2010年12月

2010年12月31日

年末年始は映画三昧

293b42d2.jpg12月30日

夜遅くSOUND VALLEYにてアニメの劇伴録音。音楽は西田マサラ氏。tassiはアコギ、12弦、ドブロでダビング作業。

年末に加え夜遅いことも手伝ってか、スタジオのある市谷界隈は明かりも少なく寂しげだ。あまりにも閑散としていて、このまま帰ってしまおうかと思うほどだ。

本日は西田氏が自宅で弾いてきた演奏を元にふくらませていく作業である。けっこう速いペースでレコーディングは進む。最後にボトルネックでドブロのスライドをダビングし終え、今年の仕事納めは無事に終わった。

正月明けも遅そうだし、新年は溜まった映画でも見てゆったりと過ごそうか。


CANON EOS 5D Mark 2 / SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

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オレが聴いているのはそこじゃない

e263ac44.jpg12月29日

夜アバコにて劇伴録音。音楽は市川淳氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

本日はギタリストの遠山氏と一緒なので心強い。いつもギターバージョンを録る時、たいていは一人ダビングのことが多い。バッキングを先に録りそれからメロディーを重ねるという手順だ。当然時間は倍かかる。二人で録るならその半分の時間で済むわけだ。

時間のことはもちろん重要である。しかしそれ以上に、ギタリストのキャラクターの違いを生かしパートを決める、という意味から考えても二人いるというのはとても意味のあることだろう。本日もそれぞれの音を聴いて判断して頂いた。

世の中には音に隠された裏側まで見抜いてしまう人がいる。う~~ん、心の目いや心の耳を持った達人とはこのことか。そうでなければプロデューサーなど務まらぬということだろう。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2010年12月30日

セッティングに気を使う

8fff9711.jpg12月27日

午後からVICTORにてレコーディング2曲。編曲は若草恵氏。tassiはガット、ポルトガルギターで参加。

ポルトガルギターはイントロ、間奏、エンディング部分だけの登場となるで、あとはじっと黙っていればよい。ガットも同様、それに加えて曲中に唄の合間を縫ったフィルも少々弾くことになる。

出入り口に近いブースは何かと気を使う。なるべく右寄りに椅子を移動し、楽器のセッティングは絶対に右。出入りに際してキューボックスを蹴飛ばす人もいるから、それにも気を使う。

それにしても船頭の多い現場はナカナカ大変だなあ....1時間押して終了した。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2010年12月29日

R-D1sの液晶が死んだ

478d1d0f.jpg12月26日

朝からSOUND INNにて先日録音したNHKドラマ「風をあつめて」の追加録音。音楽は羽岡佳氏。

本日は先日の追加ということで、たった2曲だけのレコーディングである。申し訳ないようだが30分ほどで無事に終了した。人生雨の日もあれば晴れた日もあるということか。

先日R-D1sの液晶モニターが死んだ。まあ元々小さいサイズなので、撮影後の画像を確認するには役不足だと思っていたので、それほどショックはなかったが、それでも全く何も表示されないとちょっと不安になる。帰宅して「LIGHTROOM」で開いてみなければ分からないというのは、銀塩時代に戻ったかのようだ。液晶だけの不具合ならまだいいが、もしか他のトラブルも併発していたとしたら、それは困った問題である。年が開けたら日野のサービスセンターに持ち込むかな。


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER NOKTON Classic 35mm F1.4

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2010年12月28日

己の躯を思い知る

dad6965c.jpg12月25日

和歌山から早朝に戻り、午後からVICTORにてアニメの劇伴録音。音楽は浜口史郎氏。tassiはアコギ、ガット、ブズーキ、マンドリンで参加。

朝早くの移動はけっこうツライ。寝不足も手伝ってかなかなか集中出来ない。以前はそれほど苦にならなかったが、知らず知らずのうちに疲れが溜まり、体がハードスケジュールに耐えられなくなってきているのだろうか。つまりそれって加齢...?

2時間半の押さえだったので、それほど曲数もないのかと思っていたが、行ってみると譜面台にはドッサリと紙の束が乗せられていた。そう、ここは劇伴の現場なのだ。

譜面の束を前にしてギターの千代氏と一緒に格闘し、またあるときは助けられ、1時間ほど超過して「千本ノック、もしかして当たり稽古?」が終了した。ごっつあんでした!!


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2010年12月27日

Júlio Pereira

4780f8aa.jpg12月24日

TBSの音楽番組収録のため、和歌山県の「紀南市文化会館」まで行く。

JALで羽田から南紀白浜空港までひとっ飛びだ。以前はプロペラ機(YS11)しか飛んでなかったが、現在は別の場所に新空港が建設され、小型のジェット機が運航している。

羽田から飛行機に乗り込むと中の様子がいつもと違う。このサイズだったらきっと「ボーイング747」のはずだ。しかしシートの造りが革張りだったりと妙に高級感がある。おまけに座席ピッチも心なしか広い。後で調べてみるとブラジル製の「エンブラエル170」という機種だった。ブラジルもなかなかやるな。

ブラジルといえばショーロ。ショーロといえばバンドリン。バンドリンといえばポルトガル。ポルトガルのミュージシャンといえば「Júlio Pereira/ジュリオ・ペレイラ」を忘れてはいけない。tassiが尊敬できるミュージシャンの一人だ。

彼の新譜を先日Amazon経由でオーダーした。こんなマニアックなCDがネットで注文できるなんて便利な時代だねえ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2010年12月26日

11inch最高

84fab910.jpg12月22日 

夜SOUND INNにてTBSで放送予定のドラマ「LADY~最後の犯罪プロファイル~」の劇伴録音。音楽は羽岡佳氏。tassiはガットで参加。

本日セッティングされた場所は、何とピアノブースに向かう形になり、まあ言ってみれば「アサッテ」の方向を向いて弾くことになる。ピアノの松田さんと二人だから気を利かせてくれたのかもしれないが、クリックもあるしおまけに松田さんの顔も見えず、何だったのだろうかと最後までギモンが残った。

録音自体はスムーズに進み、いつもの羽岡さんらしい上品で端正なメロディーをガットギターで指弾きする。

先月「MacBook Air 11inch」を手に入れた。初代のAirはその際SOFMAPに下取りに出した。Apple Store経由で買ったので、査定額は15パーセントアップになった。それでも最初に買った額にはとうてい及ばない。まあこれは仕方がないことと諦めるか。Airのおかげで直前に買ったiPadの登場機会がめっきり減ってしまった。

いつもテーブルの上には11inchが乗っている。必要な時にサッとディスプレイを開き、用が済めばパタンと閉じてテーブルの隅に置いておく。iPadでも可能なんだけど気の利いたスタンドがまだ手に入らない。当分はこのままかな。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2010年12月21日

金曜日は和歌山

808f6b20.jpg12月20日

昼からSOUND INNにてテレビ収録のためのリハーサル。編曲は若草恵氏。tassiはアコギで参加。

ライヴ収録なのでライヴ用の楽器機材を持ち込むが、ここはレコーディングスタジオ。つまりアコギはマイク録りなので用意していった機材は使わず、いつものようにNEUMANN U67を立てて頂く。マイクで録るとtassiの「GIBSON HANK WILLIAMS JR.」の音は蕾のような固さがある。ずいぶん弾き込んでいるはずなのになあ...

4曲ほどだったが実際の収録を想定してのリハーサルを念入りに行う。久しぶりの旅で今週末は和歌山まで行くことになる。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2010年12月19日

ウサギをどう料理するかが問題

c2b9276a.jpg12月19日

久しぶりの休みなので近所のレストランへランチに行く。昔は何の気なしに注文した食べ物の写真などを撮っていたが、最近では店の中でパチパチ撮るのはなんだか気がひける。パーティーの席ならいざ知らず、普通に食べに入って遠慮なく写真を撮るのは、いかがなものかと思う。でも今日はお客さんも少ないし、コソコソとしていればまあいいか。

そろそろ年賀状の用意をしなくてはいけない。今年はネタになる写真が少ないので、さてどうしよう。来年は卯年かあ、過去に撮った写真の中から見繕って完成させるとしよう。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2010年12月18日

盆と正月、オートハープ

30d9e2df.jpg12月16日

夕方からアバコにてWOWOWドラマの劇伴録音。音楽は高見優氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

最近の傾向かちょっと重たいテーマのドラマで、音楽もそんな感じでゆったりとしたテンポの曲でガットを重ねる。制作スタッフに腰痛の心配をされてしまった。これ以上ひどくなったら誰か運搬スタッフを真剣に考えなければいけないだろう。

その後ONKIOにてレコーディング1曲。編曲は萩田光雄氏。tassiはアコギ、マンドリン、オートハープで参加。

転調の多い曲を一発でアルペジオしなければならない。繊細な曲なのでフィンガリング・ノイズに気をつけながら弾く。開放弦が使えないのでツライなあ。マンドリンのダビング後、皆さんの帰った後で最後のオートハープを重ねる。

オートハープが登場するのは年に1回あるかないかだ。今回は曲のキーや使うコードが分からなかったので、全ての「コード・バー」を持ち込む。コード・バー製作のいきさつはこのブログが始まった頃に紹介しているので、興味のある方は以前の記事を参照されたし。

今回使用したコードの中で特殊なのは「Eb7+5」「F#maj7」「Cm7b5」というもの。スタンダードなセットの中には無いコードだ。作っておいて良かった、4年前の苦労はこの日にようやく報われたわけだ。オートハープが次に登場するのはいったいいつだろう、来年中にあるといいけれど....


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5


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2010年12月17日

SAZで1弦奏法

91b2c8fd.jpg12月15日

午後から一口坂にてレコーディング2曲。編曲は若草恵氏。tassiはアコギ、ガット、ブズーキで参加。

アコギでのベーシック録りの後それぞれの曲のダビングに移る。ベーシックはいつものGIBSON SJだが、フィル系は何といってもMerrill OM28だ。この豊かで暖かい音色は他のギターには出せない味だろう。唯一欠点(?)を挙げるとするなら、ヘッドストックにプリントされた「Merrill」の文字が安っぽいことだろうか。いっそのこと消してしまおうか。次曲ではブズーキでフレーズ、そしてガットでスティング風(?)フィルを入れる。ヨーロピアンな雰囲気が醸し出せた、ような気がする。

その後SOUND INに移動しヤドランカさんのレコーディング。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはガット、ブズーキ、サズで参加。

ガットのアルペジオ、ブズーキのストロークまでは順調に進む。最後に一番の難関サズによるフレーズの録音が残った。サズは1コースがオクターブユニゾン、2コースがユニゾン、3コースがやはりオクターブユニゾン、という弦の並びになっている。詳しくはTassi Homepageの民族楽器コーナーを参照。

すべて書き譜のフレーズで普通に弾けば特にむずかしくはない。ところが前述したように弦の並びが特殊なので、普通の運指で弾いたらフレーズによっては途中でオクターブが逆転するところも出てくる。サズという楽器の特性ゆえの問題点だ。結局ほとんど1コースだけを使って弾くことになる。ニュアンスを付けながらの「1弦奏法」にけっこう時間をとられてしまった。

当初順調だったレコーディングも最後のサズで暗礁に乗り上げ、ずいぶん時間を押して終了した。まあ時間を掛けただけはあって、出来上がりはまずまずのモノになったと思う。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95


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2010年12月16日

本日劇伴DAY

829392db.jpg12月13日

午後からSOUND INNにて劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。tassiはアコギ、ガットでダビング作業。

テーマのギターバージョンを2タイプ録る。アルペジオも指定が多いので、神経を集中させなければ。メロディーも和音を伴うものであったりと、そう簡単にはいかない。ちょっと時間がかかってしまい、1曲カットになりちょっと時間を押して終了する。反省.....

ギリギリでNHKに到着し教育番組の劇伴録音。音楽は斎藤ネコ氏。tassiはキャラクターに合わせるため民族楽器を多数持ち込む。この中でいくつか選択するということらしい。

メロディーや伴奏を様々な楽器で試しながら、イメージに合う楽器を選んでいく作業が本日のお題である。結局2年前クロアチアで手に入れた「ビセニチア」がイイということになる。他にもプエルトリコのクアトロの音色が個性的だとの評価を得て採用になる。やはり事前に作曲家と直接話をしたことが、結果的に良かったのだ。終了後腰をかばいながらゆっくりと台車に乗せて搬出。

その後SOUND CITYにてベストセラーになった小説「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」のアニメ版の劇伴録音。音楽は佐藤準氏。tassiはガットでダビング作業。

本日は2曲ほどだったがガットでメロディーを弾く。最近の唄メロは譜割りが細かく、またシンコペーションの嵐だ。ギターで弾くにはちょっとムズカシイ。弾けないわけじゃないが楽器のフレーズじゃないので、指がイヤがってスンナリとはいってくれない。まあそこは何とかクリアして無事に終わる。


EPSON R-D1s / VOIGTLANDER SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5

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2010年12月15日

高級台車が欲しい

1a5673a1.jpg12月11日

昼からNHKにて「どれみふぁワンダーランド」の収録。音楽は宮川彬良氏。tassiはウクレレで参加。

腰痛のためウクレレ一本でも台車に乗せて運んでいる。もちろん衣装や細々とした物があるから、台車の存在がとてもありがたい。収納時は超小型化され、運搬時にはカシャーンっと大型に変身し、ついでにエアサスかなんか付いている台車だったら、そうとう高くても買うんだけどなあ。つまりそれほどtassiにとって台車は必要不可欠なシロモノなのである。

前回同様本日もまたタキシード姿でまじめな顔をしてウクレレを弾いた。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2010年12月14日

無縁だった腰痛が

986f764c.jpg12月8日

午後からSOUND INNにて劇伴録音。音楽は服部隆之氏。tassiはアコギ、ガットで参加。

今日もダビングかな、などと余裕をかましてスタジオに入ると、大勢のミュージシャンでスタジオはいっぱいだ。おっとこれは早くセッティングしなければ、と台車から楽器を下ろし素早くギタースタンドに立てかける。中腰やちょっとかがみ込む姿勢になると、先日痛めた腰がまだ疼く。楽器の数が多いせいか、知らず知らずのうちに無理をしているのだろう。このところ鍼と低周波治療器の毎日である。

いくら腰が痛くても、ギターを構えると何も問題なく弾けてしまうところが悩ましい。もしかしたら気がつかないうちに、どこかに無理がたたっているのかもしれない。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2010年12月12日

CU-41

3abb8de5.jpg12月7日 

午後からNHKにて来年に放送予定のドラマ「風をあつめて」の劇伴録音。音楽は羽岡佳氏。tassiはガットでダビング作業。

優しく暖かいドラマの内容に沿ったせいか、譜面もいつも以上にシンプルである。メロディーは指とピックで弾き分けニュアンスを大切にした。へたにビブラートを多用すると感情過多になりやすいのでそこにも注意し、まだ見てもいない映像と合わせた時のことを想像しながら弾いた。

NHKでイイなと感じるのはサンケン(三研)のマイクがステレオで立っている時だ。本日も微妙な位置に2本立てて頂き、ヘッドフォンからガットの音色が優しく聞こえてきた。イイなあサンケンCU-41。


OLYMPUS E-P2 / VOIGTLANDER NOKTON 25mm F0.95

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2010年12月10日

ピックも楽器の一つ

7c9edadb.jpg12月5日

夕方から南青山の制作会社にてCM録音。音楽は中川俊郎氏。tassiはアコギでダビング作業。いわゆるフォーキーな感じでスリーフィンガーを優しく指で弾く。2回ほどでOKを頂く。

その後麻布オーに移動しレコーディング1曲。編曲は若草恵氏、tassiはアコギで参加。基本的にはバッキングだが、いつものようなフォークっぽい感じではなく、ちょっとヨーロッパ風なサウンドにしたいと思った。いつも常用しているヤマハのピックではなく、かなり堅い(厚い)ダンロップのピックでジプシー・ギター風に弾いてみる。たかだかピック一つで結構サウンドが変わるから驚きだ。本当は「J.Castelluccia」あたりを持ってくれば良かったのだろうけどね。


OLYMPUS E-P2 / Carl Zeiss Biogon 21mm F2.8 (G)

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2010年12月09日

やはり一度では無理だった

e33b1244.jpg12月3日

夕方から池袋にあるDedeというスタジオにてレコーディング2曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはアコギ、12弦、ポルトガル・ギター、ギリシャ・ブズーキ、アイリッシュ・ブズーキで参加。

ちょっと時間に余裕があったので、本日は首都高の山手トンネルを使って行ってみた。仕事の行きに使うのは初めてである。三軒茶屋から乗って大橋で右に分岐。グルグルと渦を巻いて地下に降りていくルートは、初めても手伝ってか少し緊張と不安が入り交じる。しばらく螺旋ルートを進み、その後直線コースを北に進路を取り池袋方面へと進む。

tassiのカーナビはデータが古いので、この地下を走る高速が表示されない。ちょっと不便ではあるが、一般道のどの辺りを通っているのが分かるのはかえって興味深い。それにしても細いトンネルの中を、結構なスピードで飛ばしていく車が多いのには驚いた。もし事故があったらアウトだね。仕事の行きに使うのは結構リスキーかも。

無事に到着したスタジオはちょっと薄暗く、雰囲気のある造りになっていた。なんでもジャズのレコーディングに使われることが多いとか。コントロールルームにはNEVEの古いコンソール。そしてアナログのマルチ・レコーダーが2台。TELEFUNKENの32ch、STUDERも現役だそうだ。

レコーディング自体はいつものように作戦会議の後、部分的にいろいろな楽器を散りばめ最終形を作り上げる。先日のライヴのこともあったし、もしかしたら今後一回で弾く機会があることを考えて作業に臨んだ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm


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2010年12月08日

30年おつかれさま

341eda93.jpg12月1日

午前中にNHKにて「しぜんとあそぼ」の劇伴録音。音楽は堀井勝美氏。tassiはアコギ、バンジョーで参加。

いつものように和気藹々と雑談を交えがらのレコーディングとなる。雑談混じりといっても本番になれば皆真剣だ。出てくる音は一流そのものである。幼児番組でもこうやって丁寧に作っていることを、視聴者は気がついているのだろうか。いやいや、バカ話で盛り上がりながら...とも付け加えておくが。

およそ30年前からtassiはこのレコーディングに関わっている。当時は確か「モノ」の一発録音だった記憶がある。つまりだれかが間違えれば全員でもう一回、という連帯責任録音である。そんなピリピリした現場の中にあって、堀井氏は冗談を言いながら今と同じように周りの雰囲気を和らげていた。本当は高度な気配りの人なのだ。

当時コントロールルームでは6ミリのオープンリールが回っていたことを思い出す。今やProToolsの時代で、ちょっとした直しは簡単に行われる。便利にはなったが昔の緊張感ある現場もちょっと懐かしい。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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2010年12月07日

前打音ナシ、ビブラート少なめ、以上

918b40c6.jpg11月29日

午後からVICTORにてレコーディング1曲。編曲は若草恵氏。tassiはポルトガルギターで参加。

リズム隊にストリングの皆さんという同録のレコーディングである。本日はいつになく弾くところが少ない。イントロとエンディングそれに曲中がチョロリといったところか。ニュアンスはお任せになっているが、打ち込みや他のパートとのユニゾンなので、そうそうエロいことは出来ない。

節度ある態度でしかしちょっとだけ色気を出して弾いてみた。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm


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2010年12月06日

ラウドは丸くありませんよ

e68afb41.jpg11月28日

夕方からSOUND CITYにてレコーディング3曲。音楽は三宅一徳氏。tassiはウクレレ、マンドリンで参加。

当初ラウドも持ってくるようにと伝えられていたが、譜面にはラウドとは書かれていない。何かの間違いかな、それとも追加が出たのだろうか。いつも多くの楽器を運び入れても、全て使う事もないからそれほど気にもとめなかった。結局使わなかったが。

レコーディング終了後ラウドの件を訊いてみると「ラウンド・マンドリン」のことだったらしい。なるほど、ラウドとラウンドは確かに紛らわしいね。tassiはマンドリンと言われたら、ラウンドとフラット両方持っていくから良かったものの、これがラウドとフラットマンドリンだけだったらエライことになっていたわけだ。

今度ラウドと言われたら注意しなければ。


OLYMPUS E-P2 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm

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