2007年07月

2007年07月29日

1曲にアコギ3本

04d2ad22.jpg7月28日

夜サウンドインAstにて劇伴録音。音楽は佐藤直紀氏。本日はこの夏2回に分けて放送されるドラマの劇伴である。原爆を扱った名作漫画の、初のテレビドラマ化ということで、きっとあちこちで話題になっていることだろう。

佐藤氏の譜面は時として難しいことがあるので、tassiは早めにスタジオに着き譜面に眼を通す。ストリングスの皆さんが終わった後の、一人ダビングということらしい。既に録音されているオケにガットやアコギをダビングしていく。最後にギターだけのバージョンを1曲録る。

ギターを数回重ねるので、本日はGIBSON SJ、MERRILL OM28、夢弦堂スペシャルの3本を使い分けて弾き分ける。それぞれのキャラクターが適材適所にバランス良く配置され、満足できるサウンドとなった。エンジニアの岡部氏がセッティングしたNeumann U67とMillennia HV-3D、という機材の組み合わせもそれに一役買っていることは、言うまでもない。


RICOH Caplio GX 100

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2007年07月28日

消音

045303e4.jpg7月27日

午前中から西麻布のOnAir麻布Cstにてレコーディング2曲。音楽は蒲池愛氏。本日はYuccaさんのレコーディングで、tassiはアコギ、マンドリン、アイリッシュブズーキで参加。

エンジニアのnagie氏の場合、いつもはあまり登場しないU67だったが(確かなことは言えないが....)、イイ感じのサウンドでオフマイクのAKG414もgood。簡単に見えるアルペジオでもシッカリ消音しないとタイヘンなことになる。基本的なことをキチッとやるのは、やはり難しいものだと感じた一日であった。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO

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2007年07月27日

無事収録終了

88f3007f.jpg7月26日

午後から「題名のない音楽会21」本番のために、世田谷にある昭和女子大の人見記念講堂まで行く。1回に2週分収録なのでけっこう長丁場だ。リハーサルでは諸々あった部分も、本番では無事に上手くいき、めでたしメデタシといったところか。tassiはアコギとブズーキで参加。



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放送日
2007年9月2日(日) 午前9時 テレビ朝日系列(地上波)
2007年9月8日(土) 午後6時30分 (BS)
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RICOH Caplio GX 100

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2007年07月26日

題名のない音楽会21

5cc25a4e.jpg7月25日

午後から世田谷の、とある女子大の講堂で「題名のない音楽会21」のリハーサル。編曲は三宅一徳氏。tassiは2曲ほど参加だ。

いつものスタジオワークとは違い、オーケストラと一緒のお仕事なのでナニかと緊張する。それでもコンダクターが(あちらの世界ではマエストロって言うんでしょうか?)解りやすく棒を振ってくれるのでとても助かる。昨年末はエライタイヘンだったからね....。それでもオーケストラと合わせるのはけっこうタイヘン。普段使わない神経を使いつつも時間的にはサクサクと終わり、初めて行く五本木のスタジオへと移動。ここではライヴのエンディング音源録音ということで、アコギ、マンドリン、チャランゴをダビングする。音楽は谷田部正氏。

久しぶりにまともな再生装置でCDを聴きたくなる。いつもは車中でiPodばかり聴いているので、改めてその音質に酔いしれる。タマにはいいなあAOR。と別な意味で酔いしれる、いや酔っぱらう。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2007年07月24日

南米もいいなあ

9a797b70.jpg7月23日

午後からタワーサイドにてレコーディング1曲。アレンジは若草恵氏。本日のレコーディングは「GIFT」という男性デュオで、ピアノの松田氏と二人だけの、伴奏側もデュオという状態だ。

ピアノの土台にtassiのアコギが絡みまくるという、ちょっとライヴっぽい音造りのスタイル。コード弾きがほとんどないというのもけっこうタイヘンである。ハーモニクスのダビングやブズーキの間奏などを済ませ、東京タワーの横を後にした。

ここのところNHKで何度も再放送されているNHKスペシャル「失われた文明 インカ マヤ」のサントラが出来たようだ。tassiは主にチャランゴ、ロンロコで参加している。音楽は羽毛田丈史氏だ。ヨーロッパもいいけど、南米も心惹かれるなあ。


EPSON GT-X900


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2007年07月23日

Waverlyのペグ

4739a030.jpg7月21日

朝早く新富町のオンキョーハウスAstにてCM録音。音楽は平岩嘉信氏。本日は住宅メーカーのCM。色々なバージョンのある中、tassiはガットギターで、同じくギターの伊丹雅博氏と二人だけで、愛のデュエット。ストリングスの皆さんが去った後、広いフロアに二人顔を見合わせてのセッションである。クリックなし、差し替えなしでいきなりの本番。全てナイナイずくしだったが、緊張感だけはあった。たまにはこういうのもイイなあ。エンジニアの渋谷氏の録り音も素晴らしく、こういうモニター状況だったらナンでもOKなのだ。

午後から六本木、今は寂れてしまった昔のテレ朝通りにあるMAGNETスタジオにてダビング1曲。編曲は樫原伸彦氏。tassiはマンドリンで呼ばれたのでなんだろうと思ったが、ちょっと演歌系の歌謡曲だった。こういうときは迷わずラウンド・マンドリンでしょう。ちょっと芸風を広げるつもりで、75パーセントほど成り切ってトレモロ三昧。30分ほどで無事終了。

以前から気になっていたMerrillのペグの遊び。Waverlyのペグなので問題ないはずなのだが、どうも遊びが多すぎる。単品で購入したWaverlyは全く問題ないのだが、最初からギターについているペグは、もしかして別ロットで値段も違うのだろうか、と妙に勘ぐってしまう。トルク調整のネジを締めて様子を見てみよう。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO


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2007年07月22日

夢弦堂、無事退院

83240af1.jpg7月20日

午後から麹町のサウンドインAstにて劇伴録音。音楽は渡辺俊幸氏。TBS系列で昼過ぎに放送している「ドラマ30」の録音であった。tassiはアコギとガットで参加。

劇伴録音だが最近では録り方が多種多様で大別すると二つに分かれる。広いスタジオにミュージシャンを一堂に集めて、一発で録音という従来通りの方法。小さいスタジオに時間差で個人面談方式という、最近よく見られるやり方。本日は前者なので気を引き締めてかからないとマズイ。いつもよりかなり早めにスタジオに着き、黒い譜面をまずチェックする。

早いペースでの録音が進むが、1時間ほど押して無事終了。その後調整のためにドック入りとなっていた「夢弦堂スペシャル」を、練馬の西貝さんの工房まで取りに行く。ナットやサドルの微調整を済ませ、帰宅したときは21時を回っていた。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 50mm MACRO


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2007年07月21日

チターで指痛い

6eb5e2a1.jpg7月19日

朝早く新富町のオンキョーハウスにてCM録音。音楽は松谷卓氏。本日は京都に行きたくなっちゃうような、そんなCMだった。前半部分はチターをイメージしているとのことだったが、まだまだ人前で弾けるほどの腕前に達していないので、カバキーニョにてサウンドの骨格を作る。そして味付け程度にチターをダビングすることとした。

味付け程度のレベルバランスで聴いても、もこの楽器の存在感は大きく、民族楽器の持つインパクトに今更ながら驚かされる。ほんの数小節だったが、いつも使わない指先や筋肉が痛むのを感じる。きっとチターの専門家にはなれないだろう。

その後夕方から西麻布の制作会社にてやはりCM録音。音楽は藤田曜子氏。12日の続きということで、ポルトガル・ギター、ヴィオラ・ブラゲッサ、バンドリンなどを持ち込むが、色々と試した結果ガットとアコギの組み合わせに落ち着きそうだった。CM業界も色々な楽器の音色で、特色を出そうとしている苦労があるようだ。


RICOH Caplio GX 100


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2007年07月20日

真夜中の衝動

9ef3bf2d.jpg7月17日

夕方から自由が丘のリハスタ「NOA」でリハーサル。8月から数カ所の野外ライヴを頼まれた。tassiのアコギ1本だけのサポートである。アーチストは唄だけなので、tassiがコケたら様にならず責任重大だ。最大5曲ということなので負担はそれほど多くないが、何しろ前述したとおりの条件と、真夏の昼間の野外ということで、温度や湿度によるチューニングの狂いや楽器のコンディションがシンパイである。

多数のアーティストが出演する地方でのイベントでは、全て手持ちなのでフルセットの機材を持ち込むことは出来ない。ある程度の割り切りが必要。ということで「ZOOM A2.1u」を再度登場させることになりそうだ。

この値段(19,950円)だからあまり文句は言えないが、このサイズでもっと基本の「音」にこだわったエフェクターが出てくればなあと切望する。もちろん値段は高くてもかまわない。本当に良ければ20万円と言われても納得できるのだが。

夜中に何かをやりたくなる悪い癖がある。以前は大工仕事だった。真夜中にノコギリを挽いたり、壁に額を止める釘を打ち付けたり、などなど....。とにかく思い立ったときにすぐやりたいのだ。隣室の人が文句を言ってこないかと、冷や冷やしながらの作業だった。さすがに今はそんなことは出来ない。しかし、胸から泉のように、いやいや体の奥深くからマグマのようにわき上がる、このキモチを押さえるのはタイヘンである。最近では大工仕事の代わりに真夜中の撮影と称して、三脚を立て家にあるあらゆる物を撮ったりしている。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2007年07月19日

赤レンガ倉庫

116a5e92.jpg7月15日

連休だからというワケではないが、夕方横浜の赤レンガ倉庫まで行く。それまでパラついていた雨が止み、一瞬だが西の雲間から太陽が顔を出した。振り返ると豪華客船飛鳥が入港するところであった。なかなかドラマチックな風景で、こんな事ならもう少しまともなカメラを持ってくればヨカッタと後悔。


CANON IXY DIGITAL 900 IS

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2007年07月18日

瞳スーパーデラックス

0f98d342.jpg7月14日

午後かSOUND CITY Bstにて劇伴録音。音楽は糸川玲子氏。「瞳スーパーデラックス」というドラマが、昨年24時間テレビで放送された。今回の劇伴はそのドラマが新たにDVD化されるにあたり、新たに録音されるというものだ。tassiはアコギとガットで参加。

糸川さんの劇伴といえば以前「火曜サスペンス」でご一緒したことを思い出す。「火サス」となれば2ch同録、となればキンチョ〜状態となる。なのでちょっと早めにスタジオに着くが、よく考えたら「火サス」は既に放送終了なので、シンパイは杞憂に終わった。

エンジニアは伊豫部富治氏。「今日はマイクは...?」と聞かれたのだが、楽器だけで手一杯だったため、スタジオのU87で録っていただいた。いつもとポジションが違うことのに気がついたが、とりあえず譜面に集中して無事終了。


CANON IXY DIGITAL 900 IS

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2007年07月16日

AW2816とGT-5

1ee95341.jpg7月12日

朝一番から西麻布の制作会社でCM録音。音楽は藤田曜子氏。石油会社のCMでtassiはバンジョーとアイリッシュブ・ズーキで参加だ。2タイプそしてダビング作業などを数トラック録音し、しかし予定を1時間ほどオーバーし、30分遅刻でサウンドシティAstへと駆けつける。サウンドシティでは「さだまさし」さんのレコーディングだった。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはアコギで参加だ。

昨日のライヴメンバーであるドラムの島村氏とE.ギターの松原氏と一緒であった。2テイクほどでOKをいただくが、咳き込んでしまい部分修正の羽目になる。すでに風邪は治ったはずなのだが.....困ったものだ。

tassiはアコギの他にも色々な楽器を演奏する。レコーディングであれば何も問題ない。また、ライヴでもマイク1本であれば何も問題はない。問題となるのは、ピックアップを通して出力する場合だ。2〜3本であればPA回線の問題もそれほど深刻なることはないが、5〜6本となるとそうはいかない。回線数が足りないので、ミュージシャン側でステレオ、あるいはモノにまとめなければならないからだ。そこで登場するのがラインミキサーである。

20年ほど前は、8chほどのアナログ・ライン・ミキサーを用意し、そこにリバーブなどのエフェクターを2系統接続していた。個々のボリューム・バランスは楽器側、あるいはミキサーのつまみの位置をマーキングすることで1曲ごとに対応していた。エフェクトのチェンジも手作業で行っていた。ライヴというのはレコーディングと違って、一曲一曲を丹念に仕上げていく作業ではない。曲繋ぎやメドレーなどもあるし、譜めくりと同時に機材のスイッチング切り替えなども、段取り良くスムーズに行わなければ、コンサート全体の流れを阻害してしまう。一人だけモタモタしていてはならないのだ。だから当時はかなり煩雑な作業であったと記憶している。

指弾きのアルペジオとピック弾きのストロークの音量差、あるいはソロの時の音量や音質など、もちろん弾くタッチでコントロールするというテクニックが基本であるが、ある程度以上は無理があるだろう。レコーディングであればチャンネルフェーダーを上げ下げすれば済むことだが、ライヴで自分のためにそこまでPAスタッフに要求するのは酷である。ならば自分でやろう、というのが発想の原点である。

楽器にトーン・コントロールはおろかボリュームすらつけていないtassiはそこをどうクリアするのか。その答えが「デジタルミキサー」にあった。デジタルミキサーであれば、フェーダーの位置やEQエフクトなどを「シーン」としてメモリーすることが出来る。この機能だけであれば、最近のデジタル・エフェクターでも十分可能だ。また楽器の数が少なければ、この小さくて多機能な便利グッズで全く問題はない。しかし重要な問題が二つほどある。

1. 楽器数が多い場合のチャンネル確保
2. エフェクトを含めて根本的な音質のクオリティーの追求

この二点をクリアするのにtassiはデジタルミキサーを選択したわけだ。いちいちシールドを抜き差しする煩雑さを考えると、各チャンネルにそれぞれの楽器をあらかじめ繋いでおく方が、瞬時の持ち替えの時の事故が少ないと言える。使わない楽器はあらかじめフェーダーをミュートしておくことはもちろんのことだ。また、EQやリバーブなどのエフェクトも、小型のエフェクターに比べれば、かなり高品位である。ましてプラグインカードで供給されるエフェクトは、確かに高価ではあるがレコーディング・レベルで使用できる品質で、ライヴにはオーバー・クオーリティーかもしれない。しかしナマ楽器故の微妙なニュアンスは、安価なデジタル機器では表現できないのでは、というのがtassiの持論である。

さて様々なシーンメモリーを事前に登録していても、それをどう呼び出すかが問題となる。ギタリストは両手がふさがっているので、いちいちミキサーに向かって、シーンメモリーを呼び出すワケにはいかないからだ。そこで登場するのがフットスイッチだ。デジタルミキサーにはフットスイッチなるモノは付属していない。そこで登場させるのがBOSS GT-5のようなエフェクターである。tassiはこのエフェクターを、単純にフットスイッチとして(だけ)使っている。MIDI経由でデジタル・ミキサーと接続し、プログラムチェンジでシーンを切り替えているのだ。こうすることによって両手が塞がっていようと、譜面をめくっていながらも、全てコントロール可能なのである。GT-5にはコントロール・ペダルがついている。これをデジタルミキサーのマスター・フェーダーにアサインさせてあるので、ペダルを戻せばフェーダーもその動きにつれてスッと下がる。チューニングメーターをAUXのどこからか繋いでおけば、外に音を出さずにチューニングも全く問題ナシ。これがライヴにおけるtassi流のAW2816活用方法である。もちろん、現在ならO1V96のようなもっと高品質のミキサーがあるが、当時はY56Kというプラグインカードが使えるコンパクトな機器が、このAW2816しかなかったのである。

BOSS GT-5だが今となってはかなり古いモデルなので、その音質に関してはあえて文句をつけるつもりはない。しかしライヴであればナントカ使えるであろうと思う。もし何らかの事故でAW2816がトラブっても、事前にプログラムしておいたGT-5を使うことで、その危機をかろうじて回避できるだろうというのが、単なるMIDIコントローラーを使わないという理由でもあるのだ。

以上で述べたシステムを使う場合、リハーサルの時が一番大変である。曲ごとのボリュームなどのセッティングをしながらのリハーサルなので、曲だけに集中することが出来ない。しかしいったんプログラムしてしまえば、あとは楽だ。本番はペダルを順番に踏んでいくだけでOK。かなり余裕で曲に集中できるわけだ。ただし、ペダルを踏み間違えると一切音が出なくなるから、そこだけが注意点である。

もっと効果的な使い方があれば教えて欲しいなあ。


RICOH Caplio GX 100


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2007年07月12日

ここでもAW2816が活躍

1dd0768b.jpg7月11日

本日は六本木スイートベイジルでのライヴ本番だ。こういった大編成のライヴの場合、アコギと言えどもマイクで音を拾うわけにはいかない。どうしてもピックアップでのライン出力となる。本数が少なければMillennia TD-1だけで臨むところだが、今回は曲つなぎやブズーキの使用などを考えると、やはりYAMAHA AW2816を登場させないわけにはいかない。

このAW2816、元々はハードディスク・レコーダーなのだが、tassiはライヴ用のミキサーとして使っている。今だったら同じくヤマハの「O1V 96」などを使うはずだが、当時は色々な理由でAWを選択したのだ。tassiのアコギや民族楽器には、ピックアップはつけているが、ボリュームやトーンコントロールはつけていない。やろうとすれば出来ないことはないが、やはりボディーに穴を開けたくはない。また、ちゃちなセコいボリュームだとそこで音質が劣化するから、出来るだけストレートに出力したいという理由でもあるのだ。

かなり昔はそれぞれの楽器にボリュームペダルをかませていたのだが、接点数の多さやボリュームのガリといった電気的トラブル、足下の煩雑さ....などなどの理由で、 tassiは15年ほど前にそのスタイルを廃止した。それが廃止できたのはデジタル・ミキサーが登場したからである。当時はDMP9というラックマウントタイプを使っていてかなり重宝した。けっこうな値段がしたが、デジ卓の出始めだったせいか、音質的には今一歩といったところだった。それから数年後、ライヴ仕事をほとんどやらなくなり、このDMPは売ってしまった。

どうやってAW2816をコントロールするのかというハナシは、次回に続く。ナマの弦楽器の人にはきっと参考になると思うよ。

本日のライヴは、まあちょっとしたハプニングはいくつかあったが、おおむね大成功だったようだ。編曲の妙というものをお客さんも楽しんでもらえたのではないかと思う。本番前にはステージ後ろの巨大スクリーンに、本日主役の編曲家(川口真氏、萩田光雄氏、若草恵氏)の作品が、ド〜ンとリストアップされ映し出されていた。よく見ていると、ああコレ知ってる、えっこんな曲もそうだったかと、スバラシイ作品群にただただ溜息が出るばかり。打ち上げ後の二次会の席では、松原さんのブズーキ秘話など、感動的なエピソードに一人で盛り上がり、宴会は夜遅くまで続いたのであった。


RICOH Caplio GX 100


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2007年07月11日

ああ酸欠

e88c7afd.jpg7月9日

本日はライヴのリハーサル。新宿にある「MSICAL DOG STUDIO」で所狭しと、多数のミュージシャンが一堂に会してのリハーサルだ。えっ、この場所にこんなに人が入ってダイジョウブですか? というくらいの人数で、もはや酸欠状態。歌手の方たちも息絶え絶えに歌っております。

まあ色々と不手際がありながら、音を出せば一流のミュージシャンたちばかりで、一発で決めてくれます。今日はそんなリハーサル風景を一枚。明後日の本番よりも、悪条件の中のリハーサルの方がむしろ感動的かもしれません。

日本作編曲家協会
http://www.jcaa1970.com/


RICOH Caplio GX 100 DW-6


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2007年07月10日

二胡 曹雪晶

11b285b3.jpg7月8日

午後から代々木のWONDER STATIONでレコーディング3曲。編曲は久米大作氏。本日は二胡の曹 雪晶氏のレコーディングだった。tassiはアコギ、ガット、12弦、アイリッシュブズーキで参加だ。

tassiは過去に色々な二胡奏者と演奏してきたが、曹氏の音色は暖かく全ての人を受け入れてくれる、フトコロの深さがある。今回は以前リリースされたアルバムに加えてのベスト盤録音ということであった。


RICOH Caplio GX 100


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2007年07月07日

NHKスペシャル

347fc0b3.jpg7月6日

夕方から渋谷NHK509stでNHKスペシャルの音楽録音。音楽は梶浦由記氏。8月から3回放送される紀行ものらしい。tassiはアコギ、ガット、アイリッシュブズーキで参加だ。

前回の引っ越しの時に、42インチのプラズマ・ディスプレイを導入した。この10年に4回ものの引っ越しだから、かなりの引っ越し貧乏だ。その貧乏ついでに、どん底まで落ちてしまえとばかりに買ってしまったわけだ。それを機会にハイビジョンが見られるようになった。いつもはテレビなど見ないtassiも、この画質のすばらしさにビックリで、休みの日は朝からハイビジョン放送を選んで、一日中見ていた記憶がある。

ハイビジョンの醍醐味は音質と画質だが、あまりでかい音では近所迷惑になるので、やっぱり画を楽しむというキモチの方が大きい。特に臨場感溢れる大自然の風景は、ハイビジョンならではである。その結果、見るのはほとんどNHKということになってしまった。だから受信料をキチンと払い、堂々と胸を張って見ているのである。NHKでは8月に世界の里山(中国、ポーランド、フィンランド)を3回にわたって特集するらしい。ハイビジョンでゼヒ見たいものだ。

NHKスペシャルといえば、現在「失われた文明 インカ マヤ」が放送中だが、コレも実は昨年だが音楽録音に参加した。

NHK 失われた文明 インカ マヤ
http://www.nhk.or.jp/inca-maya-aztec/

前回のレポート
http://tassi.livedoor.biz/archives/2006-10.html#20061003


RICOH Caplio GX 100


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2007年07月06日

必要最小限

0ed9db28.jpg7月5日

夜サウンドシティBstにてさだまさしさんのレコーディング1曲。編曲は渡辺俊幸氏。tassiはガットギターで参加。

さださんのレコーディングはたいていAstなのだが、この日はBstということで小編成なのだなと想像していたら、やっぱり倉田さんのピアノと二人だけだった。ところが色々と機材関係の問題があり(ゴニョゴニョ....)Astに移動後、3時間後に仕切り直しで再開。2テイクほどでOKをいただく。コード譜だけのアルペジオだったが、この後ストリングスが入る予定なので、あまり余計なことは出来ない。このアタリの見極めがナカナカ難しいところだ。


RICOH Caplio GX 100


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2007年07月02日

時代劇なのにチャランゴ

7d87bdfc.jpg6月30日

午後から市ヶ谷のサウンドバレイにて劇伴録音。音楽は栗山和樹氏。tassiはアコギ、ガット、マンドリン、サズ、チャランゴで参加だ。もう最後だと思っていた7月からのドラマ劇伴録音、実はまだあったのだ。

本日はテレビ朝日系列で7月17日から放送の「素浪人 月影兵庫」だった。いやあ懐かしいなあ!tassiが子供の頃によく見た時代劇だ。主人公は近衛十四郎扮する月影兵庫と、名脇役の品川隆二扮する焼津の半次だ。7月からの主役は、近衛十四郎の実の息子である、松方弘樹だ。今回はもちろんだが、昔のビデオでも借りてきて見たいものだ。

さて、13時から始まった劇伴録音は、けっこう速いピッチで進められ、ほとんど考える間もなく譜面をとっととこなし、それでも作業はナントカ18時には終了。その後はストリングスの皆さんの時間である。片付けるのも大急ぎで、ああ今日もよく弾きました。


OLYMPUS E-1 Carl Zeiss Distagon 28mm

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