもお好きな方をお使い下さい。

外に出ると心配になるほどの大雪だ。明日のレコーディングに使うギターを、本日中に搬入することを決意。

最近K&Mのマイクスタンドの調子が良くない。重いマイクをセッティングすると、重さに負けてお辞儀してしまうのだ。自宅でも外のスタジオでもそうなのだから、やんわりと欠陥といっても良いだろう。一生モノの「高砂」を手に入れる勇気はなく、といって「キース」の小型はディスコンらしい。

仕方なく「TAMA」を買ってみたらコレが実に良い。ギタースタンドも「TAMA」製はヘビーデューティー(今や死語?)で、なかなか壊れない。壊れないから新しいのが売れない、とメーカーの人が嘆いていたとかいないとか。家のスタンドは全て「TAMA」に買い換えようかな。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月29日

バー捌きも今年の課題

eac58bcc.jpg1月21日

夕方から東麻布の制作会社にてアニメの劇伴録音。音楽は横山克氏。tassiはアコギ、バンジョー、ドブロでダビング作業。

本日、曲数は少ない。と思いきや数曲の譜面が繋がっているだけだった。とはいえ弾く箇所はそれほど多くない。全てが画合わせになっているので、テンポチェンジがかなり多い。

まずはアコギパートを仕上げ、次に書き譜のフレーズをドブロで弾く。速いテンポにちょっと苦労しながらも、クイックなバー捌きでなんとかクリアする。

最後にテーマメロディーを織り交ぜてバンジョーをスリーフィンガーで弾き、本日の録音は無事に終了した。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月28日

カテゴリーは違うと思う

f4017d67.jpg1月18日

夕方からSOUND INNにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはアコギ、ハンマー・ダルシマでダビング作業。

「和のテイストが欲しいので、ヤンチンとかそういうのがいいわ、オホホホ....」という連絡が入ったが、ヤンチンはチューニングに問題があるのでハンマー・ダルシマも一緒に持ち込む。ついでに中国の月琴も。

まずはアコギでバッキングをサクッと録り、さあ次は叩きモノだ。ヤンチンとハンマー・ダルシマの音色の違い志方さんに聴いてもらう。ヤンチンはかなり個性的な音色だという印象があったようだ。素直な音色そしてキーの事をふまえ、ハンマー・ダルシマの方が妥当だろうという結果になる。月琴は奏法的に無理があるので即却下。

弦が張ってあるとはいえハンマー・ダルシマは弦楽器というより打楽器の範疇だろう。今年はハンマーさばきの技術向上に努めよう。反省点を胸に刻みスタジオを後にした。

その後代々木上原のエレファントニカにてレコーディング1曲。音楽は大森俊之氏。tassiはアコギ、マンドリンでダビング作業。エレファントニカでは先ごろデッドストックのU67を先日導入したとかで、このマイクで録音できるのがとても楽しみだ。

マイクポジションを選びながらまずはいつものGIBSON SJでバッキングトラックを録る。次に録るマンドリンのソロパートはGIBSON F-2を使用。なるほど上品でいて押し出しのしっかりしたU67サウンドだ。真空管を変えたということだった。そんなこともサウンドの向上に一役買っているのかもしれない。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月27日

臨終寸前

ed0f00fd.jpg1月13日

午後SOUND INNにてレコーディング1曲。編曲は萩田光雄氏。tassiは12弦で参加。

アコギのあとに12弦のダビングだと思ったが、いきなり12弦でアルペジオ。アコギにはもう一人のギタリストがいた。ワンコーラスはほとんど12弦だけだ。他の楽器がいないので相当シビアにピッキングしないとイケナイ。

テストも兼ねて4回ぐらいはプレイしただろうか。まあキーやコードが複雑でなかったので良かったが、そうでなければ左手は確実に死んでいただろう。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2012年01月10日

時間に追われる

8e6d87b0.jpg1月8日

午後からラボレコーダーズにてレコーディング1曲。作編曲は服部克久氏。tassiはアコギで参加。

先日マーティンを弾いた時の感触の良さを感じていたので、今日は試してみようとD-28 HANK WILLIAMS SR.もギブソンと一緒にセッティングする。

本日は1時間という時間の制約があり、また譜面もナカナカ大変な感じだったので、楽器をチェンジして音色のチェックをする余裕がなかった。従っていつものようにGIBSON SJで録音作業はテキパキと進む。

何とか時間内に終了すると、それを待っていたかのようにストリングスの皆さんがドッとお出ましになる。急いで楽器を片付けサッサとスタジオを後にした。


RICOH GXR / A12 / VOIGTLANDER NOKTON 35mm F1.2

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2012年01月08日

土俵

f30e7314.jpg1月7日

今年の仕事始めは谷村新司さんのレコーディングで文化村スタジオまで。編曲は瀬戸谷芳治氏。tassiはマンドリンで参加。

マンドリンだけというセッションはあまり多くない。tassiの場合アコギと持ち替えということがほとんどなので、本日はなんだか荷物が少なくてちょっと拍子抜けだ。それなら久しぶりにマイクを持ち込んでみるか、そう考えリボンマイク「AT4080」を銀箱に入れ、楽器と共に搬入する。

マンドリンやブズーキなど複弦楽器は、高域がチリチリと痛い感じの時がある。そういう時リボンマイクが重宝するのだ。以前ポルトガルギターで試した時にとても効果的だったので、今回もそれに倣ってやってみようということだ。

スタジオに着くとブースには「AKG C24」とショップスらしきマイクがすでにセッティング済みだった。tassiが「AT4080」を持ち込んだせいか、ショップスはセッティングから外された。なんだか悪いなと思ったが、3本立てるわけにはいかないからまあしょうがないか。...と思いつつサウンドチェックを始める。

最初2本をミックスしてモニターしていたようだが、結果的にC24だけになった。一応4080も録ってあったのでプレイバックの時に聞き比べると、明らかにC24の方がエッジも立っているし曲調にも合っている。ということで今回はリボンマイク不採用となってしまった。

帰り際にコンソールの横を見るとNEVEのヘッドアンプが見えた。そうだったか....。次回からヘッドアンプも持参で来るか、そう思いスタジオを後にした。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2012年01月07日

ドレッドノートについて

9c35b2f1.jpg1月4日 

スタジオではGIBSON SJがtassiのメイン楽器だ。メロ弾きなどの単音弾きにはMerri OM28と使い分けている。決してMartinが嫌いなわけではないが、特にドレッドノート(つまりDタイプ)はほとんど使わないといってもよい。オケの中に入るとGIBSON SJの方が居場所がはっきりしているからだ。特に指弾きのアルペジオの時、マーティンDタイプは音像がぼけてしまうからね。

実はマーティンのドレッドノートは持っている、それも3本も。曲調に合えば使ってみたいのだが、何しろ他の民族楽器も持っていかなければならないので、ギターは先に挙げた2本で手一杯になってしまう。

年も明けたし久しぶりにマーティンDタイプを出してきて弾いてみる。一人で弾いているぶんには全く問題がないんだ。イイ音なんだけどなあ....


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

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2012年01月04日

GIBSON死んだ

552cb098.jpg1月3日

ツアーで使っているGIBSON HANK WILLIAMS Jr.の調子がおかしくなった。ネックがSの字に反り返り、ハイポジションを押さえると音がビビるようになったのだ。昨年夏の暑さや多湿そしてこの冬の乾燥などがギターを痛めつけたようだ。

実はGIBSONだけではない。tassiが初めてバルセロナで手に入れたガットギターもネックが反ってしまったのだ。一月のリハーサルまでまだ間があるので、正月明け早々修理に出すことにした。

もちろんこんな修理は落合の名人にしかお願いできない。無理言って何とか仕上げてもらうように頼み込んだ。こういう楽器のトラブルはツアーをやっている以上避けて通れないことなのだ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm


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