2011年06月

2011年06月30日

そろそろ熟成へ

6847370d.jpg6月22日

午前中南青山の制作会社にてCM録音。音楽は瀬川英史氏。tassiはウクレレ、アコギでダビング作業。

今回はハワイアンテイストでウクレレとアコギをゆる〜くストローク。いつもよりクリックを下げココロ赴くままに弾くが、習い性かどうしてもキッチリとなってしまう。無理にやっても不自然なだけなので、これでOKを頂く。

その後府中へ移動し「さだまさしライヴ2011 Sada City」の本番。ようやく三日目を迎え、「慣れ→熟成」という段階に入ってきたのだと自覚する。細かいことを言えばきりがないが、何となくまとまってきたのではないだろうか。メンバー全員がスタジオで数々のレコーディングに名を連ねる一流どころだが、コーラスあり曲つなぎありという状況下にあっては、ライヴではなかなかパーフェクトとはいかないようだ。その筆頭がtassiだが。

今回はフルートの旭さんに撮っていただいた写真をちょっと加工して掲載する。

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2011年06月22日

L型プラグ最高

fd52ee5d.jpg6月21日

さだまさしライヴ 2011「Sada City」の二回目。本日は千葉市文化会館まで。一昨日の初日に比べてさださん本人も含め、メンバー全員に余裕がみられる。もちろんtassiが一番感じていることは言うまでもない。

tassi以外は全員モニタースピーカーがある。イアモニ(耳の中に入れる小型ヘッドフォン)はtassiのみだ。今回アコギには「DPA 4099」を使っているため、モニタースピーカを置けないのである。ハウリングの可能性があるからね。イアモニでモニターするとライヴ感は削がれるが、そのぶんシビアに全員の音を聴くことが出来る。

今回メインで使用するミキサーはヤマハの「O1V96」。入力部分が上面にあるためにストレート・ケーブルを使うと、ミキサー上部にプラグの金属部分が出っ張ってしまう。これがいやだったので今回は一部自作し、かなりスマートに収めることが出来た。L型をそのまま組み立てると真後ろに出っ張るため、右に角度をつけ完璧になった。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2011年06月21日

花のある生活

8cf4c95d.jpg6月19日

6月14日からリハーサル、ゲネプロを経てさだまさしツアー「Sada City」19日の初日を迎える。

リハ2日ゲネ1日そして本番という流れになっている。これを普通と見るか少ないと見るか....。不安がないわけではない。しかしこれでやるしかないので、自宅での予習復習を含めがんばることとする。

リハーサルが多かろうが少なかろうが、結局は人前で演奏しないとコナれていかないのである。初日に当たったお客さんには申し訳ないが、本番は正直いろいろと不手際があったことを率直にお詫びします。しかし考えようによっては、完成されていない凸凹したステージは、観ようと思ってもそう観ることが出来ない。当たりだったかハズレだったかは、お客さんに委ねよう。

終演後楽屋に届いていたお花を頂いて帰る。さださん本人が全て持ち帰ることが出来ないので、たいていはメンバーや関係者の元に行くというのが、どこの現場でも同じだと思う。

さっそくリビングに飾ると何とゴージャスなんでしょう。華があるというのはこういうことか。


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

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2011年06月20日

RENATO MANDOLA

97b5a737.jpg6月12日 

夜、神宮前の制作会社にてCM録音。音楽は川嶋可能氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

超有名曲のメロディーをアコギとガットで弾き分ける。元々三拍子曲をボサノバ風にバッキングしたりと、全体の印象を考えながらアレコレと試す。

さだまさしツアーで使う楽器がほぼ決まってきた。アコギ、ガット、12弦はもちろんで、他にもマンドリンや5弦バンジョーが活躍する。今回はマンドラが初登場だ。マンドラと言ってもチューニングがマンドリンのオクターブ下の、いわゆる「マンドラ・テノール」という楽器だ。

ちょっと哀愁があり音域もそれほど高くなく、さらに今まであまり聴いたことのないサウンド、ということでマンドラを選択した。本家の「Tassi HomePage」にはまだ登場していないが、写真だけを紹介しよう。

パリの楽器店で買ってきたのが2008年。それからようやく日の目を見ることとなるのはとても嬉しい。


CANON EOS 5D Mark 2 / EF70-200mm F4 IS USM

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2011年06月11日

ベテランの味

0d6da44e.jpg6月9日

夜、西麻布の制作会社にてCM録音。音楽は桜井順氏。tassiはバラライカでダビング作業。

ベテラン中のベテラン桜井順氏の作風は、スタイリッシュなものからコミカルなものまで幅広い。本日はどちらかというと後者で、さすが桜井さんだと思わせる内容になっている。tassiはバラライカを使ってロシア風のサウンドに色を添えた。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2011年06月09日

名人技でSANTA蘇る

3bab6fef.jpg6月6日

午前中早い時間から文化放送9stにてCM録音。ここ何年かずっと続けているプロジェクトで音楽は桜井順氏。tassiはアコギ、ガット、12弦で参加。いつもより曲数は少なく、次の仕事を考えてくれたんだろうか。

その後NHKに移動しNHK BSの「宮川彬良のショータイム」の収録。tassiはガット、バンジョー、ウクレレで参加。

前回同様テナーバンジョーが登場する。テナーバンジョーは4コースでおまけに5度チューニングなので、テンションの多いコードを押さえるのに苦労する。コードの構成音全てをカバーできないので、どこかを省略しなければならない。まあ、そこが腕の見せ所というか、センスを問われるポイントだろう。

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さて、しばらく現役を引退していた「SANTA CRUZ OM 28」のフレット交換と同時に、ピックアップも新しいモノに載せ替えた。まずフレットを交換したことで音に締まりが出て、ちょっとガッツのあるサウンドとなった。以前は少し線が細い感じだったが、繊細さを残してより力強さが増した感じになった。

ピックアップは「MiSi/マイサイ」といってわりと最近に発売されたものらしい。このピックアップの唯一の特徴は電池を必要としないことだ。電池がいらないといってもパッシブ・タイプではない。充電式なのである。プリアンプの基板上に百円玉ぐらいのコンデンサーが載っており、それに充電するという仕組みになっている。充電方式は付属のACアダプターをコンセントに差し込み、もう一方のフォーン・プラグをギターのエンドピン・ジャックに差し込み1分待つだけだ。これで16時間の演奏が可能になるのだ。なんて便利なんだろう。

弦を緩めサウンドホールに手を突っ込み、電池を引っ張り出して電圧を測ったらまだ充分に使えるだけの容量があった。なんていうことは過去に何度も経験している。こんな無駄なことがいっぺんに解消されるのだ。実はSANTA CRUZに先駆けて、12弦にもMiSiを載せてある。電池交換の苦労から解放されたメリットはこちらの方が大きい。

ピックアップはサドル下に敷くタイプでL.R.Baggs社製。いくら便利でも音が悪ければ意味をなさない。しかしこのピックアップはピエゾながら癖のない素直なサウンドだ。以前はEMGを搭載していたが、それに比べてはるかに良くなった。フィッシュマンのプリアンプも取り払い、ショルダー部分に空いた穴はプラスティックのキャップをはめ込む。

ピックアップのセッティングは高度な技術が必要で、下手な人に頼むととんでもないことになりかねない。フレット交換もまた然りで、今回も下落合の藤野名人ならではの職人技に依るところが大きい。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2011年06月08日

R-D1s復活

f8e7750e.jpg6月4日

お休みなので久しぶりにR-D1sを持って散歩に出る。

いつもオリンパスE-P2を持ち歩いているせいか、R-D1sがとても重たく大きく感じる。また、オートフォーカスの便利さにドップリと浸かっている最近は、マニュアルそれもレンジファインダーでのピント合わせに苦労する。とはいえ一枚一枚丁寧に写真を撮るという原点に立ち返ることができるのは、こういったマニュアルカメラならではのものだと思う。

今月から旅に出ることが多くなるので、これを機会にR-D1sをもっと登場させたい。


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

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2011年06月05日

つらい立場

2b1bf2bb.jpg6月2日

午後からSOUND ARTSにてレコーディング1曲。編曲は澤近泰輔氏。tassiはBOUZOUKI、TZOURAS、OUDでダビング作業。

編曲というのはクライアントの要望に加え、自分の持っているイメージに沿って音を積み重ねていく作業である。これが新曲の場合なら白紙のキャンバスに絵の具を載せていけばよい。しかしカバー、それも過去に大ヒットした曲をリアレンジするというのは、編曲者としてどんな気持ちなんだろう。

すでに描かれた絵の具をまず全て剥がしデッサンの状態に戻し、そこから肉付けしていくことになる。いやでもオリジナルと比較されるわけだから、その苦労は察する以上のものがあると思う。

旧友でもある澤近氏のアレンジに少しでも力を貸せないかと、特徴のある民族楽器を選んでイントロに華を添えた、つもりである。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2011年06月01日

1曲集中

44562f9f.jpg5月30日

大阪からの旅帰りの後、夜クレセントにてドラマの劇伴録音。音楽は田尻光隆氏。tassiはガットで参加。

基本的に書き譜のアルペジオを弾きダビングでメロディーを重ねる、というのが作業の中心となる。つまりテーマ曲のギターバージョンを数曲録るということだ。

ここのところライヴ関連の仕事が多かったので、スタジオワークは約2週間ぶりだ。ライヴと違って1曲に集中できるのでとてもありがたい。とはいえ1回テストしてすぐに本番録音だから、集中力を欠かすことはできない。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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