2007年06月

2007年06月29日

NEUMANN M582とU67

c1a9baef.jpg6月28日

夕方からOnAir麻布Astにてレコーディング1曲。本日は毎夏恒例の24時間番組関連の録音だった。当然歌手はあの「サライ」のお二人。番組取材のカメラが大勢いる中で、作業は比較的スムーズに進み、tassiはアコギと12弦をダビングし、3時間ほどで無罪放免だ。今回はNEUMANN M582を持参し、U67の横に立ててもらった。

このマイク、もちろん曲調にもよるのだろうが、エンジニアによって評価はだいたい二分される。本日はリズム隊の中でのストロークプレイだったので、このマイクの持つ特徴がかなり生かされた形となった。エンジニアの三浦瑞生氏の印象も、ヨイということだったので、ちょっと安心だ。逆にメロ弾き12弦のダビングは、U67を選択して正解。時間に余裕があるときは色々試せるのでアリガタイことだ。


RICOH Caplio GX 100

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2007年06月28日

コンピューター譜面で目を酷使

f5187766.jpg6月26日

午後からOnAir麻布AstにてNHKの劇伴録音。音楽は何年かぶりにお会いする溝口肇氏。本日は打ち込みナシ、全ナマということでtassi はアコギ、12弦で参加だ。いつもは絶対に拒否するAKG C-451、本日はそれも2本も立てられてしまい、いったいどうなるかと思ったが、ナカナカいい音で録れていた。きっとエンジニアの腕(マイクポジションの選択)が、秀逸だったのだと納得。ちょっと1本、いやステレオペアで手に入れてみようかと思ったぐらいだ。

だいぶ時間が空いて夜、早稲田のアバコまでやはり劇伴録音。この7月TBSで放送予定の金曜ドラマ「山田太郎ものがたり」の録音だった。音楽は平沢敬士氏。われわれの世代で「山田太郎」というと、朝刊太郎かドカベンの登場人物ということになるが、今回の山田太郎はそうではなく、少女コミック誌「月刊Asuka」に連載されたヒットコミックの主人公である。

マンドリンでメロディー、ブズーキでバッキング。最後にギター・デュオ・バージョンを録るというので、GIBSON SJでバッキング、MERRILL OM28でメロディーを重ねた。7月スタートの劇伴録音は、きっと本日が最後だろう。今日もけっこう眼が疲れた。こういう時は家の白熱灯の柔らかな光が恋しい。


OLYMPUS E-1 Carl Zeiss Distagon 28mm


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2007年06月27日

Ragに興奮

cba6c1a9.jpg6月25日

午後からサウンドインAstにて劇伴録音。7月からフジテレビ系で放送予定の「ファーストキス」で、音楽は本間勇輔氏。本日はツインギターということで、伊丹雅博氏と一緒だ。いつもはスペースに余裕のあるAstだが、今回は編成がかなり多く、酸欠になるくらいの人数が詰め込まれ、エアコンの効きもいまいち。

オーケストラによる大編成曲がほとんどだったが、最後に録った曲だけはリズム隊のみ。スタイルとしては「Rag」で、美野春樹氏のピアノ、淵野繁雄氏のサックス、そして伊丹氏とそれぞれのすばらしいソロが聴きものだ。tssiはアコギでスリーフィンガー、そしてデキシー風バンジョーを重ねる。写真はロビーでくつろぐ伊丹氏。

伊丹雅博
http://homepage.mac.com/itamin/Menu18.html

淵野繁雄
http://home.att.ne.jp/apple/moh/

美野春樹
http://www.akiyama-music.co.jp/artist/mino.htm


RICOH Caplio GX 100


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2007年06月24日

朝焼け

450fd889.jpg6月23日

一年で一番昼の時間が長い夏至は、残念ながら雨だった。仕方なく遅くまで起きていると、なんだか外は夜が明けてきそうな気配。ではそろそろっ、と寝る支度をしたが、ちょっと気になってベランダに出てみると、何と朝焼けがスバラシイ。こんなことが分かっていれば、早めに外に出て良いポイントを探したのに。

仕方なく家の周りから画になりそうなところを撮る。起床後SILKYPIXで現像だ。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 11-22mm

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2007年06月23日

CS3とSILKYPIX

521ff054.jpg6月21日

午後から南青山の制作会社にてお茶のCM録音。音楽は中川俊郎氏。前日に資料が送られてきていて、見てみると確かに全て16分アルペジオの書き譜である。ナカナカ手強そうだったが、夜も明けてきたのでツルッとさらって就寝だ。

普段ナカナカ押さえない運指だったが、それはそれで音楽的なおもしろさもあり、正面勝負。数回のトライでナントカ及第点。ちょっと修正でOKをいただく。

7月22日発売になる「Adobe CS3」のアップグレード版が、アドビストアから前日に届く。たった1日前でもウレシイものだ。CS2はまだPowerPCアプリなので、インテルマックだと起動も含めちょっとかったるい。その点CS3は晴れてユニバーサルということで、早い早い。ナンって言ったって起動が早くてキモチ良い。ついでにRAW現像ソフト「SILKYPIX」も手に入れる。いつもは「Adobe Lightroom」を使って現像しているが、「SILKYPIX」もちょっと楽しみである。


OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm


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2007年06月22日

眼も相当酷使してます

850fad2d.jpg6月20日

夜、青山のVICTOR301stにて劇伴録音。音楽は菅野祐悟氏。日テレ系で7/11スタートの「ホタルノヒカリ」の録音だった。本日は14曲もあり、結局終わったのは日付を過ぎて少し経った頃。ナカナカ弾きごたえのあった一日だった。

劇伴録音はだいたい3月、6月、9月、12月と忙しい。つまり、その翌月からオンエアになるからだ。だからこの時期はドラマの数だけ録音があるということだ。ここ数年は若手作曲家の台頭が激しく、それぞれの切り口で、新しいことに挑戦しているのがよく分かる。ミュージシャンは色々な作曲家と仕事できるのがおもしろい。

梅雨入りとはいうもののほとんど毎日快晴で、外に出ると太陽が眩しい。度付きのサングラスを作ろうと眼鏡屋へ。検眼してみると、前よりも少しだが悪くなっているようだ。まあ一時的なことだろうと眼鏡屋は言うのだが、それには心当たりがあり、そういえば昨日目を使いすぎて.....と白状した。ミュージシャンはけっこう目を酷使しているのだなあ。


RICOH Caplio GX 100


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2007年06月18日

7月からの劇伴ラッシュ

cad23dc1.jpg6月17日

本日は全盛期をかなり過ぎたピンクレディーほどのスケジュールで、朝から晩まであちこちと駆けずり回った。まあ、来る仕事は拒まずというスタンスだが、これが毎日続くと確実に体は壊れる。しかしそんな心配は無用、そんなことは今日だけの特別なことで、そう宝くじに当たったことといっしょだろう。税金を差し引かれ、ついでに運も使い果たした当選者の多くは、その後不幸な生涯をおくっていると聞くが、果たして明日からそんな日々が続くのかどうか、ちょっとシンパイである。Mandolin Bouzouki Kantele Ukleleなど多数登場させるために、車内はほぼ満員御礼状態で、積み降ろしのテクニックを磨くことができた。


RICOH Caplio GX 100


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2007年06月16日

運命の寄り道

a7fd13ce.jpg6月15日

午後からOnAir麻布Astにてレコーディング。某番組のエンディングテーマということで、谷村新司さんのレコーディングだった。

はい、ここまでは11日といっしょ。だが今回は民放ではなく、NHKの渋〜い番組とのこと。たしか仏像がどうたらこうたら.....。

70年代のフォーク風ということで、エンジニアの三浦氏は本日AKG C12ではなく、NEUMANN M269を立ててくれた。tassiとしても、こちらの方が好みだ。もう1本SCHOEPSを、えっこんな場所に立てちゃうんですか、という位置にサブマイクとして追加。ナカナカ立体感のあるサウンドで、なるほどねと感心。

もう一人のギタリスト古川昌義氏とのギターアンサンブルは、古川氏がガットでtassiがアコギという組み合わせだ。普段アコギの人と一緒になることが少ないので、こういう機会はナカナカ貴重である。古川氏はクラシックギター出身だけあって、演奏はもちろん音色もすばらしく、ただただ脱帽。

中目黒の薬膳カレー屋に寄り道し初挑戦。しかしあまりの甘さに倒れそうになり、かろうじてナントカ家までたどり着く。途中公園から見える夕焼けを写すが、シャッターチャンスは既に過ぎた後。現像でちょいと手を加えてみたものの、残念ながらというか、当然ながら30分前の景色にはならず、寄り道をさらに後悔。


RICOH Caplio GX 100


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2007年06月14日

多重録音と一発録り

5dbdbc44.jpg6月14日

朝早く西麻布の制作会社にてCM録音。本日はマンドリン系色々ということで、マンドリン、マンドラ、マンドセロを搬入。某消費者金融のCMだったが、音楽の内容はけっこうマニアックな、マンドリン・アンサンブルだった。音楽は横山克氏。一人モダンマンドリンカルテット状態で、かなりのトラック数を時間内にナントカ仕上げる。

なかなか面白いスタジオワークで、こんなこと実はプライベートでやってみたかったんだけど、仕事でシミュレートできてホントよかったなあと思う。まあ、色々なタイプがあるらしいので、このテイクが果たしてオンエアになるかどうかは保証外だけど。

午後からはサウンドインAstで、今年最後になるかもしれない「クインテット」の録音。音楽は宮川彬良氏。いつものメンバーで、いつものようにウクレレでリズムを刻み、無事終了。やっぱり生のセッションはイイね〜〜。一人多重録音は作り上げていく楽しさがあるが、せ〜のでの一発録りも同じように魅力的なのだ。


RICOH Caplio GX 100

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2007年06月12日

efuto

f8c43bb8.jpg6月11日

午後からOnAir麻布Astにてレコーディング。某番組のエンディングテーマということで、谷村新司さんのレコーディングだった。

本日はオール生と言っていいほどで、スタジオには久しぶりに多くのミュージシャンが一堂に会し、ほとんど修正なしでOKテイク。tassiはアコギと12弦で参加だ。懐かしいサウンドを聴くと、田舎に泊まりたくなるかもしれない。

先日東京の大手町にある逓信総合博物館(ていぱーく)まで、「efuto展覧会」を見に行ってきた。efuto、つまり封筒に画を描いちゃうわけだが、これはそのまま投函できることを初めて知った。相手の住所氏名さえ判別されれば、どんな画やデザインになっていようとOKなのだ。

展覧会では「きたむらさとし」「デビッド・マッキー」氏を始め、世界の絵本作家や画家、イラストレーター、漫画家、映画監督などの作品が多数展示されている。tassiがあれこれと説明するより、以下のサイトにアクセスしてもらった方が、よくわかるだろう。

efuto
http://www.foiltokyo.com/book/art/efuto.html

ていぱーく
http://www.teipark.jp/index.html


EPSON GT-X900


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2007年06月08日

またまたリュート

f1663ed4.jpg6月7日

先日の録り直しということで、またまたリュートの登場だ。午後8時から麻布十番のスタジオにて一人作業。テンポやタイミングなど、やり直しの理由はいろいろあったようだ。

本日はマイクセッティングが違っており、RCA77DXらしきリボンマイクも立っている。横にはNEUMANN U67かと思いきや、M269cとこれまたウズウズしそうなマイクが。アンビには前回同様B&Kがステレオで2本。そのせいか、奥行き感のあるサウンドで、グッドでした。

77のおかげか、前回よりも暖かいサウンドになっていてイイ感じ。前回の反省点をふまえ、tassiはよりいっそうタッチに気を使う。リュートは奥が深い。この楽器は生涯掛けて取り組まなければ、と感じた一日だった。


RICOH Caplio GX 100


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2007年06月06日

リュート

caafbc71.jpg6月5日

午後からタワーサイドAstにてレコーディング。本日は久しぶりにリュートの登場。音楽は浜口史郎氏。

リュートは繊細な楽器なので、アコギを弾くように普通にフィンガリングするとダメ。ちょっと強く弾くと、弦がフレットに触れて音がビビるので、タッチにはかなり気を遣う。そうはいってもつい強くなってしまったりと、完璧にコントーロールするのは難しい。リュート奏者にはきっと激情型の人は少ないと思うなあ。

また、基本的には爪を伸ばさず、指頭で弾くのが常である。しかし全て切ってしまうとアコギを弾くときに困るので、今日はギリギリまで短くそろえていった。そのほかにもチューニングが安定しないなど、気を遣うことの多い楽器がリュートなのだ。しかし思いの外イイ音が出せたときは、この上なくキモチがよい。


RICOH Caplio GX 100


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2007年06月05日

横浜中華街

aa6b0d76.jpg6月4日

横浜の中華街は日本一大きいと聞いたことがある。確かに大小様々な店が、ひしめき合っていている。しかしそれだけではなく、街の中には学校や寺院そして病院など、ただ生きていくだけでなく、暮らしていくのに必要な場所がちゃんとあるのがすばらしい。

中華街だからどこの店も美味しいかというと、どうやらそうでもないらしい。まあそりゃそうだろうが、いきなり行ってアタリの店に入れるかどうかは運次第だ。今日はどういうワケか運が良かった。


RICOH Caplio GX 100

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2007年06月04日

富士見橋

0dbf3ff1.jpg6月2日

今年の風邪は咳がひどかった。マイコプラズマ肺炎を疑い色々と検査した結果、シロだったので一安心だ。たぶん例年の花粉症によるアレルギーのせいだろう、と勝手に解釈している。風邪の季節と花粉症の時期が微妙にクロスしているので、その判断はいつも困る。

梅雨の季節が来る前に少しでも外出、ということでちょっと遠くまで足を伸ばす。といってもチャリで行ける距離だが。いつもは車で通らない道をあえて選び、走ってみると意外な発見がある。天気の良いときには遥か向こうに富士山が見えるはずなのだろうが、あいにくの天気のため本日はダメだった。


RICOH Caplio GX 100


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