2009年01月

2009年01月28日

KIDS WORLD

79be43db.jpg1月26日

午前中にNHKにて幼児番組の劇伴録音。音楽は斎藤ネコ氏。tassiはアコギで参加。

すべて生楽器のわりと大きい編成なので、tassiはピアノブースにてセッティング。和気藹々とした雰囲気で順調に録音は進む。いつものように5食にて昼食を取り帰宅。

そろそろiLife '09が発送されそうなので、今か今かと心待ち状態。


RICOH Caplio GX 100

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2009年01月24日

冬の野外は大嫌い

6debcc71.jpg1月23日

昼からAVACOにてアニメの劇伴録音。音楽は和田薫氏tassiは民族楽器でダビング作業。

ギリシャあたり物語のが舞台になっていることらしく、今回はBOUZOUKIを中心とした裏丸系の楽器を多用する。ギターの登場は一度もなかった。

先日のオバマ大統領の就任式典で、ヨーヨー・マさんたちが演奏したものは、実は事前録音だったことが話題になっているようだ。tassiはあの寒空でよく演奏出来るなと感心していたのだ。というか、寒さで指がかじかまないだろうか、チューニングは狂わないだろうか...などなど同業者として心配していた、と言った方がイイだろう。

思い起こせば数年前、tassiも同じような状況で弾いたことがある。それは正月元旦の朝に富士山をバックにしての生演奏というものだった。富士山の見える静岡県や山梨県の離れた場所で、3組のアーティストがそれぞれ多元生中継を行い、そして最後の曲はその3組がお互いにセッションするという内容である。

たしか二胡、津軽三味線、ピアノという3組のアーティストだったと記憶している。tassiは二胡奏者のサポートで、富士山をバックに河口湖畔でガットギターを弾くこととなった。本番は朝8時頃なのでリハーサルは早朝5時からだ。まだ周りは薄暗く寒い。当然気温は零下である。

コートを着ていても、そこにじっとしているのが辛いくらいの寒さである。ましてや衣装に着替えそこで楽器を弾くなんていう行為は、どう考えても尋常じゃない。チューニングは狂いまくり、指は思うように動かず、相当なプレッシャーだった。

大型のミトンというか鍋つかみの中に使い捨てカイロを入れ、指を温めながらの演奏だったが、我ながらよくやったと思っている。しかし富士山付近の天候は悪く、雲がかかって山頂は全く見えない。おまけに雪まで降ってくる有様だ。

その後自宅に戻り、録画してあった番組を見てみると、演奏しているシーンはほとんど無く、事前に撮影してあったと思われる富士山の美しい風景ばかりが放送されていた。いったい何のための生演奏だったのだろう。仮に晴れていたとしても、寒さによるトラブルでボロボロの演奏だったら、おめでたい元旦の朝が台無しになることは間違いない。事前録音のあてぶり(口パク)で十分な仕事だったと感じた。

たかだか正月の特番と就任式典を比べること自体ナンセンスだが、世界中が見ているあのワシントンで間違いがあってはならない状況の中、事前録音を流したことは決して責められることではないと思う。


RICOH Caplio GX 100



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2009年01月20日

心臓破りの階段

c6b05744.jpg1月17日

昼からSOUND INNにてレコーディング1曲。編曲は馬飼野康二氏。

Bstは階段を登ると2階のブースにたどり着く。ソファがあったりで居住性はすばらしいのだが、何台もギターを持っての移動は正直言ってつらい。tassiのように身の回り品が多いミュージシャンは、1回では運び込めずに上下に何往復もする羽目になってしまう。

今年の抱負は「健康管理」と決めていたので、普段の運動不足をここで解消すべく、本日は自分で選択して階上の人となった。

ミュージシャンもつらいが、マイクをセッティングするエンジニアもきっと大変だろう。横着なエンジニアはきっとアシスタントを寄越すんだろうな。そう思っていると、エンジニアの内沼氏は老体に鞭打って(?)ちゃんとセッティングにきてくれた。さすが一流の人は違うなあ....


RICOH Caplio GX 100

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2009年01月19日

F#7あります

1e7a53af.jpg1月16日

午後、SONIC GARDENにてカラオケのレコーディング。音楽は飛澤宏元氏。tassiはオートハープでダビング作業。

ついにこの日がやってきた....なんと待ちわびたことか。

このブログを始めた最初の独り言が「オートハープ」のバー制作だった。詳細は過去を発掘すれば、ああそうでしたか、と納得していただけるのであえて詳細は書かないが、つまり楽器に元々ついていないコードバーを作ってみよう、ということである。

さて本日は、オートハープを使ったフォークのあの名曲「遠い世界に」のカラオケである。いくら打ち込み技術や音源が進化しても、オートハープについてはまず無理だとtassiは考える。

確かにジャラーンっとコードを弾くだけなら、きっとそういったサンプルはあるだろうが、メロディーを入れながらのコードワークは、そう簡単には再現できそうもない。まっ、そんな理由で呼ばれたんだろうけど。

オリジナルキーはD。オートハープで演奏する場合、まず普通のキーだから、コードバーが足りないなんてことはないはずだ。ところがどっこい、F#7というのはどこを探してもナイ。7thを省略したとしてもナイものは無いのだ。キーがCだったらEってことで問題なかったんだろうけど。

将来そんなことにも遭遇するだろうと思って、かなりの数を作ったのが2年半前だった。しかしそれから一度も日の目を見ることなく、オートハープは楽器庫の奥にヒッソリとおとなしくしていた。

晴れの舞台で「遠い世界に」というのは、tassiの年代にとっては懐かしく、そして誉れあるチャンスであることは言うまでもない。

まずスタジオでオリジナルを聞いて細かいニュアンスをチェックすることになった。イントロはオートハープのメロディー(withコード)なのだが、コードが変に濁っている部分がある。よくよく聞いてみると、例のF#7のところではないか。ギターはキチンとF#7を弾いているのに、オートハープだけA7のコードになっている、というのが分析結果だ。一瞬F#7(#9)に聞こえるが、ちょっと違和感があるなあ。

きっとF#7のコードバーがなかったんで、A7で代用したんだね。オリジナルは1960年代後期だから、結構おおらかな時代だったんだろうと想像する。

さて、カラオケ制作はオリジナルに忠実にやらないとマズイ。しかし自作のF#7をひっさげてスタジオ入りしたtassiは、事の真相を説明してどうしましょうかとプロデューサーに相談する。その結果、音楽的に違和感ない方向で、ということになり件の部分には堂々とF#7を使わせてもらった。

歌中もなるべくオリジナルに近い感じを再現する。ただジャラーンとやるだけなのだが、微妙なニュアンスをコピーしつつ作業は進む。歌中のF#7のところは全く弾いていないことがわかる。やっぱりなかったんだね。


RICOH Caplio GX 100



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2009年01月11日

垂直移動

d6591b93.jpg1月8日

午後から新富町のONKIOにてレコーディング1曲。編曲は野見祐二氏。tassiはアコギでアルペジオ。

ピアノ、ストリングスという編成に混じってのセッションなので、しっかりと低音部を弾かないと土台として成立しない。そんなワケで2カポに設定する。夢弦堂、Merrillといろいろ試したが、やはりいつものGIBSON SJが全体のサウンドにしっくりきた。

2時間ほどのインターバルを置き、エレベーターで3階に下りてCM録音。音楽は蒲地愛氏。tassiはアコギ、マンドリンでダビング。

普通に弾けばそれほど難しくないフレーズだったが、プリングオフとスラーを併用したためちょっとぎこちなくなる。どんな場面にも対応できないとダメだなぁ、と新年早々反省のセッションだった。


RICOH Caplio GX 100

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2009年01月10日

平行移動

05cc60f8.jpg1月7日

午後からSOUND INNにてレコーディング1曲。音楽は志方あきこ氏。tassiはアコギ、ブズーキ、マンドリンでダビング作業。

志方さんの世界観はなかなか独特で、かなり脳を柔らかくしていないと対応が難しい。最初にお会いしたときはちょっと面食らったが、最近では大分余裕を持ってスタジオに入ることができるようになった。

志方さんは民族楽器の知識も豊富だし、某超高級マイクやリュートまで所有しているところなど、なかなかマニアックで奥が深い方だなあと認識している。

その後隣のスタジオに移動し、レコーディング1曲。編曲は服部隆之氏。大編成の去った後、tassiはガットで16小節ほどのバッキングをダビングする。

いつもギター1本ということはほとんどないのだが、今回はガット1本だけで潔く(?)30分ほどで無事終了。

なんだか取材陣が大勢詰めかけていたのはコレか.....
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090109-00000230-bark-musi


RICOH Caplio GX 100



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2009年01月09日

1月21日スタート

14ace77e.jpg1月5日

本年の仕事始めは、夕方からONKIOにて今月から始まるテレビドラマの劇伴録音。音楽は菅野祐悟氏。tassiはアコギ、ガット、ブズーキで参加。

年が明けてからまだ街は起きぬけといった感じで、道路はとても空いていていつもの半分くらいの時間でスタジオに到着する。新年を迎えたばかりのスタジオはちょっと肌寒い。

4曲ほど一人二役のギターバージョンを録る。最後にブズーキでメロディーを重ね、2時間ほどで無事終了だ。


RICOH Caplio GX 100

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